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#valorant
jin_ch_3年前小説を書ける人まじで尊敬するビギナー
書きたいとこだけだけど、ちょいえちなとこ足したかったけど力量なかった
「だからさ、そんなんじゃないって」
先程から機嫌が良くなさそうなソーヴァに言い返すも、まったくもって信じてもらえない。それ程までに、ブリーチと酒を呑んで帰ってきたことが気に食わないらしい。
「下戸の君がお酒を呑むなんて」
「……悪ぃかよ」
痛い程刺してくる視線にいたたまれない。今日はバグとキスだけでは許してもらえなさそうだ。
「いいや、ただ下戸だからと普段は断るのにどうしして彼とは呑んできたのかを知りたくてね」
そう言ってソファーの背もたれに軽く腰掛け、次の発言を促す。
「別に、深い理由はない。ただ流れで」
話が長くなりそうだから、ソファーに座るようエスコートしようとしたが、その手を逆に捕まれ拒否のポーズをとられる。
「前にも言ったが、ブリーチとはただの友人、というか兄貴分というかそういった関係で、ソーヴァお前との、その……恋人ってのとは違ぇんだよ」
「あぁ、前にも聞いたさ。前はそれで納得しようとしたさ。でも君は暇さえあればブリーチの作業部屋に入り浸って、あまつさえ今日は彼と酒を飲んで帰って来た!君の帰りを待つ、俺の気持ちは無視かいヨル?」
「すまない」
手首を強く握る彼の手から寂しさが伝わる。怒っているのに泣きそうな顔をしていた。その表情をみて、つい反抗的で自分勝手な態度をとってしまう自分に目をつぶりながら受け入れてくれてたことに気づく。すまなかった、そうもう一度謝罪を口にして彼に身を預けた。寒い部屋にずっといたのかシャツが冷たかった。酒で火照った身体をくっつけ、抱き締める。静寂に自分の鼓動がうるさく響くが、暫くそのままお互いの体温が混じり合うのを待った。

「ただいま、ソーヴァ」
帰ってくる場所はソーヴァが待つここなのだと、込めてもう一度言う。
「……お帰り、ヨル」
頭を撫でる手付きが気持ちよくて、肩に顔を埋めされるがままになっていた。
「いいものが手に入った、そう言って目の前にウィスキーが置かれたんだ。」
「俺が下戸だって言っても良かった。でも何か試されてるようで、乗らなくちゃ男が廃る気がしてそのまま数杯呑んだんだ。」
「俺の赤い顔をみてなのかわからないけど、貴重な酒を一気に空にするもんじゃないから、って割りとすぐお開きになって帰って来た。」
ポツポツとしゃべる俺の話を聞いてるソーヴァがおでこにキスをして問いた。

「俺もいい酒があるんだか、一杯どうだ?」
「どうなっても知らんからな」


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そのまま腕の中でスヤる
面倒をかけるのも嫌でお酒呑むの断ってたヨル
弱みを見せるのも大事なのかもと学んだ出来事
jin_ch_3年前小説ではなくメモワンクッション