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フォローする onikawakoinu 何が正解か分からなくなってるけど書きたい
相変わらずいいねもRTも少ないんだけど、だからなんだ?と思えるようになりました。
ここで励まされたおかげもあるけど、ここで見知らぬ誰かを励ませたかもしれないっ……て気持ちも関係してるのかもしれない。
ありがとうございます。見知らぬ誰かさんたち。
きっとうまくいく!
思い切ってTwitterにもSSを上げてみようとしたけど怖くて出来ませんでした。
反応が分かりやすく数字で可視化されてしまうって、どれだけ私の心を縛って壊していたんだろうと思うとゾッとしてしまいました。
私は推しへの想いをSSという形で書かずにはいられない人間なので、出来れば楽しんで創作をしたいと思いました。
エライ!
版権です。朝寝坊のお題で書かせていただきました。前世武将と忍びの現パロです。
気持ちが楽だとこんなに書けるのかと驚いています。
「起こしてくれと、言ったのに」
「それに関してはすまなかった! だが目覚まし時計にとどめを刺したのはお前だぞ!」
 それきり黙ってしまった狼を尻目にベッドから起き上がる。脱ぎ散らかされたままの昨日の情事の残滓は無視してとりあえず洗顔と歯磨きを済ませるために洗面所へ行く。
「来るな弦一郎。お前が来ると、狭い」
「いつの間に先に来た!? 前世の技は使えないと言ってたのは嘘か!? 早すぎだろう!?」
「明かせぬ」
「それは聞き飽きたからな!?」
 ぎゃいぎゃい騒ぎながら弦一郎の大きな体と狼の小さな体が押し合いへし合い洗面所を取り合っている。
「お前は電車じゃないだろう! 俺に譲れ!」
「昨日ガソリンを入れ忘れたから、スタンドを経由して行く。早く出たい」
「なら目覚ましにとどめを刺すな!」
「つい」
 結局先に身支度を整えたのは狼だった。弦一郎は波打つに任せた肩までの髪を整えるのに悪戦苦闘しながら、
「狼!」
 と呼んだ。振り返る狼の唇を掠めるように奪った弦一郎は、にっと笑って言った。
「お前、いい加減いちご味の歯磨き粉使うのやめたらどうだ」
 かっと赤くなる狼の顔を両手で掴むと、弦一郎はくわっと口を開けた。
「朝飯は、これでいい」
「俺を、食うな」
 昨日も今日もお楽しみでしたね!
版権です。攻めに寄り添う受けのイメージです。ぼんやり。雪のかんばせ墨のひび
黒刀突き立て赤い澱
往く道帰らぬ
冬の山

ともに歩くは寒かろが
ともに眠るは温かろう

朝にも溶けぬ雪の日の
散り散り散った緋のまなこ
神鳴り返らぬ
冬の原

ともに歩くは寒かろが
ともに眠るは温かろう
版権です。人ならぬ者たちの呉越同舟。またはみちゆき。
すごく気持ちが楽でたくさん書いてしまってすみません。
淀んでいる。視界は淀みから明らかになったことがない。隣を歩く小柄な男の顔も歪んで見える。赤く赤く歪んで見える。
 死ねないのだ。死ねないのだから仕方がない。試したことはないがおそらく死ねはしないのだ。
 試しなら目の前の男が何度も行ったはずではなかったか。
 あなたの首は落ちても朽ちぬ。朽ちぬ代わりに温みはない。温みもなければ血も涙も。何も何も何もない。
 そう言う男こそ何もない。額の引き攣れた傷がある以外。角があった場所に滲む赤い血以外。
 男の角は折れて失せた。正しくは折って喰った。肉と血が通っていた。こりこりとした骨のような。鬼の角のくせに他愛のない。流れ続ける血が痛いと言う。痛いと言うから布で縛った。白くて赤くて黒い布。もう何色か分からない。
「白雪」
「それは俺の名ではない」
「白くて赤くて黒いのに」
「それならお前が似つかわしい」
 生きて生きて行き過ぎて。立ち枯れ草臥れ果てている。みちゆきのような道中も何が待つのか分からない。分からなくとも進むだけ。崖があるなら僥倖で。どうか下まで堕ちますように。堕ちたら砕けて死にますように。
 縫い合わされた首を撫でる。感覚もないが熱もない。虚で出来た首を撫でる。
「ああそうだお前は」
 白くて赤くて黒くて柔い。隣の男は鬼だった。花のように香る鬼。渦のように手折る鬼。
「修羅」
 名も忘れて久しい。為すべきことも分からない。屍のように生きるだけ。死ねないのだから仕方ない。
「いつ俺の首を喰らう」
「お前は不味い」
 何も何も何もない。
版権です。武将と忍び。まだ曖昧な関係。少し大人向けですがそういった場面はありません。
気持ちが楽すぎてたくさん書いてしまいます。ありがとうございます。そしてすみません。
弦一郎の瞳は青みを帯びている。何故なのかは判らない。ただその瞳は青鼠の落ち着いた色を湛えている。
「青眼というのは阿呆の目のことだ、狼」
 弦一郎はつまらなげに言うと眉をしかめた。
「何故そう思う」
「この葦名で歓迎の意など表してみろ。内府だけではない。この山深い何の価値もなかった土地を奪おうと狙う者たちは今や後を絶たん。そんなものに媚びへつらうのは、俺は御免だ」
 拗ねてでもいるようなその頬に狼は触れた。何故そうしたのか狼自身も分からないが、触れられた弦一郎も訝しげに狼を見る。
「美しい目だ。それでは、駄目か」
 伸び上がった狼の体を、弦一郎が抱え上げた。そのまま肩に担ぐと有無を言わさず歩き出す。
「滾った。責任を取れ」
「断る!」
「俺はお前の主の主だ。その不遜な物言いを許しているからとて、侮るな」
 黙るしかない狼は、せめてもと弦一郎の肩を力いっぱい握りしめた。
「閨でもそれくらい励め」
 くつくつと、弦一郎が笑う。眇められた瞳は青みを増し、有無を言わせぬ力があった。しかしそれを狼が見ることはなかった。
腐向け。版権です。少し大人向けだけどぬるいです。恋人が神妙な顔で汗だくになっているのを見ながら、狼はソファの上で身じろぎをした。
 落ち着かない。なぜ落ち着かないかなど分かりきっている。恋人に構われたいのに、当の恋人は食べすぎたから筋トレを増やす、と全くこっちを見ない。
「弦一郎」
「なん、だ、おお、かみ」
 腕立てのリズムに合わせて答える恋人をじとりと睨みつけると、狼は言った。
「俺と、運動すればいいのに」
 べしゃ。
 恋人は突然腕の力を抜くと、床に盛大にキスをした。意味を察したのだろう。察してもらわなければ困る。
「それも、俺にしろ」
 恋人の方を見ると耳が赤いのが分かった。うっかり自らの顔も熱くなるのを感じながら、狼は恋人に歩み寄る。
「加減できないかもしれない」
 恋人の声は欲情で掠れており、狼の体を奥から疼かせた。
「運動、しよう」
 恋人の手を取り、狼は寝室へと歩を進める。早くなかに来てほしい。口にはしなかったが、熱い手のひらに恋人が口づけを落とした。
「早くお前に入りたい」
 こんなことなら、毎日食べすぎてくれてもいい。
これ好き! 好きすぎる!
ひっそりここに作品を上げて気持ちを落ち着けるのはありなんてしょうか。
反応がほしいとかじゃなくてアップしたんだという自分への実績がほしいのです。
作品は書きたいけどTwitterに上げると反応が気になってしまって気持ちが下がってしまうので、書いたって達成感をここに上げることで味わうことはありなんだろうかとか思っちゃいます。
応援してる!
わたしなんかかいてもだれもよまないわかる、わかるよ……