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櫂 詫人
1/27 18:33
#RKRN
ミュ8オリキャラ107とうどん髪先輩がループしてたらって小話
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#RKRN
8弾ミュのオリキャラ107とミュ勘右衛門がループしてたら面白いかなっていう捏造ネタ書き出し。
8弾観てない人にはほぼわからん話してます。ループ抜け出せた結末は忍ミュ本編を見よう(ダイマ)(今なら配信サイトで見れるで)。
ミュ勘右衛門がかなり人間関係悟りすぎてるので、「お前人生何周目だよ…」と思ったのと、
ドクタケ在籍10年選手で殿に近い忍者で汚いこともやるし知ってるのに「僕たち仲間じゃないですか!」って光属性すぎる107を見て「お前のそのメンタルなんだよ…」ってなったため。
オマージュ元は「スマガ」なので、その時代にそぐわない「ノブ付のドア」配置(キャラ達には未知のものなので板扱いだけど)。
はしりがき
1/27 18:33
──とおりゃんせ。とおりゃんせ。
白い闇のなかを走る紫の影。がむしゃらに腕をかき、もつれそうな足をそれでも前へ前へとのばし、特徴的な髷がひどく暴れるのも気にせず夢中で走る子供の姿。
彼は尾浜勘右衛門。食いしばった歯から漏れる息は浅く、強い光を宿した丸い双眸は、ただただ前を見据えて走っている。
やがて彼はぽつんと置かれた一枚の板へとたどり着く。支えるものも、壁もないのにひとりでに立つその板に、驚きも戸惑いもせず吸い込まれるように手をのばす。ちょうど鳩尾辺りに位置する高さにある銀色の突起を掴んだ刹那。
──ここはどこの細道じゃ?
耳元で囁かれた声に勘右衛門はふり返る。目の前で万力鎖が空を切ると、あっはっは、と高く笑い声が響く。
「まさかこの道を通る者がいたとはね」
少し距離をおいて白い闇の中に現れた赤い影。勘右衛門はぎょっと目を見開く。それは勘右衛門と似た格好をしていたが、決定的に違うところは、“忍者には似つかわしくない”サングラスをかけていることだった。
「おまえは……ドクタケセンチュリーの……」
おや、と赤い忍者は眉を上げる。記憶にある姿には青いスカーフを首に巻いていたが、今はそれが見当たらない。
「覚えていたのか。さすが我らドクタケセンチュリーの変装を見破り、罠を仕掛けただけのことはある」
「なぜ、こんなところに」
あり得ないと元から丸い目をさらに丸くさせながら、それでも武器を握る手は緩めなかった。
このまま構わず逃げてしまったほうがよかったか、しかし敵に背を向けるのは得策とも思えない。相手は炭焼き小屋のおじいさんに成り代わり、水軍衆を騙し、プロに近いと言われた先輩方を蹂躙したあのドクタケ忍者なのだ。安易な行動は死を招く。──それだけは、避けねばならない。
狐につままれたような顔をする勘右衛門を見、センチュリーはいっそう笑い声をあげた。
「あの時は忍たまらしくないと思っていたが、やはり子供は子供だな」
くつくつと喉の奥で笑う男の声は、まるで嘲笑っているようだった。
だがそんなことにいちいち反応していられる余裕などなく、勘右衛門はただひたすらに相手の出方を探ることしかできなかった。
しかしそれも無駄に終わる。なぜなら、次の瞬間にはもう勘右衛門の首筋に冷たい鉄の感触があったからだ。
いつの間に間合いに入られたというのだ。まったく気づかなかったというのか。
動揺を隠しきれずにいる勘右衛門に対し、センチュリーはちらりと視線を投げる。そしてまたすぐに笑みを浮かべると、
「お前も廻っているのか」
静かに問うた。勘右衛門の顔色が変わる。
それを肯定と受け取ったのか、センチュリーはさらに口角を上げ、「だからか」と一人納得したように頷いた。
「……何が」
勘右衛門が低い声で尋ねる。
「……人が人を理解するなんて俺には信じられん。人は思うがままに生きて、人の事など考えぬ……」
その言葉に勘右衛門は絶句する。それは。その言葉は。──聞いていたのか。あの時。
勘右衛門の表情を見て、センチュリーは満足そうに微笑む。
「見た目に似合わずずいぶんと悟っていると思ったが……そうか、おまえも廻り者だったのか」
「……おまえも、繰り返しているのか」
この時を。
勘右衛門は、いつのまにか気づいていた。同じ時を繰り返していると。水軍を助けるために六年い組と一緒に調査に出たあの忍務。それを、ずっとやり直している。
最初は、なんか覚えがあるなと思った程度だった。やがてそれが気の所為ではないことに気づき、そして事件は起こった。
ドクタケにより船が沈められ、五年生も駆けつけた水軍もろとも海の藻屑となった。船と一緒に海底に沈みゆくなかで、勘右衛門は手を伸ばす。力なく水中を漂う同級生たちに向かって。
──いやだ。こんな形で初忍務が終わるなんて。認めない。認めない──!
気づけば、勘右衛門は真っ白な闇の中にいた。周りを見渡しても何もない。誰もいない。自分ひとりだけが取り残されたかのような空間。勘右衛門は呆然と立ち尽くし、ハッと我に返る。
「兵助! 八左ヱ門! 雷蔵ーっ、三郎ーっ!!」
同級生の名を呼ぶ。声は木霊するどころか、闇に消えていくばかりだった。それでも勘右衛門は何度も名を呼んだ。しかし、返事はない。……俺はもしや、死んでしまったんだろうか?
やがて、勘右衛門は諦めてその場に座り込んだ。膝を抱え込み、うずくまる。
──なんでこんなことになったんだろう。俺はただ、みんなを助けたかっただけなのに。
涙が溢れてくる。勘右衛門は声を押し殺しながら泣いた。
どれくらい経っただろうか。ふと顔を上げると、一枚の板が立っていた。
銀色に輝く突起。勘右衛門はそれに吸い込まれるように手を伸ばした。まるで掴んでくれと言わんばかりに生えているその突起を掴めば、キイと音を立てて動いた。そのまま身体が引っ張られ、板の向こうへと放り出される。
目の前が真っ暗になった。
次に目を開けたとき、そこは見慣れた教室の中だった。
勘右衛門が瞬きをすると、級友たちが心配そうな顔をして覗き込んでいるのが見える。そこには兵助の姿もあった。
「兵助!!」
勘右衛門は兵助に飛びついた。ああよかった。ちゃんと生きている。また会えた。もう二度と離れたくない。勘右衛門は泣きながらぎゅっと抱きしめ続けたが、兵助は困ったような顔をしていた。
「なんだ勘右衛門、寝ぼけてるのか?」
「寝ぼけているバヤイではない!!」
横から、八左ヱ門の叫びが聞こえた。
「兵助も勘右衛門も早くしろ!」
八左ヱ門の後ろから雷蔵と三郎も出てくる。
「兵庫水軍の人たちにご飯を持っていくんだ!」
そう言って、おにぎりやら味噌汁が入った竹筒を差し出す。
勘右衛門は慌てて立ち上がった。そうだ、これから保健室にいる水軍のところへ行って、学園長に忍務を頼まれるのだ。
──また、繰り返している。
勘右衛門は、目の前で繰り広げられる光景を見ながら思った。
自分は、どうすればいいのだろう。この場に留まっていれば、またあの未来が訪れるのか。それとも、今度こそ回避できるのか。
わからないままただ流れに身を任せるしかない自分に苛立った。
しかし、そんな勘右衛門の様子などお構いなしに時間は流れ続ける。
何をしても、結果は変わらない。
忍務の果てに、誰かを失うか、全員失うか。そのたびに勘右衛門はあの白い闇に戻り、あの板を探してはくぐる。
今度こそ。今度こそ、ちゃんと上手くいくと信じて。
センチュリーは笑う。お前は何回目だ? と。勘右衛門は答えることができない。回数なんて覚えていない。
答えられずにいると、俺もだよ、とセンチュリーは言う。彼は振り返る。そこには、今までなかったはずの。
──無数の死体の山ができあがっていた。
センチュリーは、自分の背後にあるものを指差す。
それは、紛れもない眼の前にいるセンチュリー彼自身だった。赤い忍者服は血で黒く染まり、特徴的なサングラスは壊れている。
ぞくりと寒気がして、勘右衛門は振り返る。
──自分の死体の山があることに、気づいてしまった。センチュリーほどの山ではないが、それでも。
勘右衛門は、震えながら一歩後ずさりする。
これは、繰り返してきた自分の残骸。救えずに散っていった自分たち。何度死んでも諦めず繰り返した軌跡。
勘右衛門は、自分がしてきたことを理解した。
──俺は、ずっとやり直そうとしていた。
──でも、やり直してもやり直しても同じだった。
──だって、同じことを繰り返していたんだから。
──だから、きっと今回もまた繰り返すことになる。
──また、みんな死んでしまう。
──兵助も、八左ヱ門も、雷蔵も三郎も。
──そして、俺自身も。
勘右衛門は、唇を噛み締めた。もう、こんなことは終わりにしたい。
俺は、みんなを助けたいだけなのに。今日もめでたしババンザイで明日を迎えたいだけなのに。
センチュリーもはあと息を吐いてぽつりと言った。
「俺も、もう終わりにしたい」
その声は、今までの余裕のあるものではなく。
「……もう、疲れたよ」
幼い子供のような響きがあった。
センチュリーを思わず見返すと、ハッと彼は口を噤んだ。それから、いつものように口角を上げて笑みを作る。
しかし、勘右衛門にはそれが作り笑いだということがわかってしまった。
彼が、本当はどんな気持ちなのかが伝わってくる。
──俺は、彼の気持ちがわかる。
──なぜなら、彼と同じ立場にあるから。
──繰り返しているのは、俺だけじゃない。
──俺と同じように、何度も繰り返しているんだ。
「協力しないか」
センチュリーは言う。
「ここで逢ったのも何かの縁。同じ廻る者同士、ここは抜け出すために策を講じようじゃないか」
勘右衛門は考える間もなく首を縦に振っていた。もう、どうしたらいいかわからなくなっていた。こんな状況で一人で考えていても、何も思いつかないだろう。ならば、仲間がいた方がいい。それに、彼となら、うまくやっていけるかもしれない。ドクタケを信用するのは不安があるけれど、他でもない同じ境遇の彼なら、信用していいじゃないかと思った。
センチュリーは、勘右衛門の手を取って握手をした。その手は、ひどく冷たかった。まるで、血など通ってないかのような冷たさだった。
二人は、まず互いの情報を交換しあった。センチュリーは、今までのことを覚えていた。勘右衛門が記憶を持っていることも確認できた。
次に、二人でこれからのことを話し合った。
この先、自分たちはどういう行動を取るべきか。
勘右衛門は、内心嬉しかった。ずっと一人で抱えていたから。最初友人に打ち明けたことがあるが、皆信じてくれなかった。たとえ信じたとしても、繰り返せばそんなこと忘れてしまう。いつしか勘右衛門は内に抱えるようになった。しかし、今こうして話を聞いてくれる人がいる。それだけで十分だった。
「それでは、時になったら合図を送る」
「……もし、それがなかったら」
「それは今の俺ではないということだ。それはお前に関しても同じだ。合図を送って反応しなかったなら、”会うことのなかったお前”なのだろう」
そう、たとえまた繰り返しても、今ここにいるセンチュリーもそうなのかはわからない。この先に起こる出来事を知らないセンチュリーだっているのだ。そして、それはセンチュリーから見た勘右衛門も同じ。
「それを試すためにも、必要なことだ」
センチュリーの言葉に、勘右衛門は何も言わずにただ肯いた。
白い闇が広がってゆく。
二人は板の前へと向かう。先に引いたのはセンチュリーだった。
「ではな、忍術学園の尾浜勘右衛門。……二度と会うことがないよう」
そういうと彼は板の向こうに消えていった。自分も後を追うようにくぐる。
──何度も経験した教室の匂いを感じながら。
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