こそフォロ タイムライン フォローリスト ジャンル すべて 男性向け 女性向け その他一般
#腐向け
amasiro_toppo2年前全部書く気なんてさらさら無い保土西 ほぼ会話文「おい保土ヶ谷」
「ん?」
「なんだか寒くないか(さりげなく近くに寄ろうとする)」
「じゃ暖房つけるか(ピッ)」
「……」
「なんか不機嫌じゃないか?えっどうした?」
「うるさい(ゲシッ)」
「痛っ!?」
TotheMoon2年前翻訳を依頼させて頂きました。斬新な体験となりましたゆえ、皆様にもこの気持ちをシェアしたと思います!
受けはふたなり君で、恋人は強気だが限りなく溺愛してくれている。深く愛して合う二人の時間はほとんど性行為で満たされる。
なんて設定はいかがでしょうか?
鈴口までがピンク色の蜜肉に剝き出す受けを目にしては、罪悪感を感じたはずの攻めのモノがまた破廉恥に硬くなっていく。受けが喉を潰すほどに泣き叫び、柔かな子宮頸も酷く腫れ膨らむが、彼は未だに緩める気はない。高ぶったペニスで底深く叩き込んで、熱く締め切るナカも竿先の形フィットさせいく。当然ながら、この熟成と調節のプロセスの中で、彼の箝制から抜け出そうと試みる受けもいた訳だが、結果は肉棒から完全に抜け出す前に首元を掴まれる——なにせよ、悪い子の美人受けちゃんには罰が取って置きだ。そして、彼が与える裁きはまさに、そのふっくらとしたクリとこぢんまりとしたペニスを絹糸で縛り付け、ベットの角に結ぶ。喘ぎも、縛られ故に揺らぎにも、切り裂かれるような痛みが伴っていく。幸いに、ふたなりとは犯されるほど快感を感じるものだ。腰元よりも下の淫らの姿を眺めては、彼は罪悪感と束縛を一切投げ捨て、欲望任せに胸いっぱい歪んだ感情をぶちまけた。

意識的なもののようで、魔が差したような攻めはどしどしと叩き込み、絶品な肉膣とメス尿道を突き切る。無理にもその狂猛なモノでパコり続けた結果、受けはひどく失禁し、潮を吹き出し、黄色ばんだ濁汁でベットいっぱい汚していく。しかし、彼は満足しなかった。華奢な柳腰を手に掴むついでに騎乗位に変えて、一気に膣底まで突き上げた。まるでその肉膣より外の腸内臓器を全て滅茶苦茶にして、ちんぽが抵抗なくピストンする道を作り上げるように強く犯す。

上に突いては下に触れ、深く叩けばまた浅く撫でる。陰茎を包む淫腸や宮口が降りてくると攻めが気づく度に、彼は腰を浮きあげて、生臭い赤色びいた淫肉を尿道口から引っ張り出す。その刺激を受けて、受けは狭き穴を精一杯締め付け、脆き二つの性器を守る他なかった。そして、絹糸に縛れる竿先から、みるみるうちに夢精らしき淫液が断続的に垂れ出し、小指半分のクリトリスも揺れる度に酷く震えて、彼に至上な満足感と満腹感を与えていく。股間の揺れ幅はだんだん激しくなり、ぶつける度に恋人の華奢な肉体を空中まで浮かばせては、またぐっと、小腕ほど太いちんぽを飲み込むまで落とさせる!時々、蜜穴の外側に揺れている攻めの柔かき淫肉にも特別なサービスを受けることになる。スカスカな陰毛も、射る寸前の玉袋も、いつも相手にちゃんと「嘗めて」もらう。見た誰しでも猥りがわしい淫語を吐くほど、受けのまんこはイヤらしく犯された。
sakurautai3年前次は、種入か徳入か鳳宍か迷うayumilky3年前君に触れられる事(SNKLZ/タイハナタイ、肉体関係前提)「タイジュ...揉んでいいか?」
「いい...ですよ。」
タイジュは自分の胸を俺に揉ませる事を許した。タイジュと互いに素肌でのスキンシップを通じた俺には、「それ」を許してもらっている。
俺はタイジュの後ろからタイジュの 胸をグレーのTシャツの上からわしわしと揉んだ。
「タイジュ、すげえ筋肉質なのにマイルドだな...あったけえ...」
俺はタイジュにくっつく事で彼の体温の暖かさを感じた。ハッピーだ。
「ハナビくんは自分の特別な相手ですから」
タイジュも俺の両手が触れた事で頬を赤く染め、優しく微笑んだ。
そう思う
ayumilky3年前無題(SNKLZ/タイハナ)独身寮の部屋の中、俺とタイジュはパンツ一枚で男2人で互いの身体を見せ合っていた。
タイジュは筋肉質で体が大きく、かなりムチムチしている。
「すげー筋肉だよな...俺はタイジュは力持ちだって事しか知らねーけど」
「自分、生まれつきの筋肉質ですから...」
俺は普通体型より細いがスタイルが良い方で、趣味でやっているエレキギターの影響で二の腕の筋肉も少し付いている。
「でも俺的にはプロポーションがなんか足りねえんだよな...俺も筋トししてもう少し筋肉付けて細マッチョ目指してみるか...」
「でも自分にハナビ君の手伝いになる事は何も出来ませんが...」
「ノープロブレム、『自分磨き』っつースだ。俺は俺のなりたい自分になってみせるぜ!」
俺はタイジュの前で自分の目標を誓った。
笹百合3年前久しぶりに書けた気がする〜〜〜!
公式で架空の舞台の新規絵が来たのでそれでさらさらっと!設定も何もまともに公開されてないのでめっちゃふんわりしてるけど、今しか書けなさそうだからいいよね…はい…。

ツキウタ。で推しカプの春海。シリアスからのなんかハッピーエンド。
支部にも投げた!「できた!」の使い方間違ってる気がしてならない。

書き上がると推敲も何もなく「できた!上げよ!」ってなってしまうの良くないけどやめられないな…。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16049690
おめでとう!
笹百合3年前とある曲を聞いて書こうとしたけど、視点が攻めの高校生時代→今(現代)の受け→今の攻め(予定だった)という、説明しないと訳わからん感じになるのと、続きを書く気力が出ないので供養。
曲発進で書き始めると大体収拾つかなくなる…なぜ……。

・かなりざっくりした説明

ジャンルは🌙ウタ。の春海。

二人とも同事務所、その内2つのアイドルグループのサブリーダーで参謀役。攻め25歳、受け27歳。
攻めは自グループリーダー(始)と学生時代からの仲。
攻めと受けは仲良くも切磋琢磨する2つのアイドルグループで似たような立ち位置あるけど、得意分野はほぼ真逆(攻めは頭脳、受けは体力)
だけど時々一緒に買い物に行ったり、お茶したり仲が良く、くだらない事も話したりやったりで盛り上がれる仲。
参謀役なので、二人ペアで「参謀ズ」と呼ばれている。




「弥生先輩、これに目を通しておいてもらえますか?」
「はいはい、その後は会長に渡しておけば?」
「お願いします!」
 後輩の役員は「助かります」とお礼を付け足すと、用があったのか足早に生徒会室を去っていった。
「うーん、これなら明日でも大丈夫かな」
 生徒会の副会長、というのも慣れたもので、気が付けば高校生最後の年になっていた。
 パラパラと書類に目を通した後、席を立つ。ドアを閉め、生徒会室に鍵を掛けたその時。
「お疲れ様? 生徒会副会長?」
「始」
 少し揶揄うような声色で声を掛けられる。まぁ、その呼び方がすでに揶揄ってるそれなわけだが。
「生徒会長に望まれていた始は俺に何かご用でも?」
「はは、悪かったからそう拗ねるな」
「拗ねてはいないけどね。俺には向いていると思うし。それで、何かあった?」
「単にもう帰る頃だろうと思ってなんとなく顔を出しただけだ」
「ああ、そういうことならお供しますよ?」
「根に持ってるみたいだな」
 冗談を交した後、廊下を歩く。始の少し後ろ。見慣れた光景で、俺の定位置のようなものだ。そして、この視線の先の人たちを見守るのが俺の役目、なんだと思う。けど、不意に湧く疑問。
「いつか、俺の隣を歩いてくれる人っているのかな」
 誰に対して言ったわけでもない。だが、その先にいるのは始なわけで。始は不思議そうな顔をして振り返った。
「お前がどういう意味で言ってるのか分からないが……お前が望んだ時に現れるんじゃないか?」
 分からない、なんて言いながら、俺が聞きたかった問いの意味を俺より理解している気がする。
 廊下の窓の向こうに空を仰ぎ見た。澄み切った青空が広がっている。涼やかな風が頬を撫でた。
「この空の下、どこかにいる……のかな」
 もしいるのだとしたら。
「いつか、会えるといいな」
 顔も名前も知らない、誰か。会って……何をするかはまだ何も思いつかないけれど、待ち遠しくて堪らなくなる。
 名前を呼んで、手を繋いで並んで歩けるその日を。

* * *

 初めて会った時は「眼鏡」と思ったなんて、言ったらまぁ怒られるんだろうが。
 初対面。ライバルグループにあたるSix Gravityの参謀。俺は相手にとってのライバルになるProcellarumの参謀、と握手を交した時になんとなく、仲良くなれそうと思った。
 それが気が付けば、一緒の時間を重ねる毎に想いまで積み重なって、想い合って。ひょんなことからアイドルをやってることからしてそうだが、何があるか分からないもんだとしみじみ思う。
 兄貴だとみんなは慕ってくれるのは裏腹に、春のことになるとやけに不安ばかりが募り、まぁ不甲斐ない。
「いつか、春とも……」
 ベッドの上、腕を額の上に被せ思索に耽る。
 なまじ別れを知ってしまっているから。今ある幸せはいつか失うんじゃないかと、そんな惨憺たる結末が過る。今までは誰と仲良くなっても考えたことなんてなかった。
 どんなものにも、いつか終わりは来る。
「分かってる」
 頭では。心はそれを拒否しているだけで。
「……春」
 愛しい人の名前を呼ぶ。
頼む、続きが読みたい!
bykyks253年前途中まで放置してる創作BL(多分えろになる)すけべするエド雄

※20代半ばくらいのエド雄
※同棲してる

 雄和が、幼少期に異国の地でエドヴァルドと出会ってから、もう何年も経った。学生時代に交際に至り、トラブルも少々ありつつ同棲までするようになった。
 同性で交際することについての『問題』や、エドヴァルドがこの国で暮らすのは大変なのではないかという懸念点は多々あれど、お互いアスリートとして活躍しながら穏やかに過ごしていた。
 それはいい。なんであれ、お互い好きな相手と穏やかに過ごせるというのは最高なことであるからだ。ただ、たまに、妙なことで小さなトラブルが起こったりするものである。


 ある日の夜。お互い食事も終え、シャワーも浴びた頃。リビングのソファに座ってスマートフォンで動画を視聴していた雄和の隣に、何も言わずエドヴァルドが腰を下ろし、碧の瞳でじっと雄和を見つめていた。

「ん? エド、どうした?」

 その視線に気づいた雄和は、一旦動画を止めてエドヴァルドの方に目を向け、そしてすぐさま察知した。ほんのり朱に染まっているような表情や、物欲しそうに眉をひそめた様子から、彼が何を言いたいのかを。
 今、自分は恋人である彼に求められている。それに気づいた雄和は、体の奥がきゅうとなる感覚を胸にしながら、スマートフォンの画面を落としてソファに置き、彼からの抱擁と口付けを享受した。ちゅ、ちゅと薄い唇が何度か触れ合って離れ、エドヴァルドがへにゃ、と微笑む。

「ユーワ、可愛い……」
「…………そりゃ、どーも」

 エドヴァルドに好意を向けられるのは嬉しいが、可愛いという言葉には少し異議を申し立てたくなる。雄和自身は非常に大柄で、見た目にも可愛さの欠けらも無い。だからその言葉を否定したくなったが、雄和は言葉の真意を一応理解している。外見がどうのという訳ではないのだ。そのため、軽く礼を言いエドヴァルドの背中に手を回し、甘ったるいキスに浸るように目を閉じた。

 少しして、ようやく唇を離しぼんやりと雄和本人を眺めたエドヴァルドは、ゆっくり息を整えて、赤い顔でぽつりと呟く。

「ユーワ……したいんだけど……今日、だめ、かな」

 潤んだような翠の瞳が雄和の方を向く。自分のことを求めている目、こんながっちりした男を抱きたいと思っているその様子が何とも愛おしくて胸の奥だけでなく胎の奥底もきゅんとなる。好きな相手に求められるのは悪くないし、体調も良い。だからこそ彼の要望を受け入れるつもりでいたが……ここでふと、あることを思い出し、微かな声が漏れた。

「――あ、」
「……ユーワ? なに、嫌だった? それならそれで……」
「いや、そうじゃなくて……オレも、したいし……」

 相手の反応に戸惑ったエドヴァルドが、僅かに体を離す。一方の雄和は慌ててそれを否定するが、行為に移す様子はなく目線を下げて思案する。行為を拒否するに値するこの要因を言っていいものか悩んでいたのだ。――いや、言わねばならないことはわかっているが、文句を言われるかもしれないことが、少し嫌だった。
 だが言わない訳にはいかない。意を決して、雄和は口を開く。

「えっと、エド、あのな」
「うん」
「セックスは、その、オレもしたい気持ちあるんやけど…………」
「……うん」
「……今日、オレ、昼間に10辛食ったんよな……」
「……へ」

 ぎこちなく発した雄和の言葉に、エドヴァルドは目を丸くする。そして、それを理解した後、彼は突然声を荒らげた。
 雄和が言う『10辛』というのは、全国チェーン展開をするカレー店で提供されているメニューのひとつである。一般的なカレーよりも非常に辛く、場合によっては身体に影響を及ぼす可能性もある。
 激辛料理が大好きな雄和は、頻繁に激辛料理も食す。しかし、前述の通り、激辛料理を食べた日は
それはつまり今回は行為ができないということであるため、

「えっ、えっ、また!?」
「……ごめん」
「いや、仕方ないんだけどさ、前も、そう、だったよね……?」
「……うん、すまん」
頑張って!
笹百合3年前お題の鼻歌でひとつ!お借りしました!

1つしか織り交ぜて書けないので全て入れて書ける人すごいな〜…と尊敬します…。1つ入れるだけでも難しい〜…上手く書けぬ。ぐぬぬ。

腐向けなのと自ジャンルのカプ(春海)そのままなのでご注意を。






 静寂に雨音が降る。その音に耳を傾けながら、二人並んでソファに深く腰掛ける。
 お互いにオフで天気予報も雨ならと、どこかに無理して出かけずに二人で静かに過ごそうなんて提案してみたけれど、思った以上にゆったりと過ごせていた。
 海とはそれなりに付き合いも長く、仕事の相談や遊びの作法、くだらないことまで気兼ねなく話せるけど、敢えて何も話さないというのは初めてかもしれない。なのに、それが全く苦にならないというのも不思議で、それが堪らなく心地良い。
 たまにお互いに視線を交して笑ったりするけど、その度に心が弾む。
 海と一緒にいるの、楽しいなと改めて噛み締めていると、隣から声が零れた。声、というより鼻歌がふわりと耳に届く。その歌はどこか聞き覚えがあって。
「あれ、俺の歌?」
「せーかい♪ 雨が降るとなんとなく口ずさみたくなるんだ、この歌。すげー好き」
 それは俺の歌、『アクア・リフレイン』。あまり他の人が歌っているところを聞く機会がないから、不思議な感覚がする。だが、それ以上に好きな人が俺の歌う歌を好きだと言ってくれて、鼻歌を口ずさんでくれるのは、こそばゆくて、胸が躍った。
 その鼻歌に合わせて俺も口ずさむ。雨音と合さり、なんだかオーケストラでも奏でているかのような気分だ。
『焦らずにハナウタ一つ』
 サビを終え、顔を見合わせた。
「鼻歌とはいえ、ご本人を前にハモるのは緊張するわー」
「えー、すごい伸び伸び歌ってたのに? 好きだよ、海の鼻歌。もっと聞きたいな」
 素直に喜びを口にすれば、海は照れ臭そうにはにかんだ。可愛くて頭がくらくらしそうになる、とか言ったら怒られそうだ。
「春さんってば褒め上手だな〜。でも、俺も春の鼻歌、聞きたい。俺も春の声、めっちゃ好きだ」
 不意打ちに思わず胸を抑えた。というより反撃な気がしないでもない。でも、海は思ったことを口にしただけで、反撃のつもりでも不意打ちつもりでもないのだろう。きょとんとした表情が恨めしいやら愛しいやら。
「海ってそういうとこあるよね……」
「なんか不名誉なこといわれてる気がするな?」
「そんなことございませんよ?」
「本当でございますか?」
 見つめ合って、同じタイミングで噴き出した。くだらないやりとりでも、海と重ねるとどれも愛しくて大事な時間だ。
「『安らげる声、穏やかな笑顔のずっと続く場所』……海の傍が、俺にとってそうかな」
 アクア・リフレインの出だしの歌詞。それをすくい上げて考えてみると、思い浮かぶのは海になる。
「あーなんか先越された気がする……! 俺も、春の傍がそうだぞ」
 ソファの上に置いた手を握り合う。温もりが絡まって、心地良い。
「俺の声、届いてるか?」
「雨の中でも、どんな時でも、届いているよ」
 愛しい人の声。どんな喧騒の中でもきっとその声は零さない。
ありがとう、これで今日も生きていける
やしお3年前[お題]サイダー・鼻歌・急所

一次です。二度目の参加ですがご容赦下さい。若干アングラ仕立てなのも注意。おまけ程度の腐。
悲鳴が書きたかったやつです。駄洒落ではないハズ
湿り気混じりの真夏が振り撒く、執拗な暑さには殆辟易させられる。しかし熱帯夜の寝静まった街頭に漂う陰気な、それでいて何処か爽やかにすら感じる清々しさは嫌いじゃない。知らず軽くなる足取りが通りに響き渡る。
 今夜の相手は誰だろうな。構やしないか、誰だろうと同じだ。
 知らない路地で調子っ外れの鼻歌がしている。何処の誰だか知らないが良いBGMには違いない。憂鬱な夜にはぴったりだ。
 道端に捨てられたサイダーの空瓶を見つけ、何の気無しに勢い良く蹴り飛ばす。少しでも問題を先延ばしにしたいが為の時間稼ぎみたように。あらぬ方向に転がった瓶は閉じ切られたシャッターにけたたましく打っつかって大人しくなった。からからからからからからから。甲高い主張に天啓を得た。
 閃いた、今日はこれにしよう。
 ブルーシートはあったろうか。


 「んん、ぅうんんんん‼︎」
 「へいきですよ。すぐおわりますから」

 無機質な部屋の中、拾った瓶の口を握って壁に叩き付けると辺り一面にペールブルーの海が広がった。破片の水面を踏み砕き、汚らしい嗚咽で顔を濡らす肉袋を宥め賺すも効果は薄いようだ。
 簡素な室内でがたがたと喚いて悪足掻きをされても困る。赤ん坊をあやしているのではないのだけれど、大抵目覚めたら皆一様に似た反応をする。何一つ後ろ暗い記憶を持っていないのならここへ辿り着いたりはしないのだから、諦めて貰う他ない。
 鋭利な先端をちらつかせると怯え切って震える口元で猿轡を噛み締めて首を横に振るばかりになってしまった。脳震盪になりそうな勢いだったが、瓶から凶器へ昇格した得物は中々どうして不敵に輝いている。目の高さまで持ち上げた切先を急所にあてがう。あともう一息、一思いに引ききってしまえばお終いだ。
 というところで。

 「あ、っうぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァッああぁぁぁぁァァッぁぁぁァァッァァッ——っ‼︎」

 「あ」

 パニックを起こした身体が一瞬で脱力した。どうやら失神したようだ。まだ五分しか経っていないのに。俺にとって大した値打ちもないなら手間を取らせないで欲しい。部屋で待つ彼の為にも。ああ、喉が渇いた。これは時間泥棒だ。取り出した端末を片手で操作する。

 『もう終わる?』
 「もうちょいかかる。待ってて」
 『分かった』
 「あーそうだ」
 『なに?』

 『買っておいて欲しいものがあったんだ。丁度飲みたくなって来て——』
ぷーさん3年前公式がパラレルワールドあるよ、と明言してる特殊な原作でKpopアイドルのスキンとかアキバ系アイドルのスキン出してくるから普通に現代モノ書いていいよね!
からの自分がタバコ好きなもんでこう言う話に関係ない喫煙シーンを無駄に書くから無駄に長くなる…解ってても消せない……くぅ!!
ゼオンが目を覚ますと見慣れない天井とやけに柔らかな手触りのいいシーツの感触が全身を包んでいる。ふんわりと漂う甘いフレグランスに混ざる嗅ぎ慣れないタバコのニオイが混ざって、急速に意識が浮上した。
「……俺にも、吸わせて」
 よたよたと体を起こして煙の漂う方に顔を向けると、柔らかな声でおいでと呼ばれた。
「いつもお前が吸ってる銘柄より重いが、構わないか?」
「んー……多分?つか何で吸ってるヤツ知っててるんだ」
「好きな人の事は何でも知りたいだろ?」
 渡されたソフトケースは見慣れない銘柄で、ゼオンはその短さも相まって不思議そうに見つめている。取り出したタバコに火をつけ一口目でゼオンは僅かに咳き込んだ。
「ほら、な?」
 柔らかく微笑んでゼオンの手からタバコを奪うとそのまま口をつける、ぽっと先端に点った弱々しい明かりを見つめながらずいぶんとゆっくり吸うものだと思った。
 吸い方次第で煙草の味はいかようにも変わるとは聞いたことがあったが、眉唾だと思っていたゼオンにとって立ち昇る煙の香りすら変わっていくのを感じた。
「……甘い、匂いだ」
「日本のタバコが好きな理由だ。このラム酒の香りが癖になる」
 普段から吸えればいい程度にしか思っていなかったゼオンにとって、それは未知の感覚ではある。あまり目にすることのない量の煙が立ち昇り天井のプロペラに絡め取られて霧散した。
 紫の下地に黒いコウモリのようなイラストには見覚えがなく日本製と言われても全くピンとこなかった。
 バラカいわく、地域限定の商品を気に入って買い付けているらしい。
「何が日本の文化を知りたい、だよ……俺より知ってるじゃん」
「この程度、知ってる内にも入らないだろう?」
 笑いながら灰皿にタバコを押し付けると、ゼオンを抱き寄せて頬や額に唇を落とした。
「ん……なんだよ、くすぐったい」
 耳たぶや首筋にも軽く唇を押し当てて音をたてると、ゼオンはくすぐったさの中に違う感覚が湧き上がるのを自覚する。不意にゼオンは触れられる事が気持ちいい、と感じていると気付いた。
 バラカの指が、唇が触れた所から熱を持って求めたくなる。もっと体の芯をその熱で満たしてほしい、と言いたくなるのを感じてゼオンは唇を噛んだ。
やしお3年前[お題]朝寝坊・ほだされる・舐め取る
息抜きに参加させていただきますー
一次勢なのでさらっと読んでくだされば幸いです
こういうシチュが三度の飯より美味しい
時計ばかりを気にする性分が抜けない。今か今かと目覚めを待ち焦がれる様は傍目からには餌を待つ犬と同じなのだろうか。甚だ遺憾ながら間違いとも言い切れないのだから、つくづく呆れ果てるしかない。
 それもこれも全て今日という日がいけない。カレンダーの印は休日。窓の外は恨めしくも曇りなく晴れ渡り、ベランダの下を覗き見ると賑やかな子供達の歓声が遠ざかっていく。こんな馬鹿な期待を持て余して隣をもう何度見ても重怠げに閉じ切られた瞳が開くことはない。カーテンの隙間に差し込んだ指を払って溜息をついた。
 このまま一日中部屋に篭り切りだっていいんだ。どうせ明日は雨だと聞いた。天気なんて気にしてない。空模様は関係ない。でも立ち込めるこの気分はなんだ。
 抜け出していた部屋に戻ってみると、決して大きくないベットの上に一人、起き抜けの姿があった。

 「寒いんだけど」

 起きたと見るや不機嫌に歪ませた顔と鉢合わせる。

 「なぁ」
 
 ほだされた方の負けだと分かっているのになんでこんなんで泣いてんだろう。

 「……馬鹿じゃないの」
 「な、っに」

 目尻を熱い舌に拭われて出ていたものも引っ込んだ。急に何てことをするんだこの男は。

 「起こせばいいのに」
 
 そんなこと出来たら苦労しない。出来ないからこんなことになっているんじゃないか。

 「待っ……おい、って」
 「うるさい」
 
 引き摺り込まれた腕の中で喚くと、更に力強く拘束されてしまい口答えるのもままならなくなってしまった。二度寝でもする気かこの年中引きこもり野郎。

 「……遅いんだよ」
 
 ぼそりと呟くと、黙らせるように唇を塞がれていた。
onikawakoinu3年前版権です。朝寝坊のお題で書かせていただきました。前世武将と忍びの現パロです。
気持ちが楽だとこんなに書けるのかと驚いています。
「起こしてくれと、言ったのに」
「それに関してはすまなかった! だが目覚まし時計にとどめを刺したのはお前だぞ!」
 それきり黙ってしまった狼を尻目にベッドから起き上がる。脱ぎ散らかされたままの昨日の情事の残滓は無視してとりあえず洗顔と歯磨きを済ませるために洗面所へ行く。
「来るな弦一郎。お前が来ると、狭い」
「いつの間に先に来た!? 前世の技は使えないと言ってたのは嘘か!? 早すぎだろう!?」
「明かせぬ」
「それは聞き飽きたからな!?」
 ぎゃいぎゃい騒ぎながら弦一郎の大きな体と狼の小さな体が押し合いへし合い洗面所を取り合っている。
「お前は電車じゃないだろう! 俺に譲れ!」
「昨日ガソリンを入れ忘れたから、スタンドを経由して行く。早く出たい」
「なら目覚ましにとどめを刺すな!」
「つい」
 結局先に身支度を整えたのは狼だった。弦一郎は波打つに任せた肩までの髪を整えるのに悪戦苦闘しながら、
「狼!」
 と呼んだ。振り返る狼の唇を掠めるように奪った弦一郎は、にっと笑って言った。
「お前、いい加減いちご味の歯磨き粉使うのやめたらどうだ」
 かっと赤くなる狼の顔を両手で掴むと、弦一郎はくわっと口を開けた。
「朝飯は、これでいい」
「俺を、食うな」
 昨日も今日もお楽しみでしたね!
xxxxheyxxxx3年前腐ってます。ついったのフォロワさんのツイートを元に書かせて頂いている、まだ出来てない七虎。現在校正中につき途中までアップ。
※このツールを使うのは初めてなのでテスト投稿もかねてます
書けました。ぽいぴくに投げてあります。応援してくださった方ありがとうございます✨
onikawakoinu3年前版権です。攻めに寄り添う受けのイメージです。ぼんやり。雪のかんばせ墨のひび
黒刀突き立て赤い澱
往く道帰らぬ
冬の山

ともに歩くは寒かろが
ともに眠るは温かろう

朝にも溶けぬ雪の日の
散り散り散った緋のまなこ
神鳴り返らぬ
冬の原

ともに歩くは寒かろが
ともに眠るは温かろう
onikawakoinu3年前版権です。人ならぬ者たちの呉越同舟。またはみちゆき。
すごく気持ちが楽でたくさん書いてしまってすみません。
淀んでいる。視界は淀みから明らかになったことがない。隣を歩く小柄な男の顔も歪んで見える。赤く赤く歪んで見える。
 死ねないのだ。死ねないのだから仕方がない。試したことはないがおそらく死ねはしないのだ。
 試しなら目の前の男が何度も行ったはずではなかったか。
 あなたの首は落ちても朽ちぬ。朽ちぬ代わりに温みはない。温みもなければ血も涙も。何も何も何もない。
 そう言う男こそ何もない。額の引き攣れた傷がある以外。角があった場所に滲む赤い血以外。
 男の角は折れて失せた。正しくは折って喰った。肉と血が通っていた。こりこりとした骨のような。鬼の角のくせに他愛のない。流れ続ける血が痛いと言う。痛いと言うから布で縛った。白くて赤くて黒い布。もう何色か分からない。
「白雪」
「それは俺の名ではない」
「白くて赤くて黒いのに」
「それならお前が似つかわしい」
 生きて生きて行き過ぎて。立ち枯れ草臥れ果てている。みちゆきのような道中も何が待つのか分からない。分からなくとも進むだけ。崖があるなら僥倖で。どうか下まで堕ちますように。堕ちたら砕けて死にますように。
 縫い合わされた首を撫でる。感覚もないが熱もない。虚で出来た首を撫でる。
「ああそうだお前は」
 白くて赤くて黒くて柔い。隣の男は鬼だった。花のように香る鬼。渦のように手折る鬼。
「修羅」
 名も忘れて久しい。為すべきことも分からない。屍のように生きるだけ。死ねないのだから仕方ない。
「いつ俺の首を喰らう」
「お前は不味い」
 何も何も何もない。
onikawakoinu3年前版権です。武将と忍び。まだ曖昧な関係。少し大人向けですがそういった場面はありません。
気持ちが楽すぎてたくさん書いてしまいます。ありがとうございます。そしてすみません。
弦一郎の瞳は青みを帯びている。何故なのかは判らない。ただその瞳は青鼠の落ち着いた色を湛えている。
「青眼というのは阿呆の目のことだ、狼」
 弦一郎はつまらなげに言うと眉をしかめた。
「何故そう思う」
「この葦名で歓迎の意など表してみろ。内府だけではない。この山深い何の価値もなかった土地を奪おうと狙う者たちは今や後を絶たん。そんなものに媚びへつらうのは、俺は御免だ」
 拗ねてでもいるようなその頬に狼は触れた。何故そうしたのか狼自身も分からないが、触れられた弦一郎も訝しげに狼を見る。
「美しい目だ。それでは、駄目か」
 伸び上がった狼の体を、弦一郎が抱え上げた。そのまま肩に担ぐと有無を言わさず歩き出す。
「滾った。責任を取れ」
「断る!」
「俺はお前の主の主だ。その不遜な物言いを許しているからとて、侮るな」
 黙るしかない狼は、せめてもと弦一郎の肩を力いっぱい握りしめた。
「閨でもそれくらい励め」
 くつくつと、弦一郎が笑う。眇められた瞳は青みを増し、有無を言わせぬ力があった。しかしそれを狼が見ることはなかった。
onikawakoinu3年前腐向け。版権です。少し大人向けだけどぬるいです。恋人が神妙な顔で汗だくになっているのを見ながら、狼はソファの上で身じろぎをした。
 落ち着かない。なぜ落ち着かないかなど分かりきっている。恋人に構われたいのに、当の恋人は食べすぎたから筋トレを増やす、と全くこっちを見ない。
「弦一郎」
「なん、だ、おお、かみ」
 腕立てのリズムに合わせて答える恋人をじとりと睨みつけると、狼は言った。
「俺と、運動すればいいのに」
 べしゃ。
 恋人は突然腕の力を抜くと、床に盛大にキスをした。意味を察したのだろう。察してもらわなければ困る。
「それも、俺にしろ」
 恋人の方を見ると耳が赤いのが分かった。うっかり自らの顔も熱くなるのを感じながら、狼は恋人に歩み寄る。
「加減できないかもしれない」
 恋人の声は欲情で掠れており、狼の体を奥から疼かせた。
「運動、しよう」
 恋人の手を取り、狼は寝室へと歩を進める。早くなかに来てほしい。口にはしなかったが、熱い手のひらに恋人が口づけを落とした。
「早くお前に入りたい」
 こんなことなら、毎日食べすぎてくれてもいい。
これ好き! 好きすぎる!