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にしめ9/1 1:30【お題:舐めとる・ほだされる 】遅刻申し訳ありません。起きてるうちは今日、のもったいない精神で駆け込み投稿させてください。お題ありがとうございます。
8月なので!アイスです!

【二次創作BL・ジャンル】
ド!の勇圭です。
二人組アイドルをやっている男子高校生の二次創作BL、と認識していただければ充分読めると思います。(そして今回のはアイドル要素の薄い話です)

【感想募集中】
どんな内容でもとても嬉しいですが、
もしも【描写や説明がくどくないか、長い/冗長に感じていないか】という観点でなにかあれば言及してくださるとありがたいです。
内容の割に文字数が嵩んでいるのでは……?、と悩むことが多く、気になっているので、ご意見頂けたら嬉しいなあと。
募集するか悩んだんですが、せっかくなので置いてみます!反応0には慣れてる。

お手柔らかにどうぞ、よろしくお願いいたします。
迂闊に溶ける
(1600字程度)





 職員室で涼んだ身体は、数分も経たないうちに二人揃って汗だくに戻っていた。こんなことなら教室でよかった、とわずかに後悔を抱えつつ炎天下に晒された屋上へ、果敢に踏み出す。
 扉の裏手に回ると、そこには期待どおりの日陰ができていた。風が吹けばいくらか涼し気なその場所に逃げ込むと、勇人は座るのもそこそこに水滴まみれの透明なパッケージをさっさと破く。取り出した淡い黄色のアイスキャンディーは既に表面が溶けはじめていた。この暑さなら当然か。
 頓着せずにかぶりつくと棒の先端が歯に当たった。こんな細っこい一本で得られる涼なんてたかが知れているとはいえ、肩透かしを食らった気分だ。生え際から首筋へ流れる汗は止まらない。氷の欠片を噛み砕いていると、間延びした口調が隣から聞こえた。
「ヤマセンいいやつだな」
 見れば、圭吾はまっぷたつに裂かれた小袋から取り出した棒アイスを見つめていた。早く食えばいいのに。
「誰だよ」
「ヤマダ先生だよ、アイスくれただろ」
 彼はつまんだ棒をゆるく振って赤紫色のそれを主張した。先っぽを口に含む傍らで勇人は内心舌打ちをする。炎天下のプール掃除なんて補講というよりもむしろペナルティだ。それをたかだかアイスひとつ――しかも、一箱数百円の、霜だらけのアソートボックスの一本程度でほだされやがって。
 ちょろいとか、そういうのを通り越していっそ心配になってくる。
「なんだよその顔。単位もアイスもくれたんだからいいだろ」
 さっきまでやかましいほど文句を垂れていたくせに。たしなめる言い方にカチンとくるが、暑さのせいで苛立っている自覚はあるので押し黙る。
「時々ウサギにキャベツあげてるらしいよ」
「そうかよ」
 それなら悪い人ではない。あっさりと考えを翻して勇人はアイスの残りをすべて口に収めた。ばりばりと咀嚼する勇人とは対照的に、圭吾は溶けかけた表面をのんびりと舐めとっている。滴の落ちてしまいそうな根元を軽く吸い、舌を這わせて舐め上げていく。ラーメンは一瞬で平らげるくせに、その機敏さはここでは発揮されそうにもなかった。悠長な食べ方を横目で見守っていると、案の定。
「うわ、っと」
 落胆の声と同時に、圭吾の親指に溶けたアイスが垂れた。赤紫の液体が汗に混ざって腕の表面を滑り落ちていく。
「あ、うわ」
 慌てて吸いついて、と思えば次の滴は中指に落ちて手の甲へと伝う。傾いた勢いでシャツの袖にも一点のシミがとぶ。慌てながら自分の腕にあちこちくちづけているのがおかしくて、勇人は思わず吹き出してしまった。
「勇人!」
「へたくそ」
「なんだと、あ、こら!」
 それでいて情けない非難の声にじわりと悪戯心が掻き立てられてしまった。隙だらけの腕を引き寄せて、べとつくところを舌で辿る。ひじの裏から、手のひらまで。
「んっ、」
 圭吾の息が鼻から抜ける。短く漏れた声が、唐突に二人の間の空気を甘ったるく塗り替えたような気がした。視線がぶつかる。その間にも流線型を帯びたアイスはゆっくりと着実に溶けていく。
「食っていいか」
 ほとんど本能的に言葉だけがまろび出た。そして何を、と自問する。視線の先でみどり色の瞳が丸くなって、すぐにとろける。
「……勇人は食い意地が張ってるな……」
 圭吾はほだされてやるよ、とでも言いたげに肩の力を抜いた。掴んだままの勇人の手ごと、アイスが口先まで誘導される。ひとくちで食べてしまうと「ちゃんと味わえよ」と小言がとんだ。舌に残る新しい味はさっきよりも甘い。
濃くて、甘くて、呑み込むとどうしてか渇く。
「満足したか?」
 圭吾は甘い汁がついたままの手を引っ込めず、勇人の眼前に晒したままで首を傾げた。足りないならどうぞ、という意味なんだろうか──足りないって、何を。あんまりなほど無防備に自分を差し出す恋人を前にして、茹だる頭はもうそれを正確に理解できてしまっていた。
 圭吾の首筋に汗が一筋絡みつく。掬いとろうと指先が動く。
天才!これ好き! 好きすぎる!爆速で感想頂き本当にありがとうございました!!(深夜……!ゆっくり寝てくださいね……!)
気にしていた点に理由付きで言及頂けるのすごく心強かったです。考え方肯定していただけた気がして励みになりました。精進します!
応援してる!頼む、続きが読みたい!
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
なるほど
それいいね!
共感する
響くわ〜
マジ天使
天才!
エロい!
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
いいね
待っている!いつまでも!
いつもありがとう!
わかる、わかるよ……
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
それな
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
共感する
大丈夫!
のんびり行こう!
泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
やるじゃん!
エライ!
いや、十分すごいよ!
おお〜😲
うるる😭
いつもありがとう!
神降臨!
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この本欲しすぎる
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ありがとう、これで今日も生きていける
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大変だよね
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そうかも
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きっとうまくいく!
大丈夫!
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一緒に頑張ろう!
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