こそフォロ タイムライン フォローリスト ジャンル すべて 男性向け 女性向け その他一般
#オリジナル
弓月 翡翠3日前私の理解力が低下していく日々の想いをぶつけました。https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19176569昆虫の外骨格2週間前前に考えたブロマンスもので、本編とは関係ない番外編のようなものです
全然、完結には程遠いです(笑)
ちょいちょい続く予定です←
登り切ったところで、屋上から建物内に入る入り口は当然の如く施錠されていた。
「……しかも電子ロック式かよ…! 壊せる道具もないし、参ったな……」
 廃病院に電気なんか通っているわけがない、と無駄を承知でドア横の操作パネルを開いてみると、赤い光が点滅している。何やらわからないが部品が外れているところをみると、もしかしたらそれさえあればこの操作パネルは動かせるのではないか。そう思ったオリヴェールはイグナシオに機械の部品を探すよう伝えた。二人は屋上を手当たり次第に探し始める。
 ほどなくして、二人合わせて8個拾い集めた。操作パネルのところに使われているものと見比べ、それらしいものを適当にはめていく。
「……動きマセんねェ……」
「……まぁ、こういうのはテキトーにいじったりなんだりすれば動き出すっていうセオリーがな……」
 多分な、と言いながら部品の位置や向きを変えたりしてみると、赤い光の点滅は緑の光が常に付いている状態へと変化した。パネルにあるディスプレイが動き出し、6桁の数字を入れるよう促してくる。
「……6桁か……総当たりは無理だな。イギー、どこかに数字6つなかったか? きっとこの屋上から見える範囲の数字とか使ってくれてるとは思うんだよな」
「ハイ、6個デスね! ヒトが見える範囲デ……」
 イグナシオがきょろきょろと周囲を見渡しながら歩き出す。しかし足元に注意しておらず、何かに躓いたのか勢いよく転んでしまった。
「……イタタ……」
 割れたコンクリートの窪みに足を取られたらしい。呻きながら身体を起こすと、ちょうど置かれていたベンチの縁が目の高さになり、そこに数字が逆さまに書かれているのが目に入る。まさかとは思ったが、これに間違いなさそうだ。オリヴェールを呼び、その数字を指さす。
「……こんなところにメモするんか…まぁ、いいけど。座った状態でこんな感じで書いたとすれば……」
 オリヴェールはベンチに座り、一文字ずつ確認しながら手帳に書き写していく。
「……これでドアが開かなきゃ……俺達は帰っていいと思う」
 厄介事はゴメンだぜ、と呟きながら数字を入力すれば、彼の思いとは裏腹にドアはゆっくりと開いていく。オリヴェールはため息をつきながら開いたドアから病院内へと入っていく。そしてイグナシオが後に続き、しばらくしてドアは自動で閉まった。施錠音を聞き、オリヴェールは慌てて振り返りドアの元へ駆け寄る。横のパネルに先程の数字を入力してみたが、外側と内側ではパスワードが違うらしい。逃げ道として、開けた状態を確保しておくべきだったと後悔したがそれはすでに遅かった。
 非常階段を降り、5階の非常口はあっさりと開いたので、とりあえずここから調べていくことにした。病室のほとんどが施錠されていて入れない状態にある。たまに施錠されていない病室もあるが、変わったところは何もなかった。
「……一応、全部チェックしていくべきか……めんどくせぇなぁ……」
「シゴトです、シゴト! 大きいおカネ動きますデショ?」
 中途半端な調査では報酬が下がってしまうのではないかと、イグナシオなりに心配しているらしい。また、初めてこういった仕事に同行することができ、役に立てることがあるのではないかとはりきっている。
 意気揚々と先頭に立って歩いていたイグナシオが突然止まった。すぐ後ろを歩いていたオリヴェールは反応しきれず衝突してしまう。身長差もあり、イグナシオの後頭部に顎をしたたか打ち付けた。
「~~~!」
 いきなりどうした、の声も出ず視線だけ向けると、イグナシオは真剣な顔をして一つの病室を指し示す。
「……ココから、ヘンなにおいしマス……」
「!?」
「……開けタラ、きっともっとスゴイにおいしマスはずデス」
 オリヴェールは意を決してその病室の扉に手をかけた。力を入れると施錠されていないことがわかる。イグナシオは開けた瞬間、漂うであろう臭気に警戒していた。開けられた病室は鉄臭く、また何かが腐敗したような臭いも混ざっている。
(……これは、完全に死体があるな……)
 人間でないことを願うばかりだが、その可能性はきっと低いのだろう。予想通り、ベッドとベッドの間に血溜まりがあり、バラバラに切り刻まれた肉塊が転がっていた。そしてそれは、ところどころ人間の形状を残している。
「……な、なんだ……?」
 ぶつ切りされた人間が転がっているなど、誰が予想できたものか。重く鋭い刃物で、まるでギロチンのようなもので一刀両断されたような、異様な状態にオリヴェールは言葉を失う。後ろではイグナシオが完全に固まっていた。
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弓月 翡翠3週間前~アイデアメモ~
・男子校舞台
・BL
・オメガバース
・僕は大嫌いなあいつが運命だなんて信じないからな!!
・問題児アルファ×優等生オメガ
頑張って!
sinzaka1ヶ月前オリジナルファンタジーバトル小説 大地の女神の恵み巡り 「大食戦記 狩人のルフィルは今日もお腹をすかせている」 その2一行目の行頭に空白を入れられない問題

 雪山を走る。
 傾斜角度はおよそ30度ほどの急斜面。それが土や岩でデコボコになり、更に白い雪が厚く降り積もって隠されている。常人ならば歩いて登るだけでケガをする環境だ。
 が、そんな山をルフィルは走ることができる。次に踏み出す地面の状態くらいはおおむね感じ取れるし、仮に予想外の何があったとしても、その強靭な足腰とバランス感覚で修正して次の一歩を踏み出せる。
 走り出してすぐ気づいたが、後ろに吊っている雪獅子が邪魔だ。もったいないので捨てるわけにもいかないので、紐を引いて引き寄せ、その身体を右手で脇に抱える。巨大な魔獣を引きずっても抱えても、ルフィルの足は鈍ることはない。
 加速しながら斜めに下りながら走り、耳を澄ます。先程の声はおそらく年下の女の子のものだった。しかし、一度だけ聞こえた後は途切れている。
 心音と呼吸音の判別に気を配るが、強く吹く風と雪の中ではなかなかうまくいかない。
 ルフィルは耳よりも、目に頼ることにする。
 目をこらしてだいたいの辺りをつけて、ルフィルは大きく地面を蹴った。
 山を下りながら、跳躍する。
 魔獣を抱えた女性のシルエットが吹雪の空を舞う。全身を吹雪混じりの風圧がなぜて冷やすが、彼女は顔色一つ変えずに目をこらした。
 山の中に見えた出っ張り、恐らくは雪に隠された岩が高速で近づいてくる。いや、自分が近づいている。ルフィルは真っ白な風景にも距離感を見失わず、着地のタイミングを測った。
 ルフィルのブーツの足先が岩に触れる。
 岩は揺るぎもせず、巨大な獣を持つルフィルを受け止めた。
 これならいけそうだ。
 勢いのままに、ルフィルは硬い岩を蹴って、さらに高く跳んだ。
 跳躍した岩から十メートルの高さまで上がり、周囲を見回す。強化した視覚が山の中の違和感を探した。先程は声を上げていた。だから、声の主はまだ雪に埋まりきってはいないはず。
 その予想は正しかった。
 落下するルフィルは、右方に雪に白く染められつつある黒い服と、橙の肌を見た。跳躍したルフィルの視界の中、それは通り過ぎていく。
 十秒以上の滞空の後、ルフィルは着地する。今度は足を霊気で覆い、ふわりと着地した。雪煙ひとつ上がらない静かな着地。
 すばやく踵を返し、先程見た人の姿へと走る。
 いた。
 ルフィルは走りよって抱えた雪獅子を落とし、すぐに屈んで雪を払い、その状態を見極める。
 やはり少女だった。見た目としては十代後半だろう。うつぶせになって目を閉じている。黒い髪で、身長は150センチほど。なかなかかわいい。妹にしたい。
 五体満足で出血はなし。疲労と寒さで倒れているらしかった。

「……?」

 寒さで倒れている。
 それも当然だ。彼女の服は布地が驚くほどに少ない。肩が出たインナーにマント、短めのスカート。まるで南国のような姿だった。
 まあルフィルも長袖でロングスカートとはいえ、この雪山では彼女と大差ない姿ではあるのだけど、彼女は特段に頑丈なので大丈夫なのだった。
 そして頭には頭頂がとんがった形の幅広帽子。この服装は魔術師の特徴……おそらくは戦闘系の術師だと予想できた。少ない布地でも魔力でガードができる服だ。ただ、それも攻撃された時に使うものであって、恒常的に続く寒さは防げないだろう。
 自分のように身体を霊気でガードできる闘士でもないのに、水の大陸が生える大地の果て、そしてその前にそびえる最後の山からほど近い山の中で……この姿で?
 なんとも不可思議な遭難者だった。
 とはいえそんな疑問も一瞬、やることは変わらない。すぐにルフィルは処置に入る。
 身体を仰向けにして、持ち上げる。

「起きて」
「…………」

 声をかけながら顔をかるく叩く。
 閉じた眉が動くが、開く気配はない。
 とりあえず身体を温めて意識を戻す必要がある、とルフィルは考えた。
 少女の身体を支えながら背負い袋を片手で下ろし、中に手をつっこむ。そして陶でできた灰色の小ビンを取り出す。赤い蓋をされていた。
 ビンの首を掴んだまま指で蓋をはじきとばして開ける。
 口元に近づけて飲ませようとして、ふと思い直す。
 これは自分用の気付け酒だ。何も考えずに熱辛子と爆炎酒と各種の強力な薬草を配合してある。そのまま飲ませるのは薬効が強すぎるかもしれない。

「んっ」

 迷わず自分で口をつける。半分ほど一息で飲むと、喉が強く焼けて数秒で身体が熱くなってきた。暑いから服を脱ぎたくなるほどだ。効果を確かめることもしていなかったけれど、飲ませなくてよかった。ショックで気絶してしまったかもしれない。
 少女の身体を持ち上げ、雪の上に放り捨てた雪獅子の上に横たえる。まだ仕留めたばかりなので、雪の上よりは体温が奪われないはず。
 そして、ルフィルは自由になった腕で、雪獅子の胸に空いた穴に手をつっこむ。
 中に触れる柔らかい感触。これだ。解術を発動し、血管と筋肉を切り離す。
 つっこんだ手を穴から戻し、ひきずりだしたのは……中心に大穴を開けた赤い臓器。雪獅子の心臓だ。
 魔獣の心臓は栄養と霊気に満ちた食材なのだ。
 とはいえ念のために……ルフィルは自分で軽くかぶりついてみる。口の周りを血で汚しながらもぐもぐと咀嚼。

「うん、おいしい」

 毒もない。
 そのまま心臓を気付け酒の小ビンの上に掲げ……強く握る。
 同時に解術を発動。握りしめた心臓が分解されつつ絞られ、肉と血が混合された液体となってビンに注がれる。
 半分に減っていた気付け酒が、赤くそまりながら元の量に。
 衰弱した人間にはとりあえず良い肉を食べさせる。狩人の応急処置の基本のひとつだ。
 残った心臓をもうひとかじりしてから雪獅子の中に戻し、解術で再び血を洗い落としたあと、少女の上体を支え起こして口元にビンを近づける。

「さあ、飲んで」
「…………」

 反応がない。
 仕方ないので、ビンを持ったまま指を少女の口につっこみ、顎を開けさせる。そして小瓶の口を。

「えいっ」
「…………!」

 胃の奥まで酒を注ぎ込まれた少女の反応は劇的だった。
 半分どころか一割ほど飲んだだけで目を大きく見開き、盛大にむせる。

「ごほっ、ごぼ、ごはげほっ!!」

 真っ赤な液体を撒き散らしながら咳をする姿は、まるで末期の死病に侵された姿にすら見えたが、実際はその逆、注ぎ込まれた酒と肉の薬効が少女の身体を賦活していた。
 しばらく咳をさせるままにしておいて、ルフィルは様子を見る。
 やがて少女は白黒させていた目を、ルフィルの側に向けた。震えながら口を開いた。

「あ、の……いま、毒を飲ませた……?」
「これは薬だから大丈夫。もっと飲んで」

 口に小ビンの口を近づける。少女はいやそうな顔をしたが、諦めたように口を開ける。ゆっくりと気付け酒と心臓のカクテルを、嚥下していく。
 さらに二割ほど飲むと、効果はすぐに出たようだった。少女の顔が生気を取り戻して、身体をみじろぎさせる。
 そこで少女が苦しそうな顔をしたので、ふたたび小瓶を口から離す。少女はかすれた声で感想を述べる。

「辛くて苦いだけだと思ってたんですけど生臭さもあるし、でもその中にうまみ? が……」
「いいお肉を使ってるからね」

 ルフィルがにっこりと笑う。透明で純真な笑顔。少女もつられたように、少しひきつった笑顔を浮かべる。
 彼女の身体は少しだけ回復した。とはいえこの効果は一時的なもの。気付け酒の薬効、そして雪獅子の心臓の霊気と栄養が、死にかけた彼女を永らえさせているにすぎない。暖かい場所に運んで、できればしっかりとプロに治療してもらう必要がある。ルフィルにできるのは応急処置だけだ。ビバークやキャンプを行って治療することもできなくはないが、それよりは山を走って降り医者の元に飛び込んだほうが早い。
 ルフィルは小ビンを雪の上に置く。本当は全部飲んでほしかったが、それは難しそうだった。彼女の弱った身体は、十分な霊気食を行える状態ではないようだから。

「いま、ふもとまで運んであげるから」

 ルフィルは少女の身体を持ち上げようとして……気づいた。
 襲撃の気配。

       つづく
弓月 翡翠2ヶ月前前に描いた『コタツとミカンとネコ』のイラストから連想した短いお話(これで完成)リビングのこたつにみかんと温かい煎茶をセットして、リモコンを持ってきたらOK。これでダラダラする準備はできた〜。このまままったりと見逃したアニメイッキに見るぞ〜。
みかんの皮むきむきするのって結構楽しいな〜!!皮繋げたままむくのって思ったよりむずいわ〜。コツとか無いんやろか。
ブルブルっ。うわ最悪、トイレ行きたくなってきたわ。こたつ出るの嫌やけどしゃーないな。アニメ見る前にトイレ、トイレ〜っと。
ジャー(水を流す音)
ふーっ、出すもん出してスッキリしたわ〜。てかリビングまでの廊下さっむ(ブルブル)、鳥肌立っとるやん。嫌やわ〜、はよリビング戻ってこたつ入ろ〜。こたつから出たら身体冷えて嫌やわ〜。ほんま寒いわ〜。
こたつ〜戻ってきたで~!!んっ?なんやこの膨らみは、ハッ!まさか!?泥棒か?
そろ~り、そろ~り
バッ!!
もぞもぞ
ニャー?(なに?)
ホッ、なんや、みいちゃん(ネコ)か安心したわ〜。びっくりさせんといて〜。てか俺がトイレ行ってる間に入ったんか〜?気持ちよさそうにしてんな。ちょっとだけどいて〜?な?俺も入りたいねんって!
ぷいっ、ニャー!!(ヤダ!!)
しゃーないな〜も~、隣入るで〜。あんま奥入ったらアカンで。さっ、アニメ見てのんびりしよか〜 ナデナデ
すりすり
ミャー(もっと撫でて)
ほんまかわいいな〜(デレデレ)
いっぱい撫でたるで〜♪
パクっんっみかんうまいわ〜♪
かわいい
beacon2ヶ月前モブおじさんの命が散りますワンクッションいいね弓月 翡翠2ヶ月前今日見た不思議な夢の話私と父が買い物をして外に出ると、目の前に、無料で食べきれなかったものを自由に置いて行っていいし、持って行って食べても良いお店みたいなものがあった。そのお店には女子高生2人組がいたと思う。その女子高生達は飲食スペースで休憩しながら雑談しているようだった。私と父は買ったけれど食べきれないと思ったクロワッサンの入った袋をその店の棚に置き、中に入ってどんな物が置いてあるのか見て回ることにした。父が私が好きそうなパンや他の食べ物を見て「これいいんじゃないか?」とか「こんなのもあるぞ」と教えてくれたので、私はその中のチーズとウインナーの入ったパンを食べてみた。すると急に私の視点から第三者の視点になり私が食べている物がプラスチックの板を丸めた物だった。というのを見たところで夢から覚めた。この夢は何だったのだろう。弓月 翡翠2ヶ月前~アイデアメモ~
・女子校舞台
・地味系女子×イケメン女子
・文化祭デート
・イケメン女子が男装する(執事とか)
・イケメン女子をべた褒めする地味系女子
・照れて真っ赤になるイケメン女子
いいね
弓月 翡翠2ヶ月前~アイデアメモ~
・使い魔養成学校
・憧れの使い魔養成学校に入った主人公(ネコ、性別未定)の物語(詳細未定)
・他の動物を入れるかは未定
・魔法使いや妖精、人魚、人間、獣人等さまざまな種族がいる世界
unitu0363ヶ月前R18 子供同士でみせあいっこワンクッション行ける気がする!K1Vgq6ヶ月前自分が過去に書いた一次創作で解釈違い起こすんだけど、インターネットのみんなは起きないの!?起きない…!?わかる、わかるよ……ねむね6ヶ月前kakeneeは手軽で助かる…宣伝の言葉を考えなくてもあげて良い優しい雰囲気本当に助かる~…!https://ncode.syosetu.com/n5839hq/19/ひとなし9ヶ月前致してませんが、誘ってます。少し深いキス要素🔞に近いです。ワンクッション頑張って!marina11ヶ月前最近はじめた一次ですが、書けました!!書き終わってからそれなりに経ったけどhttps://novelup.plus/story/500711502やったぜ!なごごち12ヶ月前神秘的な泉で出会ったお兄さんがガチめな悪霊になってしまい僕に執着して周囲の人を呪殺したりする話

という悪霊ホラーBL少し切ない話を構想中なのでここに走り書きしていく
あらすじ決めて一話書くところまで今月いきたいな
人生初のオリジナル長編なので出来より完結が重要
迫水先輩は、今日は食堂の角の席をとってくれていた。僕たちは週2回ほどこうしてランチを一緒に食べている。
 僕が食べるのはだいたい蕎麦かうどん、先輩は大盛りのカレーが好きなようで、今日も卓に並ぶのは同じメニューだ。

「部活はそろそろ決まった?」
「うーん……先輩と一緒がよかったんですけど、空手部には本当に全然行ってないんですか?」
「ああ。籍があるだけの幽霊だ」
龍澤澁彦1年前短くても少しずつ足していくテスト。今度は台風が過ぎてイメージしたことを。家の中にこもりきりだった体を起こそうと、久しぶりの晴れの日に近くを散歩してみた。
台風が明けて晴れ渡った空はすっかり秋の高さだ。見上げてマスク越しに深呼吸する。あの空の青が始まるところの空気を吸い込むように。
今あなたがいるところもこんな風に晴れてるだろうか。
応援してる!
adumsss1年前はじめてみたいのでテスト むかしにかいたやつワンクッションかわいい戌丸アット1年前書き直したけどテンポ遅いかもしれない。あと前の方が主人公の異質さがあったかもなぁ哲学的な事を考えた事はあるだろうか?
人類とは何か?のような科学的哲学とかでも良い。
誰でも一秒くらい疑問に思う事があるのではないだろうか。
少なくとも悩む、と言う経験は小さなものを入れてしまえば必ずある。
最たるものなら、神はいるのか?
これに尽きる。
兎に角、飽きない議題で陳腐とすら思える上に、話しかけてきた奴は詐欺師と思ってしまうかも。
ただそれでも。
有り触れていて、かつ答えがないのに追い求めてしまう魅力的な存在。
それが神様だ。
これは、そんな陳腐で魅力的な存在を求めた末の結果として書き留めようと思う。
有り得た可能性から出された一つの結果に過ぎないが終わりがあっただけマシな結果だ。
そう、だから手始めに、まず被害にあったのは髪からだった。

「いって!」

天使の髪のように輝きを纏った綺麗なオレンジ髪にハサミが添えられて耐えられなかった。
だから殴ってしまったのだが、残念な事に正義の味方になれなかった青年はベッドから転げ落ちて目が覚めた。
悪役も呆れるような結末で終わった夢に、ぶつけた頭を庇いながら起きた青年を伊勢武蔵(いせ むさし)と言う。

「なんだあれ」

それはそれは丁寧に論じられた説明など無視した脳みそで武蔵は朝食のパンに齧りついた。
苛立ちから獣さながらに齧ったところで武蔵の虚しさは消えない。
何故、夢くらいで悔しくなっているのかすら納得できないが覚えてないので仕方ない。
そんな辛気臭い武蔵に朝の挨拶をするように玄関の呼び鈴が鳴る。
土曜の朝から訪ねてくれる人なんて誰だろうか?

「はーい、どちら様ですかー」
「……ふむ」
「えっと……」
「本当に居たのですね、ムサシ」
「は?」

は?と呆気にとられる武蔵は悪いだろうか。
本当に居たのですね、と誰に話した訳でもなさそうな緑髪の風変わりな少女は初対面だった。
緑色の髪を持つ同級生なら目立つから覚えてない訳ないのになぁ、と武蔵は途方に暮れた。
コスプレするなら余所でして下さい、と言えば良いか?
誰かと間違えてませんか?と聞くべきか。
どれも正しいかもしれない。
けれど武蔵を見つめる少女の表情が、あまりにも武蔵にとっては心動くほどに安らいだ顔をしていた。

「とりあえず休みたいなら、そう言えば」
「えっ…!」

話しかけた武蔵自身も噛み合わない言葉を言ってしまって内心、焦る。
少女とはいえ見知らぬ相手だ。
突然、訪ねてきた相手に言うべき言葉ではないし、何より会話が成り立っていない。
だが、それでも武蔵には彼女がとても疲れているように見えた。
疲れているなら休めば良い。

「……言うは易し、ですよ」
「でも行動できないなら、せめて言葉にした方が違うと思うぜ」
「なら口は災いの元、と言います」
「は?なら何も出来ねぇよ。そもそも何の話だ?コレ」
「貴方の未来の話です」
「えー?意味分かんねぇ、そういう話なら帰ってくれ」

教会なら、この町にもあるからさ!と関わり合いになってはいけないのだと言う気持ちを隠す事もなく扉を閉めようとした。
しかし扉から嫌な音がした。
まるで大木が折れて倒れるかのような耳障りな音だ。

「失礼します」

そう言われた気がするが武蔵の気のせいかもしれない。
だが気が付くと"玄関に立っていた筈の少女の後ろに武蔵は居た"。
目の前の出来事にゾッとする。

「目標補足。貴方はどうしますか?」
「なんだよ!ゲームみたいな聞き方してくんな!」

ボロボロと壊れた泥団子のように家の扉が黒ずんで消えていくのを目にして、武蔵は途方に暮れた。
人生経験がなくとも分かる。
嫌な予感しかない。

「目標は、およそ1キロ先からの威嚇射撃でしたが何か心当たりは?」 
「ないない!アンタに用なんじゃない?つか玄関どうしよ、流石に武人さんキレっかなぁ」
「タケヒトサン?貴方もしか、っ!伏せて」
「ぎぇっ!?」

警告した口で息を小さく深呼吸をした緑の少女は何故かボールを下投げするように右腕を下から前へと振り上げた。
ビュッンと突風が駆け抜けたような重い音を奏でたとは思えない細腕を止めると、何やら前方へと向けられたものの正体はビニール傘だ。
まさに雨上がりの小学生のように振り回したらしい。

「あ、それ俺の傘」
「呑気ですね、ムサシ」

などと的外れな会話をした瞬間。
家の前にある民家は瓦礫となって、武蔵と少女に襲いかかってきた。
だが想定内だったのだろうか。
慌てる様子も無く、少女は優雅な仕草でビニール傘を振ると、どういう訳か崩落による瓦礫の雨をモーセの奇跡のように真っ二つにした。

「うわっ!風つよっ!」
「おや、埃が目に入りましたか?」
「いや、違うけど!どうなってんの、コレ!」
「説明は難しいですが……とりあえず貴方が夢じゃないのか、と騒がなくて何よりです」
「現実逃避してたら俺、死ぬだろ!」
「ええ、賢明かと。今のは挨拶代わりのようですが今の貴方の様子では回避は不可能なようでしたので私が処理しました」
頼む、続きが読みたい!
やしお1年前本気で書き上がらず終いになってしまったので別の掌編置いときますね……めっちゃいい曲聴いてて閃きましたカーマンライン


 予め定められた時間通りに消えただけの街灯に戸惑って背後を振り返る。
 
 
 捌けない雨水に艶めく石畳をブラックのオックスフォードが蹴って、軽快なステップを披露する。二歩、三歩。最後の四歩目は半歩で止まった。
 差していた蝙蝠傘を跳ね上げた。広がっていたのは傘の布地と似て非なる一面開けた黒だ。雨は止みかけている。
 「やぁ」
 随分余裕そうだが、大幅に遅刻してくれた言い訳にはどんな冗談を持ち出してくれるだろう。

 「ただ今迎えに上がりました、ご主人様」
 「誰がだい?」
 「またまた」

 まだ霧雨のせいで湿った空気を晴れ晴れと掻き消しながら恭しく差し伸べられる左手はまるで真夜中の晴れ間を謳う招待状のよう。何に招かれるかなら生憎と知らない仲でもない。
 
 「お手をどうぞ」
 「ご心配なく」
 「ノリが悪いんじゃないか?」
 「どう乗れば正解なのかな」

 今空と僕は最早ゼロ距離になった、気がした。抱いた思い違いを裁くべき公明正大なる判事は残念ながら欠席していた。そのまま永久に葬られ、土の下で大人しくしていてくれると助かるのだけど。
 彼が不平不満にむくれていたと思えば、足元の空をまたしても波打たせて、徐に担いでいた大切な仕事道具を守る蓋の掛け金を跳ね上げた。雨は止んでいる。目配せに頷くと、空のケースは放物線を描いて投げ渡されていた。あんまり雑に扱わないで欲しいと何度言えば分かって貰えるのだろうか。中身だけ無事ならば良いと思って。

 ぼやくのもそこそこに、暗天をそこいら中に散りばめた星空のど真ん中で構えた弓が丁度雲間に現れた弦月に重なって、何処までも憎らしい程様になっていた。悔し紛れに吹かした指笛が開演の合図だ。

 「それじゃあ一曲」

 吸い込まれるような、張られた四弦を統べる姿に魅入られてしまえば後はもう、観客と主催者の境界線は意味をなくしてしまった。


 海抜百キロメートルの特等席を独占した暁に僕は、名演奏家へ惜しみない拍手喝采を浴びせたのだった。
やっちゃいましょう!
やしお1年前彫師×青年
書きかけのやつの冒頭です。
内容的には同性モノですが全体的には和風ホラー(?)な感じで
夢食う膚

 当夜は見目の良い男だった。
 間近で見ると滅多な世辞も憚られ、一寸微笑まれでもすれば老若男女を問わずして惚れ込まんかという、廓狂いの博徒連とは比べるべくもない美丈夫が彫物師甚三の元へ足を運んだのは錦秋の候であった。山を彩る楓に負けずとも劣らぬ鮮やかな衣を払って、心持ち頬が撓う様なぞかえって震えを催すほど健気であった。

 これ幸いと甚三は胸が小躍りし、常の倍は丁重にもてなそうと努めて振舞った。如何様な図柄を彫るにしろ生半には耐えられず腕っぷしが取り柄の無頼漢でも泣いて逃げ出すくらいであるから、踵を返されては堪らぬと湊と名乗る青年に念には念を押して言い含めたのである。
 いいかい、このまっさらな肌にこんな刺青をこのように入れるから、その間はぢっとしてなければならないよ。何お代は事が済んでからで構わん、ただ代わりと言っては何だがちとお前さんの身体を拝ませてはくれまいか。状態をよく見ておかなければならないからな。

 不躾は百も承知であるばかりか下心に任せた頼みであったのだが、果たして願いは成り、引き受けた湊が肩から小袖をうっそりと落として妖しく見返った。

 「あんまり見ないでくれな」

 惜しげもなく晒された眺めに甚三は感嘆した。ここに一針一針墨を入れ込み一生涯消えぬ轍を残すのである。想像するだに馨しい喜悦だ。舞い上がらずにどうしていられよう。今日この日彫るに当たっては十分な支度が整っていなかった。故に万全の用意をし、次に湊を迎える日取を相談しなければならないが、煩わしい手筈を飛ばしてでも素性を暴き立ててやりたいと甚三は固く拳を握り、人知れず邪な目論見を立てていた。
 それはいかにして男に取り入ろうか、あわよくば床を共にしてはくれまいかという下世話な望みから生まれていた。

 というのも、湊の商い、正体には薄々勘付いていたのである。一目で直覚したのだ。肉付きといい所作といいかなりの上玉に相違ないと一人頷くともなく顎を引いた。
 詰まるところ色を売る生業の身分なのであるから、そう易々とは靡くまいと思いつつ、儚いながら期待も捨て切れずにした首肯である。自分ばかり希っているのも癪であるから、ならばいっそ一世一代の大仕事をして、見事信頼を勝ち得るが早かろう。意気込む彫師をしてまたとない好機に、平静を装うのは酷に過ぎるというものであった。
 甚三はしげしげと無遠慮に素裸を堪能した礼を言って、元の通りに着物を整えてやった。

 「しかし一体何処で俺を知ったのだい」
 「随分と見事な墨を入れていた客がいたもんで、強請って教えさせたのさ。そうしたらこの辺りに大層腕の立つ彫師がいると言う。いても立ってもおれなんだ」
 
 成程やはり一筋縄にいくまいと甚三は口元を真一文字に引き結んだ。かつての力作がこうも憎たらしくまた妬ましく感ぜられるのはかつてなく、しかしどんな経緯があるにせよ湊を導いたは紛れもなくこの俺の腕前のお陰なのであるから、向っ腹をどうにかこうにか呑み込んだ。
 曰く湊は「悪い夢を食う」のだと風の噂を耳にした。甚三はこれを気障な売り言葉、湊なりの関札に相違ないと気付いた。持ち得ぬ者は何人も通さぬ難攻不落の楼である、浮世の悪夢を食うとは粋な男と露ほども疑わず、そればかりか二度顔の合った時なぞは既に素肌を拝んだ仲であるとの驕りさえ心底から信じていた。

 しかしこの男が中々の曲者であった。
やしおさんのやる気に変化が起きました!