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途中まで放置してる創作BL(多分えろになる)すけべするエド雄

※20代半ばくらいのエド雄
※同棲してる

 雄和が、幼少期に異国の地でエドヴァルドと出会ってから、もう何年も経った。学生時代に交際に至り、トラブルも少々ありつつ同棲までするようになった。
 同性で交際することについての『問題』や、エドヴァルドがこの国で暮らすのは大変なのではないかという懸念点は多々あれど、お互いアスリートとして活躍しながら穏やかに過ごしていた。
 それはいい。なんであれ、お互い好きな相手と穏やかに過ごせるというのは最高なことであるからだ。ただ、たまに、妙なことで小さなトラブルが起こったりするものである。


 ある日の夜。お互い食事も終え、シャワーも浴びた頃。リビングのソファに座ってスマートフォンで動画を視聴していた雄和の隣に、何も言わずエドヴァルドが腰を下ろし、碧の瞳でじっと雄和を見つめていた。

「ん? エド、どうした?」

 その視線に気づいた雄和は、一旦動画を止めてエドヴァルドの方に目を向け、そしてすぐさま察知した。ほんのり朱に染まっているような表情や、物欲しそうに眉をひそめた様子から、彼が何を言いたいのかを。
 今、自分は恋人である彼に求められている。それに気づいた雄和は、体の奥がきゅうとなる感覚を胸にしながら、スマートフォンの画面を落としてソファに置き、彼からの抱擁と口付けを享受した。ちゅ、ちゅと薄い唇が何度か触れ合って離れ、エドヴァルドがへにゃ、と微笑む。

「ユーワ、可愛い……」
「…………そりゃ、どーも」

 エドヴァルドに好意を向けられるのは嬉しいが、可愛いという言葉には少し異議を申し立てたくなる。雄和自身は非常に大柄で、見た目にも可愛さの欠けらも無い。だからその言葉を否定したくなったが、雄和は言葉の真意を一応理解している。外見がどうのという訳ではないのだ。そのため、軽く礼を言いエドヴァルドの背中に手を回し、甘ったるいキスに浸るように目を閉じた。

 少しして、ようやく唇を離しぼんやりと雄和本人を眺めたエドヴァルドは、ゆっくり息を整えて、赤い顔でぽつりと呟く。

「ユーワ……したいんだけど……今日、だめ、かな」

 潤んだような翠の瞳が雄和の方を向く。自分のことを求めている目、こんながっちりした男を抱きたいと思っているその様子が何とも愛おしくて胸の奥だけでなく胎の奥底もきゅんとなる。好きな相手に求められるのは悪くないし、体調も良い。だからこそ彼の要望を受け入れるつもりでいたが……ここでふと、あることを思い出し、微かな声が漏れた。

「――あ、」
「……ユーワ? なに、嫌だった? それならそれで……」
「いや、そうじゃなくて……オレも、したいし……」

 相手の反応に戸惑ったエドヴァルドが、僅かに体を離す。一方の雄和は慌ててそれを否定するが、行為に移す様子はなく目線を下げて思案する。行為を拒否するに値するこの要因を言っていいものか悩んでいたのだ。――いや、言わねばならないことはわかっているが、文句を言われるかもしれないことが、少し嫌だった。
 だが言わない訳にはいかない。意を決して、雄和は口を開く。

「えっと、エド、あのな」
「うん」
「セックスは、その、オレもしたい気持ちあるんやけど…………」
「……うん」
「……今日、オレ、昼間に10辛食ったんよな……」
「……へ」

 ぎこちなく発した雄和の言葉に、エドヴァルドは目を丸くする。そして、それを理解した後、彼は突然声を荒らげた。
 雄和が言う『10辛』というのは、全国チェーン展開をするカレー店で提供されているメニューのひとつである。一般的なカレーよりも非常に辛く、場合によっては身体に影響を及ぼす可能性もある。
 激辛料理が大好きな雄和は、頻繁に激辛料理も食す。しかし、前述の通り、激辛料理を食べた日は
それはつまり今回は行為ができないということであるため、

「えっ、えっ、また!?」
「……ごめん」
「いや、仕方ないんだけどさ、前も、そう、だったよね……?」
「……うん、すまん」
頑張って!