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rinsagiri11/12 22:52今日のロノアロ原稿進捗(亀の歩み)自室の鍵を開け、音を立てないように慎重にそっとドアを開く。どうして自分の部屋に入るのに、こんなに警戒をしているのか。額に手を当て、まるで頭痛を堪えるようにして、ロノウェは大きな溜息を吐いた。生真面目な苦労人といった印象を与える整った顔には、近頃は眉間に皺の寄った難しい表情が貼り付いているのが常となってしまった。
「今日は、いない……な」
 キョロキョロと部屋の中を見渡しながら、ロノウェは安堵の息を吐いた。遠征から帰って来たばかりで疲労は溜まっている。まだ夕方だが、もう寝てしまおうか。それか、夕食までの間だけでも仮眠を取ろう。そんな風に考えて、身につけていた鎧を外す。そうして、ベッドの側に足を進めたその時だ。
「うわっ!?」
 視界に入った「それ」に、思わず大声を上げ、ロノウェはベッドから距離を取った。ベッドの下から、まるで死体のようにだらりと脱力した手首がはみ出しているのが見えたからだ。動揺で未だ速いままの鼓動を宥めるように、胸に手を当て息を吐く。ベッドの隙間から覗く手は、ぴんと伸び、拳を握り締めるように力が込められたかと思えば、逃げるようにさっとベッドの中に引っ込む。そうしてその後、やけに能天気な欠伸がそこから聞こえて来た。
「ふわあ……よく寝たなあ」
 不可抗力ながら最近聞く機会の増えてしまった、少し高めの少年の声。屈み込んでベッドの隙間を覗いてみれば案の定、暗がりの中でうっすらと紅水晶の宝石が輝いている。
 今日はここだったか……と溜息を吐きながら、不法侵入者に向けてロノウェは呆れ声で呼びかけた。
「……アロケル、キミはどうしてまたそんなところで寝てるんだ」
「うわ!? やだなあ、急に声をかけないでくださいよ。びっくりするじゃないですか」
「それは俺の台詞なんだが……いや、今大事なのはそれじゃない。何でそんな変なところに入り込んでるんだ! まさか俺の寝込みを狙って……? 休戦中じゃなかったのか?」
 声を荒げると、「大きな声出さないでくださいよ〜」と、うるさそうに眉間に皺を寄せ、両耳に手を当てながら、猫を思わせる仕草でベッド下から少年がのそりと這い出して来た。狭い隙間に挟まっていたせいか、銀色の髪は寝癖でくしゃくしゃで、あちこちにほこりを纏っている。羽織っている白いマントも汚れてしまっていた。けれど、彼はそれを気に留める様子もなく、大きく口を開いて欠伸をしながら、呑気に口元に手を当てている。
「そんな面倒臭いことするわけないじゃないですか。ただ単に、眠かったので場所を借りただけですよ」
 先程の問いへの答えのつもりなのだろう、目を擦りながら胡座をかくようにぺたりと床に座り込み、アロケルは両手を広げ、肩を竦めてみせた。
「いや、そうだろうなとは思ったが、どうしてベッドの下なんかで……?」
「さすがに連日ベッドの上を占領したら、そろそろロノウェさんも怒るかなーって思ったので」
「気の遣いどころが間違っているからな!? ベッドの下に潜まれてる方が怖いだろ! それならまだベッドの上で寝ていてくれた方がマシだ!」
「え? 寝ていいんですか? やったー、それじゃお言葉に甘えて」
「待ってくれ、その汚れた格好のままは困る!」
「我儘だなあ」
「それは俺の台詞なんだが!?」
 汚れた格好でベッドに上がろうとするアロケルの肩を掴んで押し留め、ロノウェが叫ぶ。そうすると、アロケルは面倒だなあと間伸びした声を上げて欠伸をしたかと思えば、億劫そうな緩慢な動きでそのまま床に寝転んでしまった。
「寝るな!」
 身体を引っ張って起こそうとすると、アロケルは不服そうに顔を顰める。これはもう、着替えるのも面倒臭いなと考えて、床ならいいだろうとそのまま寝ようとしているやつだ。
「えー……寝てもいいって言ったじゃないですか、嘘つきだなあ」
「いや、嘘はついていないし……床に直で寝るなよ、汚れるだろ」
「今更だと思いますし、ちょっとくらい汚れてたって気にしませんよ」
「俺が気にするんだ……」
 疲れ切った溜息を吐きながら、ロノウェはアロケルの腕を引っ張り身体を起こす。そうして、彼の腕をしっかりと掴んだまま歩き出す。ーー反対側の手で扉を開けて、部屋の外へと。
「あれ? 何処に行くんですか?」
「風呂だよ、汚れを洗い流した方がいいだろ。俺もちょうどさっき遠征から戻って来たばかりだし、このまま一緒に行こう」
「別にボクはこのままでいいんだけどなあ……」
 不平不満をこぼしつつも、抵抗するのも億劫と言わんばかりの態度で、腕を引っ張れられたままのアロケルは、ロノウェについて歩き出した。
「はあ、面倒だなあ」
 不平不満をこぼすように、ぴょこりと飛び跳ねた銀の髪の束が、ペしゃんと元気なく萎れる。緩んだ笑みを浮かべる顔はそのままだが、眉間にやや皺が寄っていて、不服そうに見えた。掴んでいた腕を外したら逃げるかと思ったが、アロケルは若干の抵抗を見せつつも大人しく従い、のろのろと足を前に進めている。
「そこまで嫌がることでもないだろうに……」
 呆れながらロノウェがこぼした言葉に、アロケルは小さく溜息を吐きつつ答える。
「嫌なわけじゃないですけど、単純に面倒ですね。気持ちよくうとうとしてて、二度寝しようとしたところを叩き起こされてお風呂に入れって言われたら、嫌だなあって思いません?」
「まあ、確かにそれはそう思うかもしれないが」
「そうでしょ? それじゃそういうことで」
「待て」
 踵を返すアロケルの首根っこを掴み、ロノウェが慌てて引き止める。
「アハハ! 冗談ですよ。ここまで来て戻る方が面倒臭いですもんね」
 くるりと振り返り、アロケルは眠そうな目と頬を緩めてカラカラと笑った。奔放な態度に振り回されてばかりだ。ロノウェは頭を抱えつつ、眉間に皺を寄せる。
「あれ、もしかして怒りました?」
「別に、怒ってはないよ。疲れただけだ」
「また何か難しいことでも考えてたんでしょ? もっと気楽に生きましょうよ」
 得意げな顔で人差し指をぴっと立て、くるくると動かしながら、他人事のように能天気な声をかけるアロケルに「お前のことだよ!」と叫び出しそうになる自分を理性で押し留め、ロノウェは苦笑いを浮かべた。そろそろ疲労も限界で、余計なことを考える余地がなかった。
「ふわあ、眠いや。さっさとお風呂に入って寝たいなあ」
 ーー全くの同感だった。眠そうに欠伸をしながら目を擦るアロケルの横で、深々と頷きつつ、ロノウェは大浴場の扉を開けた。
頑張って!応援してる!
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
なるほど
それいいね!
共感する
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天才!
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かわいい
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泣ける……
ぞくぞくした
いいね
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いつもありがとう!
わかる、わかるよ……
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
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それな
うるる😭
大丈夫......!
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泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
やるじゃん!
エライ!
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