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#オリジナル
弓月 翡翠4週間前思いついたものをそのまま書いただけです。夢から起きたと思ったらそれも夢やったとか意味わからんこと起きるし
学生やないのに学生してる記憶に無い変な夢か怖い夢ばっかみるし
そんなんばっかやと困るし嫌やわ
ちゃんと寝させて
一日中寝てるか
ゲームしてるか
掃除や洗い物か
創作活動してるけど
スマホやタブレット、パソコンの画面見ると気持ち悪くなるの
なんでやねん
できる時にせんといつ動けんくなるかわからんから
思いついたら即行動これほんま大事やで
学力無いし
体力無いし
身体はあちこちボロボロやしで
年中体調不良とかほんま困るわ
働きたいのに年中体調不良で働かれへんねん
家族に負担かけるのほんま嫌やわ
お風呂入りたいねんけど
お風呂に入るだけの体力が無いねん
ごはん食べたいけど
ごはん食べるだけの気力が無いねん
どうにかしたいのにどうすれば良いかわからん
このままやとアカンのはわかってる
理解力も落ちてて今の自分はちっちゃい頃の自分よりもアホになっとるのわかって辛い
どうすれば良いか誰か教えて
弓月 翡翠2ヶ月前2話分書きましたhttps://www.pixiv.net/novel/series/9554908高間晴3ヶ月前縁があってよく通話している方の書いたオリジナル百合シリーズの続きが読みたすぎて二次創作しました(ご本人了承済み)
百合は初めて書いたけどこれでええんか!?
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19419260
弓月 翡翠4ヶ月前私の理解力が低下していく日々の想いをぶつけました。https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19176569弓月 翡翠5ヶ月前~アイデアメモ~
・男子校舞台
・BL
・オメガバース
・僕は大嫌いなあいつが運命だなんて信じないからな!!
・問題児アルファ×優等生オメガ
頑張って!
sinzaka5ヶ月前オリジナルファンタジーバトル小説 大地の女神の恵み巡り 「大食戦記 狩人のルフィルは今日もお腹をすかせている」 その2一行目の行頭に空白を入れられない問題

 雪山を走る。
 傾斜角度はおよそ30度ほどの急斜面。それが土や岩でデコボコになり、更に白い雪が厚く降り積もって隠されている。常人ならば歩いて登るだけでケガをする環境だ。
 が、そんな山をルフィルは走ることができる。次に踏み出す地面の状態くらいはおおむね感じ取れるし、仮に予想外の何があったとしても、その強靭な足腰とバランス感覚で修正して次の一歩を踏み出せる。
 走り出してすぐ気づいたが、後ろに吊っている雪獅子が邪魔だ。もったいないので捨てるわけにもいかないので、紐を引いて引き寄せ、その身体を右手で脇に抱える。巨大な魔獣を引きずっても抱えても、ルフィルの足は鈍ることはない。
 加速しながら斜めに下りながら走り、耳を澄ます。先程の声はおそらく年下の女の子のものだった。しかし、一度だけ聞こえた後は途切れている。
 心音と呼吸音の判別に気を配るが、強く吹く風と雪の中ではなかなかうまくいかない。
 ルフィルは耳よりも、目に頼ることにする。
 目をこらしてだいたいの辺りをつけて、ルフィルは大きく地面を蹴った。
 山を下りながら、跳躍する。
 魔獣を抱えた女性のシルエットが吹雪の空を舞う。全身を吹雪混じりの風圧がなぜて冷やすが、彼女は顔色一つ変えずに目をこらした。
 山の中に見えた出っ張り、恐らくは雪に隠された岩が高速で近づいてくる。いや、自分が近づいている。ルフィルは真っ白な風景にも距離感を見失わず、着地のタイミングを測った。
 ルフィルのブーツの足先が岩に触れる。
 岩は揺るぎもせず、巨大な獣を持つルフィルを受け止めた。
 これならいけそうだ。
 勢いのままに、ルフィルは硬い岩を蹴って、さらに高く跳んだ。
 跳躍した岩から十メートルの高さまで上がり、周囲を見回す。強化した視覚が山の中の違和感を探した。先程は声を上げていた。だから、声の主はまだ雪に埋まりきってはいないはず。
 その予想は正しかった。
 落下するルフィルは、右方に雪に白く染められつつある黒い服と、橙の肌を見た。跳躍したルフィルの視界の中、それは通り過ぎていく。
 十秒以上の滞空の後、ルフィルは着地する。今度は足を霊気で覆い、ふわりと着地した。雪煙ひとつ上がらない静かな着地。
 すばやく踵を返し、先程見た人の姿へと走る。
 いた。
 ルフィルは走りよって抱えた雪獅子を落とし、すぐに屈んで雪を払い、その状態を見極める。
 やはり少女だった。見た目としては十代後半だろう。うつぶせになって目を閉じている。黒い髪で、身長は150センチほど。なかなかかわいい。妹にしたい。
 五体満足で出血はなし。疲労と寒さで倒れているらしかった。

「……?」

 寒さで倒れている。
 それも当然だ。彼女の服は布地が驚くほどに少ない。肩が出たインナーにマント、短めのスカート。まるで南国のような姿だった。
 まあルフィルも長袖でロングスカートとはいえ、この雪山では彼女と大差ない姿ではあるのだけど、彼女は特段に頑丈なので大丈夫なのだった。
 そして頭には頭頂がとんがった形の幅広帽子。この服装は魔術師の特徴……おそらくは戦闘系の術師だと予想できた。少ない布地でも魔力でガードができる服だ。ただ、それも攻撃された時に使うものであって、恒常的に続く寒さは防げないだろう。
 自分のように身体を霊気でガードできる闘士でもないのに、水の大陸が生える大地の果て、そしてその前にそびえる最後の山からほど近い山の中で……この姿で?
 なんとも不可思議な遭難者だった。
 とはいえそんな疑問も一瞬、やることは変わらない。すぐにルフィルは処置に入る。
 身体を仰向けにして、持ち上げる。

「起きて」
「…………」

 声をかけながら顔をかるく叩く。
 閉じた眉が動くが、開く気配はない。
 とりあえず身体を温めて意識を戻す必要がある、とルフィルは考えた。
 少女の身体を支えながら背負い袋を片手で下ろし、中に手をつっこむ。そして陶でできた灰色の小ビンを取り出す。赤い蓋をされていた。
 ビンの首を掴んだまま指で蓋をはじきとばして開ける。
 口元に近づけて飲ませようとして、ふと思い直す。
 これは自分用の気付け酒だ。何も考えずに熱辛子と爆炎酒と各種の強力な薬草を配合してある。そのまま飲ませるのは薬効が強すぎるかもしれない。

「んっ」

 迷わず自分で口をつける。半分ほど一息で飲むと、喉が強く焼けて数秒で身体が熱くなってきた。暑いから服を脱ぎたくなるほどだ。効果を確かめることもしていなかったけれど、飲ませなくてよかった。ショックで気絶してしまったかもしれない。
 少女の身体を持ち上げ、雪の上に放り捨てた雪獅子の上に横たえる。まだ仕留めたばかりなので、雪の上よりは体温が奪われないはず。
 そして、ルフィルは自由になった腕で、雪獅子の胸に空いた穴に手をつっこむ。
 中に触れる柔らかい感触。これだ。解術を発動し、血管と筋肉を切り離す。
 つっこんだ手を穴から戻し、ひきずりだしたのは……中心に大穴を開けた赤い臓器。雪獅子の心臓だ。
 魔獣の心臓は栄養と霊気に満ちた食材なのだ。
 とはいえ念のために……ルフィルは自分で軽くかぶりついてみる。口の周りを血で汚しながらもぐもぐと咀嚼。

「うん、おいしい」

 毒もない。
 そのまま心臓を気付け酒の小ビンの上に掲げ……強く握る。
 同時に解術を発動。握りしめた心臓が分解されつつ絞られ、肉と血が混合された液体となってビンに注がれる。
 半分に減っていた気付け酒が、赤くそまりながら元の量に。
 衰弱した人間にはとりあえず良い肉を食べさせる。狩人の応急処置の基本のひとつだ。
 残った心臓をもうひとかじりしてから雪獅子の中に戻し、解術で再び血を洗い落としたあと、少女の上体を支え起こして口元にビンを近づける。

「さあ、飲んで」
「…………」

 反応がない。
 仕方ないので、ビンを持ったまま指を少女の口につっこみ、顎を開けさせる。そして小瓶の口を。

「えいっ」
「…………!」

 胃の奥まで酒を注ぎ込まれた少女の反応は劇的だった。
 半分どころか一割ほど飲んだだけで目を大きく見開き、盛大にむせる。

「ごほっ、ごぼ、ごはげほっ!!」

 真っ赤な液体を撒き散らしながら咳をする姿は、まるで末期の死病に侵された姿にすら見えたが、実際はその逆、注ぎ込まれた酒と肉の薬効が少女の身体を賦活していた。
 しばらく咳をさせるままにしておいて、ルフィルは様子を見る。
 やがて少女は白黒させていた目を、ルフィルの側に向けた。震えながら口を開いた。

「あ、の……いま、毒を飲ませた……?」
「これは薬だから大丈夫。もっと飲んで」

 口に小ビンの口を近づける。少女はいやそうな顔をしたが、諦めたように口を開ける。ゆっくりと気付け酒と心臓のカクテルを、嚥下していく。
 さらに二割ほど飲むと、効果はすぐに出たようだった。少女の顔が生気を取り戻して、身体をみじろぎさせる。
 そこで少女が苦しそうな顔をしたので、ふたたび小瓶を口から離す。少女はかすれた声で感想を述べる。

「辛くて苦いだけだと思ってたんですけど生臭さもあるし、でもその中にうまみ? が……」
「いいお肉を使ってるからね」

 ルフィルがにっこりと笑う。透明で純真な笑顔。少女もつられたように、少しひきつった笑顔を浮かべる。
 彼女の身体は少しだけ回復した。とはいえこの効果は一時的なもの。気付け酒の薬効、そして雪獅子の心臓の霊気と栄養が、死にかけた彼女を永らえさせているにすぎない。暖かい場所に運んで、できればしっかりとプロに治療してもらう必要がある。ルフィルにできるのは応急処置だけだ。ビバークやキャンプを行って治療することもできなくはないが、それよりは山を走って降り医者の元に飛び込んだほうが早い。
 ルフィルは小ビンを雪の上に置く。本当は全部飲んでほしかったが、それは難しそうだった。彼女の弱った身体は、十分な霊気食を行える状態ではないようだから。

「いま、ふもとまで運んであげるから」

 ルフィルは少女の身体を持ち上げようとして……気づいた。
 襲撃の気配。

       つづく
弓月 翡翠6ヶ月前前に描いた『コタツとミカンとネコ』のイラストから連想した短いお話(これで完成)リビングのこたつにみかんと温かい煎茶をセットして、リモコンを持ってきたらOK。これでダラダラする準備はできた〜。このまままったりと見逃したアニメイッキに見るぞ〜。
みかんの皮むきむきするのって結構楽しいな〜!!皮繋げたままむくのって思ったよりむずいわ〜。コツとか無いんやろか。
ブルブルっ。うわ最悪、トイレ行きたくなってきたわ。こたつ出るの嫌やけどしゃーないな。アニメ見る前にトイレ、トイレ〜っと。
ジャー(水を流す音)
ふーっ、出すもん出してスッキリしたわ〜。てかリビングまでの廊下さっむ(ブルブル)、鳥肌立っとるやん。嫌やわ〜、はよリビング戻ってこたつ入ろ〜。こたつから出たら身体冷えて嫌やわ〜。ほんま寒いわ〜。
こたつ〜戻ってきたで~!!んっ?なんやこの膨らみは、ハッ!まさか!?泥棒か?
そろ~り、そろ~り
バッ!!
もぞもぞ
ニャー?(なに?)
ホッ、なんや、みいちゃん(ネコ)か安心したわ〜。びっくりさせんといて〜。てか俺がトイレ行ってる間に入ったんか〜?気持ちよさそうにしてんな。ちょっとだけどいて〜?な?俺も入りたいねんって!
ぷいっ、ニャー!!(ヤダ!!)
しゃーないな〜も~、隣入るで〜。あんま奥入ったらアカンで。さっ、アニメ見てのんびりしよか〜 ナデナデ
すりすり
ミャー(もっと撫でて)
ほんまかわいいな〜(デレデレ)
いっぱい撫でたるで〜♪
パクっんっみかんうまいわ〜♪
かわいい
縁糸屋6ヶ月前モブおじさんの命が散りますワンクッションいいね弓月 翡翠6ヶ月前今日見た不思議な夢の話私と父が買い物をして外に出ると、目の前に、無料で食べきれなかったものを自由に置いて行っていいし、持って行って食べても良いお店みたいなものがあった。そのお店には女子高生2人組がいたと思う。その女子高生達は飲食スペースで休憩しながら雑談しているようだった。私と父は買ったけれど食べきれないと思ったクロワッサンの入った袋をその店の棚に置き、中に入ってどんな物が置いてあるのか見て回ることにした。父が私が好きそうなパンや他の食べ物を見て「これいいんじゃないか?」とか「こんなのもあるぞ」と教えてくれたので、私はその中のチーズとウインナーの入ったパンを食べてみた。すると急に私の視点から第三者の視点になり私が食べている物がプラスチックの板を丸めた物だった。というのを見たところで夢から覚めた。この夢は何だったのだろう。弓月 翡翠6ヶ月前~アイデアメモ~
・女子校舞台
・地味系女子×イケメン女子
・文化祭デート
・イケメン女子が男装する(執事とか)
・イケメン女子をべた褒めする地味系女子
・照れて真っ赤になるイケメン女子
いいね
弓月 翡翠6ヶ月前~アイデアメモ~
・使い魔養成学校
・憧れの使い魔養成学校に入った主人公(ネコ、性別未定)の物語(詳細未定)
・他の動物を入れるかは未定
・魔法使いや妖精、人魚、人間、獣人等さまざまな種族がいる世界
unitu0367ヶ月前R18 子供同士でみせあいっこワンクッション行ける気がする!K1Vgq10ヶ月前自分が過去に書いた一次創作で解釈違い起こすんだけど、インターネットのみんなは起きないの!?起きない…!?わかる、わかるよ……ねむね10ヶ月前kakeneeは手軽で助かる…宣伝の言葉を考えなくてもあげて良い優しい雰囲気本当に助かる~…!https://ncode.syosetu.com/n5839hq/19/HTNS1年前致してませんが、誘ってます。少し深いキス要素🔞に近いです。ワンクッション頑張って!marina1年前最近はじめた一次ですが、書けました!!書き終わってからそれなりに経ったけどhttps://novelup.plus/story/500711502やったぜ!なごごち1年前神秘的な泉で出会ったお兄さんがガチめな悪霊になってしまい僕に執着して周囲の人を呪殺したりする話

という悪霊ホラーBL少し切ない話を構想中なのでここに走り書きしていく
あらすじ決めて一話書くところまで今月いきたいな
人生初のオリジナル長編なので出来より完結が重要
迫水先輩は、今日は食堂の角の席をとってくれていた。僕たちは週2回ほどこうしてランチを一緒に食べている。
 僕が食べるのはだいたい蕎麦かうどん、先輩は大盛りのカレーが好きなようで、今日も卓に並ぶのは同じメニューだ。

「部活はそろそろ決まった?」
「うーん……先輩と一緒がよかったんですけど、空手部には本当に全然行ってないんですか?」
「ああ。籍があるだけの幽霊だ」
龍澤澁彦1年前短くても少しずつ足していくテスト。今度は台風が過ぎてイメージしたことを。家の中にこもりきりだった体を起こそうと、久しぶりの晴れの日に近くを散歩してみた。
台風が明けて晴れ渡った空はすっかり秋の高さだ。見上げてマスク越しに深呼吸する。あの空の青が始まるところの空気を吸い込むように。
今あなたがいるところもこんな風に晴れてるだろうか。
応援してる!
adumsss1年前はじめてみたいのでテスト むかしにかいたやつワンクッションかわいい戌丸アット1年前書き直したけどテンポ遅いかもしれない。あと前の方が主人公の異質さがあったかもなぁ哲学的な事を考えた事はあるだろうか?
人類とは何か?のような科学的哲学とかでも良い。
誰でも一秒くらい疑問に思う事があるのではないだろうか。
少なくとも悩む、と言う経験は小さなものを入れてしまえば必ずある。
最たるものなら、神はいるのか?
これに尽きる。
兎に角、飽きない議題で陳腐とすら思える上に、話しかけてきた奴は詐欺師と思ってしまうかも。
ただそれでも。
有り触れていて、かつ答えがないのに追い求めてしまう魅力的な存在。
それが神様だ。
これは、そんな陳腐で魅力的な存在を求めた末の結果として書き留めようと思う。
有り得た可能性から出された一つの結果に過ぎないが終わりがあっただけマシな結果だ。
そう、だから手始めに、まず被害にあったのは髪からだった。

「いって!」

天使の髪のように輝きを纏った綺麗なオレンジ髪にハサミが添えられて耐えられなかった。
だから殴ってしまったのだが、残念な事に正義の味方になれなかった青年はベッドから転げ落ちて目が覚めた。
悪役も呆れるような結末で終わった夢に、ぶつけた頭を庇いながら起きた青年を伊勢武蔵(いせ むさし)と言う。

「なんだあれ」

それはそれは丁寧に論じられた説明など無視した脳みそで武蔵は朝食のパンに齧りついた。
苛立ちから獣さながらに齧ったところで武蔵の虚しさは消えない。
何故、夢くらいで悔しくなっているのかすら納得できないが覚えてないので仕方ない。
そんな辛気臭い武蔵に朝の挨拶をするように玄関の呼び鈴が鳴る。
土曜の朝から訪ねてくれる人なんて誰だろうか?

「はーい、どちら様ですかー」
「……ふむ」
「えっと……」
「本当に居たのですね、ムサシ」
「は?」

は?と呆気にとられる武蔵は悪いだろうか。
本当に居たのですね、と誰に話した訳でもなさそうな緑髪の風変わりな少女は初対面だった。
緑色の髪を持つ同級生なら目立つから覚えてない訳ないのになぁ、と武蔵は途方に暮れた。
コスプレするなら余所でして下さい、と言えば良いか?
誰かと間違えてませんか?と聞くべきか。
どれも正しいかもしれない。
けれど武蔵を見つめる少女の表情が、あまりにも武蔵にとっては心動くほどに安らいだ顔をしていた。

「とりあえず休みたいなら、そう言えば」
「えっ…!」

話しかけた武蔵自身も噛み合わない言葉を言ってしまって内心、焦る。
少女とはいえ見知らぬ相手だ。
突然、訪ねてきた相手に言うべき言葉ではないし、何より会話が成り立っていない。
だが、それでも武蔵には彼女がとても疲れているように見えた。
疲れているなら休めば良い。

「……言うは易し、ですよ」
「でも行動できないなら、せめて言葉にした方が違うと思うぜ」
「なら口は災いの元、と言います」
「は?なら何も出来ねぇよ。そもそも何の話だ?コレ」
「貴方の未来の話です」
「えー?意味分かんねぇ、そういう話なら帰ってくれ」

教会なら、この町にもあるからさ!と関わり合いになってはいけないのだと言う気持ちを隠す事もなく扉を閉めようとした。
しかし扉から嫌な音がした。
まるで大木が折れて倒れるかのような耳障りな音だ。

「失礼します」

そう言われた気がするが武蔵の気のせいかもしれない。
だが気が付くと"玄関に立っていた筈の少女の後ろに武蔵は居た"。
目の前の出来事にゾッとする。

「目標補足。貴方はどうしますか?」
「なんだよ!ゲームみたいな聞き方してくんな!」

ボロボロと壊れた泥団子のように家の扉が黒ずんで消えていくのを目にして、武蔵は途方に暮れた。
人生経験がなくとも分かる。
嫌な予感しかない。

「目標は、およそ1キロ先からの威嚇射撃でしたが何か心当たりは?」 
「ないない!アンタに用なんじゃない?つか玄関どうしよ、流石に武人さんキレっかなぁ」
「タケヒトサン?貴方もしか、っ!伏せて」
「ぎぇっ!?」

警告した口で息を小さく深呼吸をした緑の少女は何故かボールを下投げするように右腕を下から前へと振り上げた。
ビュッンと突風が駆け抜けたような重い音を奏でたとは思えない細腕を止めると、何やら前方へと向けられたものの正体はビニール傘だ。
まさに雨上がりの小学生のように振り回したらしい。

「あ、それ俺の傘」
「呑気ですね、ムサシ」

などと的外れな会話をした瞬間。
家の前にある民家は瓦礫となって、武蔵と少女に襲いかかってきた。
だが想定内だったのだろうか。
慌てる様子も無く、少女は優雅な仕草でビニール傘を振ると、どういう訳か崩落による瓦礫の雨をモーセの奇跡のように真っ二つにした。

「うわっ!風つよっ!」
「おや、埃が目に入りましたか?」
「いや、違うけど!どうなってんの、コレ!」
「説明は難しいですが……とりあえず貴方が夢じゃないのか、と騒がなくて何よりです」
「現実逃避してたら俺、死ぬだろ!」
「ええ、賢明かと。今のは挨拶代わりのようですが今の貴方の様子では回避は不可能なようでしたので私が処理しました」
頼む、続きが読みたい!