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一之瀬8/30 0:10二部の4日に公開する一部です(*^^*)一部の褒めてっと言う構って並の情けない言葉に応援本当にありがとうございますm(_ _)m「·······················································」



少しして溜め息をこぼしつつ両頬を軽く叩く。
ぱちんっ、と乾いた音が部屋に響いた。
「さてと·····」
気持ちを切り替えてベッドから起き上がり洗面所へと歩き出す。

一人暮らしになって、一年と四ヶ月が経ち今は六月だ。
時が流れるのはあっという間で俺は大学生で建築学科の二年になった。



顔を洗ってタオルで拭く。
「ふぅ··········」
洗面所に付いている鏡で自分を見ると、
少し隈が出来ていて、泣いた事もあってか少し腫れていた。
「···仕事に支障は無い·····かな、」
そんな事を言いながら洗面所からキッチンへ向かう。

八枚切りのパンを袋から一枚取り出し、トースターにセット。
カリふわっなタイミングになるようにタイマーを回して、その後はテレビの電源ボタンを押す。

テレビ画面には、いつも見ているお天気おねえさんが今日の天気を笑顔で伝えていた。
「 げっ、、まぢか·····」
どうやら今日の夜は雨が降るかもしれないらしい、、、
「折り畳み傘、リュックに入れとこ」
独り言を呟きながら朝の支度を続ける。



「いただきます」

自分以外、誰もいないこの部屋で黙々とごはんを食べているとあの夢の事を思い出す。



「『·····これからも一緒にいよう』か────·······」



高二の春、滋から言われた言葉だ。
今の俺にとってその言葉は、《《呪いの言葉》》でしかない。
あの···愛しかった笑顔も、優しい声や仕草や思い出さえ···············全てが俺を縛る呪いそのものだ。

「 ⎯⎯⎯⎯·····ぅッ 、」

ボロボロになった心がまた軋みだして····痛くて痛くて痛くて苦しくて堪らない。
「 本当に 、 情けなぃ·····」
自分自身に呆れて溜め息をつきつつ机に置いたカレンダーを見る。



来年の一月

俺、|飯島《いいじま》 |蒼《あお》は|烏間《からすま》 |滋《しげる》との関係を完全に終わらせる。
大学に入る時に決めた事だ。

「⎯⎯⎯⎯⎯⎯·····あと、半年なんだね、、、」

半年後に完全に終わりを迎えて俺は一人で勝手なバッドエンドを迎える····ただ、、それだけ。
「····それだけだろ ? 」
近くにあったボールペンを持ち、今日も変わらずカレンダーへ『×』を付けた。
これが平日の朝、俺の日課になっている。

「行こう」


リュックを背負い大学へ向かった。





┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


今、住んでいる所は大学まで徒歩15分。


大学に向かいながら携帯で|翔太《しょうた》や|遼《りょう》達とやり取りをしていた。
高校を卒業して皆バラバラになってしまったけど、よく集まって遊ぶのは変わらない。
しかし·····会話の中は俺に気を使ってるのか滋の名前を皆は出そうとはしない。。。

まったく·····俺はまるで腫れ物扱いだ。



[夏季休暇どーするー?]
翔太がグループチャットへ書いた。
数分後、、、
[祭り皆で行こうよ]と、遼が返事。
蒼や、|蓮《れん》、|要《かなめ》もOKの意味を込めたスタンプを返す。
[じゃあ、詳細は近くなったらで〜]
[おっけー]

やった!!

楽しみが一つ増えた。
既に何を食べようか悩んでしまって口元が緩む。
|利崎《りざき》と|莉央《りお》はまだグルチャを見ていないのか、既読や反応は無いが二人もお祭りに参加するだろう。

翔太達とのやり取りが終わり、蒼は大学の門を通って歩いていたが、
突然⎯⎯⎯⎯⎯⎯·····
「飯島先輩!」、と名前を呼ばれ立ち止まった。
「?」
声が聞こえた方へ視線を向けると、一人の女子大生が近寄って来て「これ·····読んでくださいっ」と可愛らしい封筒を顔を真っ赤にさせて目の前に差し出す。
大声で蒼の名前を呼んだ事もあり、周りは立ち止まって興味津々で此方を見ていた。

··········見世物じゃないんだけど、、

「ありがとう。後で必ず読むね」
笑顔で彼女の手に優しく触れて、大切な手紙をリュックへしまう。


「飯島〜おはー!」
同じ学部の男が寄ってきた。
「おはよ」
「また手紙もらってたな、羨ましい〜〜ッ」
「羨ましいでしょ?」と蒼は冗談っぽく笑いながら言う。
「こいつぅ〜っ」
男は蒼の髪をぐしゃぐしゃに撫で回した。
「はははっ」
「そーいやー、この前告白されてただろ?付き合ったの??」
「ううん、丁重にお断りしたよ」
「可愛かったのに??!」
「可愛いかったね、でも俺は恋愛下手だからさ·····。それに事務所がNG」
「勿体ねえ〜」

教室に入るまでに色んな人に挨拶や会話を振られ、蒼はそれを適度に返していく。
それが·····相手に嫌われない一番楽な生き方だから。




一限目の教室へ入り前から三列目の窓際が空いていたので座ろうと向かう。
「おはよう、飯島は前に座るの?」と、近くに居た女三人が聞いてきた。
「おはよ。うん、前の方が黒板見えるから」
「じゃあ───
「蒼!おっはよ」
会話を遮った声が耳に入り、蒼は背後に視線を変える。

耳に少しかかる位の金色のマッシュヘアーにパーマをかけ、紫の瞳で少しタレ目の顔が整っている男がこっちに向かって来た。
「おはよ」と、蒼は笑顔でその男に挨拶を返す。

「ごめんね、蒼とは俺らが一緒に座るからさ」
申し訳無さそうに女達に謝り、
「もぉぉ〜〜いっつも|紫乃《しの》ってそー言うよね」と、一人の女が拗ねながら話す。

「ごめん、ごめん、、また今度上手いデザート奢るからさっ」
「えっ?ほんと?」
「ほんと、ほんと」
紫乃の言葉に三人の女達は機嫌が直り、
「やったぁ〜!約束ね」と言ってその場から離れて行く。


「座ろーぜ」
蒼が座ろうとしていた席を指差しながら紫乃は言う。
「うん、」と返事をして二人は席に着いた。
リュックから教科書とノート、筆記用具を取り出している時「なあ、毎日疲れないの?」と小声で紫乃が心配そうに聞く。
「·····確かに少し疲れるけど、嫌われてる訳じゃ無いから大丈夫」と蒼は笑顔で話す。

「なら、、いいケド」
「そーいえば、紫乃は課題やった?」
「やったよ」
そう言いながら課題を鞄から出して蒼に見せてくる。
「今日も課題がエグかったよね」と蒼は苦笑。
「それなぁ·····先生鬼だよな」


紫乃は大学に入って出来た友達の一人だ。
きっかけはグループで課題をする事になって、そこから仲良くなったとまあ、そんな感じで、、、
「紫乃、蒼おはー!」
「おはよ、|太智《だいち》」
紫乃の隣に太智が座る。
一年の頃は全然関わりが無かったが二年になってからは太智も加わって三人で過ごす日々が多い。

高校の時もあの時までは翔太と滋の三人で毎日楽しく過ごしていたっけ···、と自身のノートを見ながら蒼は思う。

ダメだな、
夢を見たせいか今日は高校の頃の········滋の事ばかり思い出すな、、、
胃がキリキリと痛みだした。
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
なるほど
それいいね!
共感する
響くわ〜
マジ天使
天才!
エロい!
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
いいね
待っている!いつまでも!
いつもありがとう!
わかる、わかるよ……
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
それな
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
共感する
大丈夫!
のんびり行こう!
泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
やるじゃん!
エライ!
いや、十分すごいよ!
おお〜😲
うるる😭
いつもありがとう!
神降臨!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
わかる、わかるよ……
やっちゃいましょう!
おめでとう!
やったぜ!
いや、十分すごいよ!
やるじゃん!
ぐはっ😍
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大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
それいいね!
行ける気がする!
落ち着けっ!
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
共感する
響くわ〜
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
マジ天使
天才!
エライ!
エロい!
それな
神降臨!
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