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#民話的な何か
@sL063VoATUKzPr93年前不意に思いついた民話のような伝説的や伝承のような何かの話(未完になるかも)昔々、仲睦まじい商人(あきんど)の夫婦がおったそうな、夫婦には大変、技量もよく気立ての良い見目麗しい親孝行者の娘がおったが娘には難があった。
それは美しさ故に娘が魑魅魍魎に好かれやすかったということだった。そんな娘を心配した夫婦は魑魅魍魎に娘が連れて行かれぬようにと娘が産まれた折りに近くの神社の宮司に相談すると、宮司は娘が7歳になるまでは御守りを肌に離さず持たせるように夫妻に言い聞かせ、娘が7歳になると、今度は娘に内側と外側に札を貼った赤い傘をさして持たせるように宮司は夫妻に言いつけた。
そのため15になった娘は今でも家の外に出るときはいつも赤い傘をさして歩いていた。そのため周りから奇妙に見られながらも、傘が娘の美しさをより一層、引き立てていたために誰も何も言わなかった。


「いいかい、娘や外では決して何があっても傘を閉じたり、無くしたりしてはいけないよ」
そんなある時、いつものように娘が使いを頼まれて店から出て行こうとするのを母親である女将さんが引き止めては傘を忘れないように言い聞かせた。
「はい、母上様。わかっています」
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