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#エメアゼ
珪聯(けいれん)
2年前
#FF14
#エメアゼ
#二次創作小説
#ヒュトロダエウス
はしりがき
1/23 0:17
ふと、アゼムからチョコレートが詰まった箱を渡して来た。
「これ、ハーデスにあげる」
と言われ、強引に渡され私は戸惑いつつ、受け取っていた。
横にいたヒュトロダエウスが中身を見てへーっという感じでいて。
「ああ、それね……なんでもミトロン院に頼んでアゼムが作ってもらったものみたいだね。そのチョコの上の花たちは」
私は箱を開けた時驚いたのは、花が乗っていたこと。
どうもその花がミトロンに頼んで作ってもらったもののようで。
白い花弁の花が乗っている。
「ずいぶんと可憐な白い花が……って、思い出した?」
とからかうようにヒュトロダエウスが言ってくる。
私が睨むとヒュトロダエウスが笑っている。
「ああ、そのチョコの意味だけどね……ミトロン曰く、無垢な愛、信頼だそうだよ」
無垢な、愛、だと?
私がその意味に驚いていると、ヒュトロダエウスは、
「なかなか意味深だね。見返りを求めない愛って。信頼って意味では……やはりアゼムからの信頼は得ているってことだね」
と笑いかけてくる。
同じものをヒュトロダエウスにも渡していたので、そちらに聞くと、
「アゼムはワタシのことは、親愛なる、友人へ、らしい」
友人?
私は心のなかで呟いた。
そしてヒュトロダエウスとの差も。
私のが、そこまで大事だといいたいのか、と。
「その結果は不満かい?」
と言われてヒュトロダエウスの方を見返してみたが、そうするといつの間にかにアゼムが戻っていた。
「そのチョコに乗っている花綺麗でしょ。ミトロンに頼んで見たんだけど、ミトロン院の子たちも楽しんでくれて。色々な花が生まれたんだよ」
とても楽しそうに笑うアゼムはいつものアゼムで。