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#ミトロン
珪聯(けいれん)
2年前
#FF14
#二次創作小説
#ミトロン
#アゼム
はしりがき
1/23 0:14
急にアゼムからこういうものを用意して欲しいと頼まれた。
それは、花、だった。
食事の上に飾っていても、目を引いて楽しませてくれるものがいい、と。
「それでアログリフが気にしてくれるといいね」
と言われ、私は言葉を失う。
そんな私を見てアゼムは朗らかに笑う。
そんなところが、アゼムを憎めない部分であり。
エリディブスがなんだかんだで甘いところもこんな部分なんだろうな、と。
アゼムも逆にエリディブスには甘々なところがあり。
お互いにそれだけ信頼しあっているのだろうなと。
私の知っているアゼムは、エメトセルクに怒られつつ、そこを宥めて依頼に連れて行くのは、確かに信頼がなければ出来ないことで。
そう思うと、今回アゼムがチョコレートに乗せた花たちは……。
「どうしたの? ミトロンはアログリフからもらったの?」
と聞かれて、そこは関係ないだろうと答えていると、周囲から笑い声が聞こえる。
まさか……。
「みんな知っているよ。ミトロンが誰のことを思っているのか、とか」
私は一気に顔を赤くする。
それを見ている院のメンバーが冷やかしてくる。
「今回のことは私たちから、アゼム様へお願いしたんです。アゼム様も快く引き受けてくれて」
嘘だろ。
アゼムに限って快くとか、そんな部分がこいつに……くっ、こいつのこの笑顔を見て、それ以上言えなくて。
こういう部分がエリディブスが、ラハブレアが黙ってしまうところなのかと、おもっていた。
本当に憎みきれないところが、アゼムのいいところだし、悪い、ところでもあり。
アログリフと仲がいいも事実で。
何度かアゼムの自宅にアログリフと共に呼ばれて食事もしていた。
食事会、と言う感じだったが。
あそこにはエリディブスに、エメトセルク、ヒュトロダエウス、私にアログリフと言う感じで。
そこで気がつくと何度かアログリフと話す機会もあったりして。
「ミトロン、今度アログリフを連れてくるから、準備しててね」
はぁ?
お前は何かんが……。
「楽しみにしててね♪」
と言って去って行くアゼムを見送る以外出来ない私がいた。