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#一次創作
sakubiscuit7日前R-18 書きかけ ♡喘ぎワンクッション頑張って!シカでした1ヶ月前供養( ✋˘ ˘👌 )一色靖の髪の色はころころ変わる。ある時はピンクだったり、緑だったり、虹色だったり。今回は薄い紫を基調に白のメッシュというカラーリングだ。
「靖の髪の毛よく死なないなぁ」
「ヘアカラーはオシャレの基本ですよ、トナカイくん」
 靖と呼ばれた派手な髪の男は、話しかけてきたトナカイくんこと馴鹿彰に茶目っ気たっぷりに答える。
「俳優なんて目立ってなんぼの商売なんだから。まず髪で印象付けないと」
 髪と同じく派手な色の瞳はワインレッドのカラーコンタクトだ。それは色白の肌によく映えて、確かに印象的ですらある。
 しかし、髪色も勝手に変えるのでリーダーである玄田俊に、その度にお叱りを受けているのだ。
「またリーダーに怒られるよ」
「稽古が始まる前には戻しますよ」
 彰の小言など耳を貸さず、靖はスマホを取り出し自撮りを始めた。髪色を変えたことをSNSに投稿するのだろう。
 彰と靖は同じ高校の先輩と後輩という間柄だ。学生時代から靖は自由奔放で、ピアスは耳だけでなく鼻や唇、へそにまで付けていた。髪も入学当初は黒だったが1週間後にはピンク色になっていた。髪色を変える度、ピアスが増える度に生徒指導室に連行されていたが、授業だけはしっかり聞いていたので成績は学年上位を常にキープしていた。
 とにかく目立っていた靖の噂は、学年を超え当時三年生の彰の耳にまで入ってきた。
aym1ヶ月前昔の書きかけ供養です「おかえりなさい、ご主人さま!」
「……は、」
大学から帰宅した俺は、玄関を開けるなり思考が停止した。
目の前にいるのは、小柄な一人の少年。青みがかった黒髪に、深い藍色の大きな瞳。すべすべとした白い肌。それを覆う灰色のシンプルな浴衣。年齢は10歳くらいだろうか。その容姿も、声も、まだまだあどけない。
その見知らぬ少年が、なぜか俺の家の中にいて、「ご主人様」などと言ってきている。
「いやまてどういう状況なんだこれ」
混乱した頭のまま、思ったことをそのまま口に出す。
「ご主人さま?どうしたの?」
そんな俺の動揺を知ってか知らずか、目の前の少年はこてんと首をかしげると再び話しかけてきた。
「……」
バタン。
開けたばかりの玄関の扉を閉め、大きく深呼吸。
つい今しがた目にした光景は、一体何だったのか。
昨日レポートに追われて徹夜していたから、まだ寝惚けてるのか?幻でもみてるのか??
それにしてはやけにはっきりとしていたし、声もよく聴こえた……まさか、知らぬまに誘拐してきてしまったのか!?いやそんなばかなことはない。絶対にない。ということは、もしかして空き巣?誰かから脅されてやらされてるとか?いや、だったら家主が帰ってきて自ら出迎えるような真似はしないだろう。というか「ご主人様」って言っていたよなあの子。俺に対して「ご主人様」?あれはどういう意味なんだ。少年の使用人なんぞを雇った覚えももちろんない。そもそもここは狭くて安いただのアパートだ。そして俺は今年の春からずっと一人暮らしをしている。あの少年と出会った記憶は一ミリもない。彼が誰かと間違えているのか?それにしても「ご主人様」って……現代日本でその呼称を使っている幼い少年なんて、犯罪臭しかしないのだが。
ぐるぐると巡る思考を落ち着けようと、もう一度深く深呼吸する。
軽く自分の頬をペチペチと叩いて意識をはっきりさせると、ぎゅっと一度強く目を閉じて、再び目の前の扉を見つめた。
――いや、やっぱりさっき見たものは全て幻だったんだ。きっとそうだ。……そう思わないと、色々こわい。
ゆっくりと手をのばすと、微かに震える指でドアノブを掴む。
――大丈夫大丈夫。このドアをもう一度開けたら、きっといつも通りの我が家に――
「あっ、ご主人さま!さっきなんで急に閉めちゃったの!?ひどいじゃん!」
そこにいたのは、数十秒前と何も変わらない少年の姿。……いや、頬を膨らませて不満げにこちらを見上げる様は、先ほどとは異なっているが。
両腕を組んで仁王立ちし、ぷんぷん!という擬音が聞こえてきそうな様子の少年。
「……」
黙って再び扉を閉めようとする俺。
「まってまってまって!お願い、ぼくの話を聞いて、ご主人さま……!」
少年は慌てたようにこちらに駆け寄ってくると、しがみつくようにして俺の腕を掴んだ。
必死な口調と潤んだ瞳で懇願され、思わず動きが止まる。
「ねえ、おねがい、ごしゅじんさまぁ……っ!」
俺は、もう何も考えないことにした。
aymさんのやる気に変化が起きました!
K1Vgq2ヶ月前自分が過去に書いた一次創作で解釈違い起こすんだけど、インターネットのみんなは起きないの!?起きない…!?わかる、わかるよ……しののめ3ヶ月前一次創作、R18、無理矢理の描写がありますワンクッション頼む、続きが読みたい!おにく3ヶ月前長編を好き勝手ノリで書いてたら風呂敷宇宙になっちゃった〜!わはは
どうしようね
わかる、わかるよ……
もちのかど4ヶ月前ここで吐いてたらかけたので、
みなさんありがとうございます
全然話は完結してないけど一区切りできました
https://note.com/huruyaki_ssk/n/nba37f548d3b0おめでとう!
もちのかど5ヶ月前まじでタイトルとかシリーズ名が付けられない。。困った。
なんと言うかラベル付したほうが紹介しやすいのに。。。
悩むよね
かりん5ヶ月前前回投稿したやつの続きです。

ここに載せると尻叩きになるからいいよねー
_:(´ཀ`」∠):_
「誰か出てきます!!」

家の方を伺っていた兵士の言葉に、左目に眼帯をつけた男が顔を上げる。
外に出てきたのは、男二人、女二人の四人。
各々に武器を持っている。
眼帯をつけた男は目を細めると、地面に刺してあった武器を持ちゆっくり立ち上がり、前線へ歩き出した。

「・・・やっと出てきたか。」
「時間制限なんて無かったですからね、お待たせしてしまったのなら申し訳ございません。」
「いや、構わん。」

清切の言葉に、眼帯の男は首を振った。
そして、並んでいる兵士達の前に立つと、武器を再び地面に突き刺した。

「俺は、燕天峰(エンテンポウ)。お前達が『四聖獣(シセイジュウ)』と呼ばれる者達か?」
「ええ、そうです。私は青龍(セイリュウ)と申します。でも、よく知ってらっしゃいますね?もう、300年以上も昔の話なのに。」
「ふん。物好きな男がいるからな。」

清切…もとい青龍と自己紹介をした眼帯の男・燕天峰は、腕を組んだ。
そして、青龍の隣にいる男と、その後ろに立つ女二人を順番に見つめた。
そんな燕天峰に、青龍は微笑みながら話しかける。

「それは、高衢という男ですか?」
「・・・答える義務はないな・・・。それより、『翼人』はどこだ?」
「こちらも、貴方に答える義務はありません。」
「・・・そうか。なら、答えて貰うまでよ!!」

燕天峰がそう言い放つと、彼の後ろに控えていた兵士達が大きな声で叫んだ。
それと同時に、前列に居た兵士が走り出してきた。
燕天峰が武器を手に取った途端、青龍の後ろに控えていた芽衣が青龍の前に出てきた。

「・・・覚悟っ!!」

そう言うと、弓を向かってきた兵士達に向けた。
その姿を見た兵士達は、慌ててその場に立ち止まる。
彼等の行動を見た芽衣は、兵士達に向けていた弓を空へ向け、その空に向けて矢を放った。
芽衣の行動を見ていた兵士達はニヤリと笑った。

「馬鹿か?空に向けたって意味がねぇだろ!」

一人の兵士がそう呟いた途端、止まっていた兵士達が再び4人に向かってきた。
そんな芽衣の行動に、燕天峰は首を傾げたが、何かに気付き慌てて兵士達を止める為叫んだ。

「戻れっ!!」
「・・・え?」

燕天峰が叫んだのと同時に、空から無数の矢が青龍達の方へ向かってきていた兵士達に降り注いだ。

「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「くっ・・・!!」

矢が当たる瞬間に避けた燕天峰に怪我は無かったが、逃げ遅れた兵士は矢の餌食になってしまった。
その様子を、燕天峰は舌打ちした。

「矢一つを空に放っただけで、コレだけの矢が降ってくるとはな・・・。」
「申し訳ありません。しかし、こうでもしなと貴方達は止まっていただけませんから。」

芽衣はそう言うと、夏侯惇に頭を下げた。

「お前は…玄武(ゲンブ)だな?」
「ええ、そうです。」
「玄武は人を殺さぬと聞いたが?」

燕天峰の言葉に、弓を背にしまう玄武は首を縦に振った。

「確かに殺していませんよ?彼等には強い麻痺矢を受けていただきました。」
「なるほど…。」

その時、青龍達の後ろで扉が開く音がした。

「・・・春燕?」
「璃茉っ!!」

声をかけられた春燕は慌てて振り向くと、そこには主である璃茉が立っていた。
璃茉は、キョロキョロと周りを見渡す。
そして、燕天峰の姿を見つけると慌てて春燕の元に走りしがみついた。

「・・・ほぅ・・・。お前が『翼人』か。」
「なっ・・・。」

燕天峰の口から『翼人』の文字が出てきて、璃茉は目を見開いた。
『翼人』という言葉は、この世に生きる人には知られてない、むしろ、物語の人物としか捉えられていないと母親である春蘭に教え込まれていた。
なのに、目の前にいる男は普通に『翼人』と言い放った。
璃茉は顔を青ざめる。

「どうやら、お前が『翼人』のようだな。」
「ちっ・・・違いますっ!!」
「ふん。そんな顔を青くして否定しても無駄だ。」

燕天峰はそう言うと、武器を構える。
その姿を見て、青龍と皓月も構えた。

「『翼人』は俺達が連れて行く。邪魔をするな。」
「それは無理なお話ですね。大切な我が主を渡す訳にはいきません。」
「そうそう。俺達の主にもちゃんとした生活はあるからね。」
「そうか。なら、仕方がない。・・・力ずくでも連れて行く!!!」

燕天峰はそう言うと、青龍と皓月に襲い掛かってきた。
青龍も皓月も、璃茉に被害が無い様にその場から離れ燕天峰を迎え撃った。

「璃茉!今のうちに逃げましょう!」
「だけど、清切達がっ!!」
「彼等は大丈夫です。さぁ、行きましょう!!」

春燕と芽衣に連れられ、璃茉は森の奥へ走って逃げた。
しかし、森へ入る瞬間、何処からともなく矢が飛んできた。

「きゃっ!!」
「璃茉様っ!!」

飛んできた無数の矢は春燕達と璃茉の間に刺さり、彼女達の間に隙間ができた。
それと同時に、誰かが璃茉の首に腕を巻きつけてきた。

「きゃあぁぁぁぁっ!!」
「よしっ!!確保っと。」
「璃茉様っ!!!」

捕らえられた璃茉を助けようと、芽衣が矢を放とうと構えた途端。

「おっと、動くなよ?動けばこのお嬢ちゃんの命はないぜ?」
「くっ・・・・!!」

璃茉を捕らえた男は彼女の喉に小刀を当て、芽衣に言い放つ。
芽衣はどうする事も出来ず、そのまま弓を下ろした。
その行動を見た男は、笑って頷いた。

「うんうん。それでいいぜ?・・・峰兄ー、捕らえたぜー?」
「よくやった、燕天豪(エンテンゴウ)。」
「「璃茉(様)っ!?」」

燕天豪と呼ばれた男は、璃茉を捕まえたまま燕天峰の元へ歩き出す。
璃茉はその間必死にもがき逃げ出そうとするが、全く歯が立たない。
その姿に、燕天豪は苦笑いを浮かべた。

「さて、四聖獣。」

夏侯淵が隣に立つと、夏侯惇が自分の目の前にいる二人と遠くに居る二人に話しかける。

「璃茉は捕まえたが、お前たちも欲しいと高衢は言っている。」
「うるさいっ!!誰がお前たちなんかにっ!!」
「懸命な抵抗だが、ここで璃茉を殺してもいいんだぞ?」
「な・・・・っ!!」

いきり立つ皓月に、燕天峰は燕天豪から小刀を受け取り璃茉の首筋に当てる。
その姿を見た四聖獣は、顔を青ざめた。

「・・・だめっ!!」
「・・璃茉?」
「あたしなんかの為に、無理な事はしないでっ!!」
「だけどっ・・・!!」
「なら、あたしココで死ぬっ!!」

璃茉はそう言うと、いきなり暴れだして燕天豪の腕からすり抜けた。
そして、燕天峰が持っていた小刀に飛びつこうとしたが、すぐさま燕天峰に捕まった。

「勇ましい姫だな。」
「離してっ!!」
「ここで殺してしまっては、高衢に俺が殺される。」

燕天峰はそう言うと、拳で璃茉のみぞおちを殴った。

「うぐっ・・・・!!」
「璃茉様っ!!!」
「安心しろ、眠らせただけだ。このまま死なれては困るからな。」

燕天峰は近くにいた兵に璃茉を預けると、縛って馬車に乗せろと命令した。
璃茉を受け取った兵は、そのまま馬車の方へ走っていった。

「璃茉ーーーーーっ!!」

慌てて皓月が追いかけようとしたが、その前に燕天峰が現れた。

「・・・燕天峰っ!!」
「お前たちも来い。・・・璃茉を殺されたくなければな。」
「くっ・・・!!」

それでも燕天峰に襲い掛かろうとする皓月を、青龍が止めた。

「白虎!!今、燕天峰を襲えば璃茉様の命がっ!!」
「だけどっ!!」
「今は・・・今は我慢しよう・・・。そして、璃茉様をお救いするんだ!!」

青龍の言葉に、白虎は持っていた大剣を落としその場にしゃがみこんだ。
青龍の傍に、遠くにいた春燕と芽衣もやってくる。
彼女らに頷くと、青龍は燕天峰を見た。

「璃茉様を大切にしてくれるなら、我等は貴方がたについて行きます。」
「・・・分かった。」

燕天峰は青龍の言葉に頷くと、再び近くにいた兵に彼等を捕らえろと命令をする。
青龍達は近寄ってきた兵士達に縄で縛られ連れていかれた。
そんな姿を、燕天峰は黙って見つめていた。

「峰兄・・・。」
「なんだ?」
「本当に良かったのか?殿の命令だけどさ・・・。」
「仕方がない。高衢の・・・君主の命令だからな・・・。」

燕天峰は小さくため息を付くと、自分の馬の元へ歩き出した。
その後姿を、燕天豪はただ見つめていた。









ふと目が覚めると、見覚えのない天井が目に入った。

ここはどこだっけ?
あたし、何をしてたっけ?
あ、そういえば・・・母様がかけた結界が消えたとか皓月が言ってて・・・。
森に入れないはずなのに、沢山の兵士がいたとか言ってて・・・。
危険だから、森から逃げようとしてたら・・・。

そうだ・・・あたし・・・。

「たしか、燕天峰って人に捕まったんだっけ・・・。」

ゆっくり起き上がると、少し広い寝台の上に眠らされていた。
周りを見渡すが、部屋は真っ暗で何も見えない。
そっと寝台から降り、壁づたいに手をつきながら歩く。
ゆっくりと一歩ずつ・・・。

「あ・・・窓だ。」

暗闇に少し目が慣れてきたのか、少し遠いところに窓らしいものが見えた。
その方向にゆっくり歩いていく。
その場所にたどり着くと、確かに窓だった。
しかし、何かがおかしい。

「窓なのに、暗いのはどうしてかしら?」

そっと窓を触ってみる。
感触も普通の窓と違う。

・・・やはり変だ。

璃茉は思い切り窓を開けてみた。

「っ!!」

窓を開けると、そこには鉄格子が施されていた。
・・・まるで逃がさないかのように・・・。
璃茉は怖くなって、窓から慌てて離れる。
本当に、自分は捕まってしまったんだ・・・と、改めて実感する。
璃茉はその場に座り込むと、ボロボロと涙を流し始めた。

「母様っ・・・清切・・・皓月・・・春燕・・・芽衣・・・っ!!」

今まで傍にいた存在が居なくなって、璃茉は不安と恐怖で心は一杯になった。
そのまま璃茉は、泣き止む事はなかった。






泣いてどのくらい経ったのか。
いきなり後ろの方でガチャリと音が聞こえた。
その音に驚いて慌てて振り向くと、いきなり明るい光が目に飛び込んできた。

「・・・っ!!」

璃茉はその光がまぶしくて、慌てて手で目を覆った。
すると、その光を持っていたであろう人物が慌てて光を隠した。

「あら…ごめんなさい、まぶしかったのね?」
「・・・誰?」

まだ光に慣れていない目を必死に開け、璃茉はその人物を見つめた。
その人物は部屋に入ってきたのか、バタンと音が聞こえた。
どうやら、部屋の扉を閉めた様だ。
コツコツと歩く音が聞こえたかと思うと、薄い光が部屋を覆った。
部屋に入ってきた人物が部屋に明かりを灯したのだ。

「これで、部屋は明るくなりますわ。」
「あの・・・。」
「あぁ、ごめんなさい。急に部屋へ入ってきてしまって。」

部屋のところどころにある燭台に明かりを灯した人物は、璃茉の傍まで近寄ってきた。
嘩燐の目はようやく光に慣れてきたらしく、近寄ってきた人物の姿を見る事ができた。

「貴女は?」
「申し遅れました。私、鳳姫(ホウキ)と申します。璃茉様。」

鳳姫と名乗った女性は、璃茉に優しく微笑んだ。
しかし、璃茉の表情は強張り近づいてきた鳳姫に後ずさりした。

「・・・怖い思いをなさったのですね・・・。」
「…誰のせいだと思っているのですか?」
「・・・本当に貴女には申し訳ないと思っています。」
「そう思うのなら、あたしをココから出して!!森へ返してよっ!!」

璃茉はそう言うと、近くにあった箱などを鳳姫へ向かって投げた。
しかし、鳳姫は軽々と投げられてきたモノをよけていった。

「無理ですわ?貴女は『翼人』ですもの。この国を豊かにしてもらわなければ。」
「嫌よ!!無理やり連れてきて国を豊かにしろ?身勝手も程があるわ!!」

璃茉は大声で叫ぶと、鳳姫を睨んだ。

「貴方達『人間』がどれだけ身勝手な行動を起こしたと思っているの!?あたし達はただ平和に暮らしていただけなのに・・・それなのに、身勝手な『人間』のせいであたし達の平和は消えてしまった!」
「・・・。」
「この時代に生きている『人間』は知らないでしょう!?どれだけの人の命が身勝手な人間のせいで消えたか!!それも、あたし達のせいで!!」

いつの間にか璃茉の目から大粒の涙が零れ出していた。
それを拭わず、目の前の鳳姫を睨んだまま璃茉は話し出す。

「どれだけあたし達を苦しめればいいの!?やっと・・・やっと幸せに暮らしていたのに・・・。それを貴方達は壊したんだ!!」
「・・・璃茉様・・・。」
「貴女達に『璃茉様』なんて呼ばれたくないっ!!出て行ってよ!!!」

璃茉はそう叫ぶと、その場にしゃがみこみ大声で泣き出した。
鳳姫は何も出来ず、その場に立ち竦んだ。
それから、小さくため息を付くと話し出す。

「・・・これは、貴女の服です。今の貴方は汚れています。コレに着替えるといいでしょう。」
「・・・・。」
「それから、しばらくすれば高衢様の使いがきます。それまでに着替えておいてください。」

鳳姫はそういうと、そっと部屋を出て行った。
扉が閉まったあと、ガチャンと扉の閉まる音と違う音が聞こえた。
どうやら扉に鍵ついているようだ。
そこまで、自分を逃がしたくないのか・・・。
璃茉は泣きながらも、苦笑いを浮かべそうになった。









鳳姫が言った通り、璃茉の部屋に高衢の使いの文官がやってきた。

「璃茉様、高衢様がお呼びで・・・!?」
「・・・何ですか?」

自分を見て言葉を詰まらせた文官に璃茉は眉をひそめる。

「まだ、着替えてらっしゃらなかったのですか!?」
「ほっといてください。あたしは着替える気はありません。」
「いいえ、着替えていただきます。そのままの格好では高衢様の前には出させられません。女官達!!」

文官は大声で女官を呼ぶと、3人の女官が慌てて現れた。

「いやよ!!放して!!」

璃茉は必死に抵抗したが、なすがまま着替えさせられてしまった。

「着替えられましたね?・・・では、参りましょう。」

外にいた文官はそう言うと、着替えを終えた璃茉を無理やり引き連れて部屋を出た。
璃茉が逃げ出さないようにと、兵士を10人も連れてきていた。
このときに逃げ出そうと考えていた璃茉は、その兵士の数に絶望した。

・・・やはり、逃げ出すのは無理なのかな・・・。

文官が「こちらです。」と背中を押してくる。
璃茉は俯いたまま導かれた方へ歩き出した。



ある扉の前にやってくると、近くに居た兵士の一人が中に向かって声をかける。

「お連れしました!!」
「・・・入れ。」

返事が聞こえ、兵士は扉を開けた。
そこは広い部屋になっていて、奥には少し高くなった部分が見えた。
その高くなった場所に、三人の人物が見えた。
一人は大きな椅子に座り、左右に一人ずつ立っている。

「さぁ、どうぞ。」

再び文官に背中を押され、璃茉は部屋の中に恐る恐る入った。
ある場所まで歩くと、前を歩いていた文官が止まり頭を下げる。

「高衢様、『翼人』璃茉様をお連れしました。」
「ご苦労だった。」
「はっ・・・。」

頭を下げていた文官はそのままの状態で後ろに下がり、部屋を出て行った。
その様子を璃茉は呆然と見つめていた。

「お前が『翼人』か?」

声をかけられ、後ろを向いていた璃茉は慌てて前を向く。
そして、高台にいる人物達を見た。
左右に控えている人物の一人は、燕天峰だった。
そして、文官と思われる人物が燕天峰の逆に控えている。
では、真ん中に座っているのが・・・。

「貴方が高衢・・・?」
「いかにも、わしが高衢だ。」
「・・・何故、あたしを連れてきたの?」
「それは、お主が『翼人』だからだ。」
「・・・それだけの理由で、あたしは家族と離れ離れになったの?」

璃茉は、グッと手を握ると俯いた。
やはり高衢の狙いは、『翼人』の力。
でも、あたしはまだ完全な『翼人』じゃない・・・。
母様が生きてる限り、あたしは・・・。

「・・・申し訳ありませんが、あたしは『翼人』ではありません。」
「・・・ほう、それはどうしてだ?」
「別に『翼人』はいますから。」

璃茉はそう言って顔を上げると目を見開いた。
高衢の顔が笑っていたからだ。

・・・何故??
何故、高衢は笑っているの??

眉を顰め、高衢を見つめる。
高衢はそれに気付き、ククッと声に出して笑った。

「・・・何故笑っているか・・・気になるようだな?」
「・・・。」
「それはそうだな。『翼人』はこの世に一人しかおらぬ。それなのに、別の『翼人』ではなく、お前を連れてきた。その事に不思議に思っておるのだろう?」

黙ってしまった璃茉を、高衢はニヤリと笑った。

「・・・お前の母は、春蘭と言うそうだな。」
「!?」

いきなり自分の母の名前が高衢の口から零れ、璃茉は驚いた表情を見せた。

「・・・どう・・して・・・母様の名前を・・・?」
「最近、圭璋で見つかったらしいからな。」
「・・・え?」
「圭璋で山賊に襲われ、逃げてる途中『翼人』の力を使ったらしい。それを見ていた兵士がいてな?わしの所に伝えにきたのだ。」
「・・・母様が・・・力を・・・?」
「そして、わしの所に連れてこようとしたのだがな?馬鹿な兵士が追いかけていた時、誤って矢を放って殺してしまった。」
「・・・・え?」

今・・・なんて言った?
母様を追いかけた?
誤って矢を放った?
そして・・・。

「・・・殺した・・・?」

衝撃な発言に、璃茉は目を見開いて高衢を見た。
高衢は、璃茉がそんな表情をすると分かっていたのか、先程よりも酷い笑い方を見せる。

「あぁ、誤って殺してしまったのよ。そして、わしがきちんと葬ってやろうと思ったのだがな?いつの間にかお前の母親の遺体は消えてしまったのだ。」
「・・・そんな・・・母様が・・・死んだ・・・?」

璃茉は力が抜けたのか、その場に座り込んでしまった。
それに気付いた燕天峰は、慌てて璃茉の傍に近寄る。

「大丈夫か?」
「・・・らいで・・・。」
「なんだ?」
「さわら・・・ないで・・・。」

璃茉の身体に手を添えた燕天峰を、力が入らない手で押しのける。
しかし、全く言う事を聞いてくれない。

「・・・『翼人』の書籍を読んでいたら、面白い事が載っていてな?」

いつの間にか璃茉の前に高衢が立っていた。
璃茉はぼやける視界の中、高衢を見上げて見つめた。

「『翼人』は死ぬと、その『後継者』に全ての記憶と力を渡すそうだ。」
「・・・全ての記憶・・・と・・・力・・・。」

そういえば、先程鳳姫が部屋にやって来た時に、まるで自分が経験した様に知らない記憶がはっきりと思い出せていた。
まさか・・・それが・・・母様から受け継いだ・・・。

璃茉の頬から大粒の涙が零れ落ちた。
高衢は面白そうに、燕天峰は表面には出さないが心配そうに嘩燐を見つめていた。

「さて、璃茉。ここまで話したらわしが何を言いたいか分かるな?」
「・・・・。」
「お前の力を、この孟買麻の為に使え。そうしなければ、お前の『家族』の命はない。」

『家族』と聞いた璃茉は、再び目を見開いた。

「・・・四聖獣達をどうするの?」
「それはお前次第だ。・・・7日ほど考える時間をやろう。それまでに考えておくといい。」

高衢はそう言うと、璃茉の横を歩き部屋を出て行った。
璃茉は泣きながらも、高衢が言った言葉を考えていた。

「・・・部屋に送ろう。」

燕天峰はそっと璃茉を立ち上がらせるが、力の抜けた璃茉は立つのも無理な状態だった。
どうしたものか・・と考えた燕天峰は、ため息をつきそっと璃茉を抱え上げた。
それを高台で見ていた文官が、クスクスと笑う。

「・・・なんだ、郭魈(カクショウ)・・・。」
「いいえ、燕天峰殿もお優しいな・・・と。」
「ふん。」

郭魈と呼ばれた文官を睨むと、璃茉を抱えたまま燕天峰は部屋を出て行った。
その姿を、郭魈は肩を竦めて笑っていた。







璃茉の部屋にたどりついた燕天峰は、寝台の上に璃茉を座らせた。
そして、その前にしゃがみこみ、璃茉の顔を見た。
璃茉の目は虚ろで、自分の姿など写ってはいないと思えた。

「・・・璃茉。」

燕天峰は、そっと璃茉の名前を呼ぶと、優しく頭を撫でた。

「ゆっくり考えるといい。・・・お前の家族は全てこの城にいる。」
「・・・え?」

燕天峰の言葉に、璃茉の虚ろだった目に力が戻ってきて燕天峰を見つめた。
その表情に燕天峰は微笑む。

「会う事は難しいだろうが、四聖獣もこの城に連れてきている。安心しろ。」
「本当に?・・・皆もこの城に?」
「あぁ。・・・だが、お前の返答次第では、あいつらもどうなるか分からんぞ?」
「・・・。」
「・・・では・・・な。」

俯いてしまった璃茉に、燕天峰は再び頭を撫でると立ち上がり部屋を出ようとした。

「っ・・・燕天峰様っ!!」

名前を呼ばれて、燕天峰は振り向く。
璃茉はまだ泣いていたが、先程よりは顔色は良くなっていた。

「あの・・・ありがとうございました。」
「・・・構わん。」

お礼を言う璃茉に、燕天峰は顔を逸らせて答える。
そして、部屋を出ると扉を閉め鍵をかけた。
璃茉は、扉を見つめて胸の前で手を重ねた。

「・・・みんな・・無事だったんだ・・・。」

良かった・・・と安心する一方、自分の母親が死んだという事が信じられなかった。
しかし、『翼人』の記憶が自分にあると言うことは、母親はこの世にいないという事。

「・・・結界が消えたのも、母様が死んだから・・・なのね・・・。」

璃茉はそのまま後ろに倒れた。
じっと天井を見つめ、先程考えていた高衢の言葉をもう一度考えた。

「・・・あたしが、この国に居れば四聖獣達は無事なんだよね・・・。」

だけど、母様を殺した国を豊かになんてしたくない。
母様・・・あたし、どうしたらいいの?

璃茉は枕に顔を埋めて、再び泣いた。
ずっと傍にいてくれた母親を思って。











高衢から言われた期限を明日に控えた夜まで、璃茉は考えていた。
しかし、答えはどう考えても同じ答えしかでない。
高衢の為、この国の為に自分の力を使いたくない。
それが璃茉が出した答えだ。
しかし、逃げ出すにも外を見張っている兵士を自分で倒せるはずがない。
それに、今自分が逃げ出せば四聖獣達が大変な目にあってしまう。
璃茉は窓の傍に立ち、空を見上げた。
今日は、丁度満月。
部屋に明かりをと灯さずとも、見えるほど明るい夜だった。

考えても埒があかないので、璃茉は眠ることにした。
寝台に寝転がり、肩まで布団を被る。
明日は高衢に答えを出さないといけない。
璃茉は深くため息を吐くと、目を閉じた。
かりん5ヶ月前一次創作で書いてる小説。
まだ先は長いけど書いていけたらいいなー。
わぁー!
少しだけでも感想嬉しいです!
続き、頑張ります!
さえ@おにロリ創作中6ヶ月前数年ぶりに書いたお話。
姫と騎士のおにロリ、設定ごちゃごちゃしてます。
https://poipiku.com/4964463/6444806.html素敵
もちのかど6ヶ月前編集程ではないが、内容に関して相談できるこみにてぃが欲しかった。もしくは存在するとして、そこに入れる勇気がほしかった。わかる、わかるよ……ちるこ7ヶ月前終わった話の短編集を書き始めたのだけれど、自創作の二次創作みたいで楽しい。https://www.alphapolis.co.jp/novel/11487724/727598542雅潤弥/黒羽永月8ヶ月前一次創作のBLを書こう書こうと思っているのに、なかなかプロットまとまらないし、なんならpixivで素敵二次創作を読んでニヤニヤして時間が過ぎていく……
集中力が切実に欲しい
わかる、わかるよ……
龍澤澁彦8ヶ月前短くても少しずつ足していくテスト。今度は台風が過ぎてイメージしたことを。家の中にこもりきりだった体を起こそうと、久しぶりの晴れの日に近くを散歩してみた。
台風が明けて晴れ渡った空はすっかり秋の高さだ。見上げてマスク越しに深呼吸する。あの空の青が始まるところの空気を吸い込むように。
今あなたがいるところもこんな風に晴れてるだろうか。
応援してる!
sy_remonnu8ヶ月前終わるのが唐突過ぎる小説パートワン。
一次創作も小説も始めましての経験なので… 
文章の構成が儘ならぬ…
「お前なら出来る」   
「お前が出来ると信じてた」
 「君なら出来る」 「お前に託す」
「お前は選ばれた奴だ」 「お前は俺とは違う」
『お前なら』 
この言葉達がどれだけ
俺を苦しめてきたか周りの奴らは知らない。

◇◇◇◇◇◇◇「人の○」◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
皆さんは『人の色』を見た事があるだろうか。
大半は見えないだろう。
『見える』人はこの世に100人居るかどうかだ。
『見える』をうまく言えば視覚的に視えるを想像する
かも知れない。然し、これはそんな甘優しい物では無い。
その『見える』は、
その人一人一人の周りに色が付いているように見える現象なんだ。
その一人一人の色は、暖色から寒色まで、様々な色が有る
中には、世間には無い色を持った人も居る。
人に付いている『ソレ』の色は、
何年経とうと変わらない。
然し、もう1つ、人には色が付いている。
れんれん9ヶ月前今年の書き初めを三が日中に達成しました!ヽ(*゚∀゚*)ノ
『とある屋敷に潜入した「俺」は、両手で花の形を作る女性像を発見したが…』
https://kakuyomu.jp/works/16816927859424692174/episodes/16816927859482720502いいね
戌丸アット10ヶ月前書き直したけどテンポ遅いかもしれない。あと前の方が主人公の異質さがあったかもなぁ哲学的な事を考えた事はあるだろうか?
人類とは何か?のような科学的哲学とかでも良い。
誰でも一秒くらい疑問に思う事があるのではないだろうか。
少なくとも悩む、と言う経験は小さなものを入れてしまえば必ずある。
最たるものなら、神はいるのか?
これに尽きる。
兎に角、飽きない議題で陳腐とすら思える上に、話しかけてきた奴は詐欺師と思ってしまうかも。
ただそれでも。
有り触れていて、かつ答えがないのに追い求めてしまう魅力的な存在。
それが神様だ。
これは、そんな陳腐で魅力的な存在を求めた末の結果として書き留めようと思う。
有り得た可能性から出された一つの結果に過ぎないが終わりがあっただけマシな結果だ。
そう、だから手始めに、まず被害にあったのは髪からだった。

「いって!」

天使の髪のように輝きを纏った綺麗なオレンジ髪にハサミが添えられて耐えられなかった。
だから殴ってしまったのだが、残念な事に正義の味方になれなかった青年はベッドから転げ落ちて目が覚めた。
悪役も呆れるような結末で終わった夢に、ぶつけた頭を庇いながら起きた青年を伊勢武蔵(いせ むさし)と言う。

「なんだあれ」

それはそれは丁寧に論じられた説明など無視した脳みそで武蔵は朝食のパンに齧りついた。
苛立ちから獣さながらに齧ったところで武蔵の虚しさは消えない。
何故、夢くらいで悔しくなっているのかすら納得できないが覚えてないので仕方ない。
そんな辛気臭い武蔵に朝の挨拶をするように玄関の呼び鈴が鳴る。
土曜の朝から訪ねてくれる人なんて誰だろうか?

「はーい、どちら様ですかー」
「……ふむ」
「えっと……」
「本当に居たのですね、ムサシ」
「は?」

は?と呆気にとられる武蔵は悪いだろうか。
本当に居たのですね、と誰に話した訳でもなさそうな緑髪の風変わりな少女は初対面だった。
緑色の髪を持つ同級生なら目立つから覚えてない訳ないのになぁ、と武蔵は途方に暮れた。
コスプレするなら余所でして下さい、と言えば良いか?
誰かと間違えてませんか?と聞くべきか。
どれも正しいかもしれない。
けれど武蔵を見つめる少女の表情が、あまりにも武蔵にとっては心動くほどに安らいだ顔をしていた。

「とりあえず休みたいなら、そう言えば」
「えっ…!」

話しかけた武蔵自身も噛み合わない言葉を言ってしまって内心、焦る。
少女とはいえ見知らぬ相手だ。
突然、訪ねてきた相手に言うべき言葉ではないし、何より会話が成り立っていない。
だが、それでも武蔵には彼女がとても疲れているように見えた。
疲れているなら休めば良い。

「……言うは易し、ですよ」
「でも行動できないなら、せめて言葉にした方が違うと思うぜ」
「なら口は災いの元、と言います」
「は?なら何も出来ねぇよ。そもそも何の話だ?コレ」
「貴方の未来の話です」
「えー?意味分かんねぇ、そういう話なら帰ってくれ」

教会なら、この町にもあるからさ!と関わり合いになってはいけないのだと言う気持ちを隠す事もなく扉を閉めようとした。
しかし扉から嫌な音がした。
まるで大木が折れて倒れるかのような耳障りな音だ。

「失礼します」

そう言われた気がするが武蔵の気のせいかもしれない。
だが気が付くと"玄関に立っていた筈の少女の後ろに武蔵は居た"。
目の前の出来事にゾッとする。

「目標補足。貴方はどうしますか?」
「なんだよ!ゲームみたいな聞き方してくんな!」

ボロボロと壊れた泥団子のように家の扉が黒ずんで消えていくのを目にして、武蔵は途方に暮れた。
人生経験がなくとも分かる。
嫌な予感しかない。

「目標は、およそ1キロ先からの威嚇射撃でしたが何か心当たりは?」 
「ないない!アンタに用なんじゃない?つか玄関どうしよ、流石に武人さんキレっかなぁ」
「タケヒトサン?貴方もしか、っ!伏せて」
「ぎぇっ!?」

警告した口で息を小さく深呼吸をした緑の少女は何故かボールを下投げするように右腕を下から前へと振り上げた。
ビュッンと突風が駆け抜けたような重い音を奏でたとは思えない細腕を止めると、何やら前方へと向けられたものの正体はビニール傘だ。
まさに雨上がりの小学生のように振り回したらしい。

「あ、それ俺の傘」
「呑気ですね、ムサシ」

などと的外れな会話をした瞬間。
家の前にある民家は瓦礫となって、武蔵と少女に襲いかかってきた。
だが想定内だったのだろうか。
慌てる様子も無く、少女は優雅な仕草でビニール傘を振ると、どういう訳か崩落による瓦礫の雨をモーセの奇跡のように真っ二つにした。

「うわっ!風つよっ!」
「おや、埃が目に入りましたか?」
「いや、違うけど!どうなってんの、コレ!」
「説明は難しいですが……とりあえず貴方が夢じゃないのか、と騒がなくて何よりです」
「現実逃避してたら俺、死ぬだろ!」
「ええ、賢明かと。今のは挨拶代わりのようですが今の貴方の様子では回避は不可能なようでしたので私が処理しました」
頼む、続きが読みたい!
はるあられ10ヶ月前とりあえず、導入だけ。先っちょだけ。
モチベが著しく下がっているので先っちょだけ(2回目)。
かつて、この世界には星々が生きた証を刻み、そして語り継ぐ一族が存在した。
彼等は〈星の記録者〉と呼ばれ、世界が正しくあるようにと後世に語り継いでいった。
しかし、文明の発達や戦争により一族は絶滅の一途を辿った。命からがら生き延びたものの、多くの同胞を失った彼等は酷く傷ついた。
そして、彼らをさらに追い込んだのは機械の発明だった。これにより、星の記録はヒトから機械へと変わり、もう社会は彼等は必要とすることはなくなった。
役割を終えた彼等は、社会に、人に、紛れ静かに生きていくことになった。今となっては本当に彼等が存在したかもわからない。
ただひとつ、わかるのは彼等の名前にはC〈チェゼラー〉の名が付くということである。

これは、そんな云われがある青年の話。
はるあられさんのやる気に変化が起きました!
昆虫の外骨格10ヶ月前ブロマンス的なネタに挑戦!とりあえず完成まで漕ぎつけましたw
ちょっと路線変更で支部のコンテストのテーマに寄せてみましたが…な感じになってます←
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16518642
おめでとう!