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サントス9/24 22:29忍たま二次創作です。文章を書いてみたくて、夏がはじまる前にスマホに打ち込み、放置していたものです。このあと続きがありますほんの数日前まで当たり前だった、どんよりした空模様や肌寒さはどこへやら、空には燦々と輝く太陽に、入道雲も現れ、まさに夏本番という景色が広がっていた。

日差しが降り注ぐ放課後の校庭は、次々と駆け出してくる生徒たちで、賑わい始めた。
その様子を校舎の窓から眺めつつ、一人の少年が、同じく教室に残った三人の友人たちに声をかける。

「今日は何する?」
「「「いつものあれが良いな……」」」

三人は、声を揃えて即答した。
「そうだね。じゃあ、行こうか……!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「今日はここが良い感じかな。」
「"日陰ぼっこ"はじめよう……。」

広い校庭の片隅には、太陽の角度と建物や植木の配置によって、日陰になる場所が点在している。
その一角に座り込んでじっとしていることを、彼らは「日陰ぼっこ」と称して、昼休みや放課後の楽しみにしていた。

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単に日陰でじっとしているだけの、この「日陰ぼっこ」
一見ただぼーっとしているだけだが、じつは小さな声で会話をしたり、周りを観察したり、思索を深めたりしているのである。

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そんな中、二人の少年が足を止めて茂みの中の四人に声をかける。

「なんだ、また"日陰ぼっこ"か?」
「暇でいいな、ろ組は」

一年い組の、伝七と左吉だ。
しかし、四人は動じなかった。

「暇なんかしてないよぉ。」
「そうだよ。こうやって静かに精神統一してると……」
「実戦に強くなる……。」
「そうそう……。」

それを聞いた伝七と左吉は……

「な、なんだよそれ!」
「そんなことで強くなるのか?」

平静を装うが、明らかに動揺している。
自分たちが実戦に弱く、一年ろ組が意外にそれに強いことに薄々気づいているためだ。

「り、理解できないな。」
「行くぞ、伝七……」

そそくさと早足で、その場を離れていく二人の胸はざわめいていた。

((なんだろう……妙に説得力があるような……。))

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かわいい頼む、続きが読みたい!サントスさんのやる気に変化が起きました!今度は、くノ一教室のユキ、トモミ、シゲ……仲良し三人娘が通りかかった。

「今度の夏休み、皆で海にいくの楽しみだわ〜」
「今日みたいな天気だと最高よね」
「何をするか、今から決めましょう!……砂浜で綺麗な貝殻を探すのはどうでしゅか?」
「良いけど、ちょっと地味じゃない?やっぱりビーチバレーよね!」
「"天サロ"しない?小麦色のお肌……憧れるわぁ」

「「「「うわぁ……」」」」

茂みでそれを聞いていた一年ろ組の四人は、思わず心の声を口に出してしまう。
小さな声だったが、盛り上がっている彼女たちに水をさすには十分だった。
腹を立てたユキが、四人を睨みながら迫る。

「ちょっと貴方達、何か問題でも?」
「い、いや別に。ボク達には、そういうの縁がないな……と思っただけです……」

伏木蔵は、四人を代表して弁解した。

「貴方達だって、やりたいなら、やればいいじゃない」

そうトモミが提案するが、四人は顔を見合わせる。

「ぼく達、そういうキラキラしたのは、ちょっと……。」
「それに……」
「……あまり日に当たるのは、お肌に良くないらしいんですよ。」

「え?そうなの?」
「言われてみれば、貴方達……」
「お肌、綺麗でしゅ!」

思わぬ発見に、ユキ達は日陰に座り込む四人をしげしげと見つめた。
伏木蔵の頬は白玉のようにもちもちしており、孫次郎のそれは、思わず触りたくなる瑞々しい白桃を思わせ、少し青ざめた平太の顔には水晶のような透明感がある。怪士丸も、輪郭は骨ばってはいるが、その肌の白さは高級な陶器の如き気品を感じさせた。

(((私達も、日陰に居たほうが良いのかも……)))

先程まで、三人が思い描いていた夏の海辺の風景に、薄く雲がかかり始めるのであった。

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くノ一三人組が去っていったのもつかの間……またしても、一年ろ組の四人とは対象的な、キラキラした雰囲気を纏った人物が現れた。
四年生の平滝夜叉丸だ。

「嗚呼……じつに、いい天気だ。それでこそ、この私の美しさにますます磨きがかかるというものだな」

どうやら、まだ、茂みにいる四人には気付いていないようだ。

四人はそっと息をひそめて様子を見ていることにした。

滝夜叉丸は、日の光を浴びてキラキラと輝いている自分を想像しているのか、満足げに様々なポーズをとっている。
しかし髪をかき上げる仕草をしたところで、彼の動きが止まった。

「な……なんということだ!」

顔の両側の髪の毛を手で掴み、何度も見直すと……

「この私の……サラサラストレートヘアーが傷んでカサカサだと!?」

絶望の表情で立ち尽くす彼の背後に、同じく四年生の斉藤タカ丸がスッと現れた。

「個人差があるけど……日光に当たりすぎると髪の毛が痛むことがあるんだよ。気を付けてね。」

「なんだって!?ど、どうすればいいんだ!?」

滝夜叉丸は反射的に日陰に入ろうと辺りを見回すと、四人のいる茂みに近づこうとした。

「えっ!?滝夜叉丸先輩がこっちに!?」
「ぼくたちが"見てた"ってバレたら……ひぃぃ‼」
「しっ……今逃げたら見つかるよ‼気配消してやり過ごそう……」
「う、うん……」

四人が、固唾を飲んでじっとしていると、タカ丸が口を開いた。

「ダメだよ!そうなっちゃったら、もう遅いよ。」

「え。」
滝夜叉丸は、目を点にして固まってしまった。

「取りあえず……トリートメントしてあげるから、さ、こっち来て……」
「あ、ああ……頼む……。」

滝夜叉丸を連れて去っていくタカ丸。
数歩歩いたところで少し振り返って、四人の隠れた茂みの方を見てそっと微笑んだ……ように見えた。

「「「「た、助かった……」」」」
四人は、小さくため息をついた。

その後、四人の"日陰ぼっこ"は、太陽の位置が変わり西日が差しこんでくる夕方になるまで続いた。

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翌日の放課後……

伏木蔵が、教室に残った平太、怪士丸、孫次郎に声をかける。

「今日は何する?」
「「「いつものあれが良いな……」」」

三人は、声を揃えて即答した。

「そうだね。じゃあ、行こうか……!」

ーーーーーーーーーーーーーーー

「今日もここが良い感じかな。」
「"日陰ぼっこ"はじめよう……って、あれ!?」

昨日日陰ぼっこをしていた茂みをかき分けると……

「伝七に左吉……」
「くノ一教室の……お三方……」
「滝夜叉丸先輩まで!?」

「今まで馬鹿にしてたけど……」
「日陰ぼっこっていうのも、なかなかだな。」

「そうよね、涼しいし……」
「たまにはこういうのもいいわ。」
「教えてくれてありがとう、でしゅ。」

「たとえ日陰にいたとしても私の輝きは損なわれることが無いのだ!!」

意外な"先客"たちが所狭しとうずくまっている様子を見て四人は思わず叫んだ。

「「「「僕たちの場所が~!!!」」」」
一応、完結しました。人生初の二次小説でわからないことばかりでしたが、楽しかったです!!https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=234579&TD=5310609これ好き! 好きすぎる!サントスさんのやる気に変化が起きました!おめでとう!おめでとう!これ好き! 好きすぎる!おめでとう!おめでとう!やったぜ!おめでとう!
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
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うん、うん。
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きっとうまくいく!
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