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#ぱら読みした時の目印になるゾ
111strokes111
2年前
#ぱら読みした時の目印になるゾ
♡
#記号
即売会で手に取ってもらいぱらぱらとめくるその時、小説かよイラネでそっと戻されるその時!その時に♡がたくさん散っているページが目に入ることによってこの本は推しカプがやることをやる本ですよ、と内容を読まずとも"わからせ"ることが可能なわけです(オタクの早口)
あとまあそれがダメな人への目印にもなりますよね。必ず前書きに♡喘ぎあるからな!と注意書きを入れています。
別に♡なしで書けないことはないんですが復帰して初めて知った表現でこんな感じ(♡なしとありそれぞれはしりがきに載っけておきます)にまだ遊びたいと思います。私に取っておもちゃなんですよ。
はしりがき
12/1 21:51
※サイレス=ゲーム内に出てくる発言や呪文を封じる魔法
ローレンツはいつもクロードの言葉を丁寧に聞いている。いつだって言質をとってやるという意思の表れかもしれないが。フォドラから見たパルミラの印象を一言で表すなら強欲だ。我慢など一切せず蛮勇を誇り攻め込みたい時にフォドラの首飾りへ攻め込む。パルミラ人からしてみれば身内に対する示威行動でそこにはきちんと理屈がある。しかしそんなことは攻め込まれるフォドラの民には一切関係ない。ローレンツはクロードがパルミラで育ちパルミラ王の血を引くと知った瞬間にクロードを知るのは自分だけではないと判断したから意外だったのだろう。
「嫌なところを拾う耳だな」
クロードは机から立ち上がると後ろから手を回し椅子に座ったままのローレンツの襟を緩めた。立襟で隠されていた白い肌が晒されていく。白い肩と首は随分と凝っていて解すように押してやると力が抜けていくのが分かる。
「……ッ!やめたまえ!君、こんな所を見られたら……!」
「俺の評判は上がりこそすれ下がることはないな」
褐色の指が鎖骨を何度もなぞり緩んだ服の隙間から更に下へと侵入していった。息が荒いのは期待のせいなのかこれだけで火が付いたからなのかどちらだろうか。淡く色付く先端を指先が掠めただけで白い身体が痙攣した。好いところは変わらないものらしい。
「ああぁっ…!ん、んぅうっ!」
「王宮はまだ空っぽだ。臣下どもは誰相手でも良いから早く子供を作れと思ってるだろうよ。この際俺の子供を産んでくれるならフォドラの男オメガでも構わないだろうな」
クロードはローレンツの服から手を引き抜き腕を伸ばして興奮しているローレンツの下半身をズボンの上から撫でた。
「なあ、机、座って?」
釦を外して下履きを下ろすと興奮し切ったものがクロードの前に現れた。口に含むと固くて熱い。こんな立派なのに受胎させる能力がないのだから不思議な話だ。根本まで咥えて頭を動かすと中でびくびくと震えている。膝まで下ろしたズボンが長靴に引っかかっていたので口を離した。きもちぃからもっと、と舌足らずに強請る声を聞きながら裾をひっぱって脱がせてやる。
「椅子じゃなくて俺の上に座ってくれ。中に入れながらだ」
クロードはシャツや上着は着たまま下半身は長靴だけという姿になったローレンツを椅子に座っている自分の上に跨らせた。クロードの肩に手を乗せたローレンツは自重で隘路が開かれていく感覚に小さく反応を示しつつも言われた通り王の上に座ることが出来た。白い臀部を褐色の手が鷲掴みにして前後に揺らすとそれまで我慢していた声が出始める。
「ひっ…!!ああぁっ…んんん…っ!ん…っ!ひ…っ!やら、あぁッ!おくッやめてぇ!ん、ん、ぅっ!こえッ!れちゃ、うぅ…っ、ぉ…っ!?やっ…あァ!!さ、さいれす…か、かけて!」
「サイレスかけたら話し合いができないだろ?査証の種類なんだが……」
クロードはローレンツのシャツの裾から手を潜り込ませると固く立ち上がっていた乳首を摘んだ。身体が痙攣し中にいるクロードを無意識に締め付けてくる。
「商用と、観光と、留学を考えてる」
「やら、あぁッ!やっ…あ゛ァ!!商用と通過はぁっ…!ひッ……別に用意させっ!あああァッ!あ゛ッ、ん!」
「つれないな、そうしたらフォドラを横断してダグザに向かう商人が途中で商売できないじゃないか、んん?」
「ひっ…!!我が国としては、ああぁっ!んんん…っ!ん…っ!ひ…っ!入国し、た、商人の商行為を、あぁ……ッ…可能な限り把握した…ぁん!そこッやめてぇ!」
戯れに提案してみただけなのだが真面目な性分なせいかきちんと食らい付いてくる。ローレンツは乳母日傘で育てられた伯爵家の嫡子とは思えない根性の持ち主だった。
「随分と良さそうだがなあ。ではそちらが必要だと思う査証には何がある?」
完全に主導権を握っているクロードは臀部を前後に揺さぶる手の動きを止めずに逆に問うた。ローレンツ自身は興奮しきっていてクロードから突かれる度に先端から白濁が小さく流れ出している。
「で、は…ああぁっ!んんん……っ!せ、セイロス教のぉ…宣教師たちにぃ…っ!しゅ、宗教査証をぉ…っ!」
宗教査証は外国人宣教師や修道士、神官などの宗教関係者へ与えられる査証だ。布教のついでかつ無給であれば教育や医療、社会事業などを行うことが許されセイロス教会の宣教師たちはブリギット等で実際に布教活動を行なっている。パルミラでの布教許可を得たとなればローレンツの実績になるだろう。教会が建てばセイロス教の司祭たちはパルミラのオメガ達にも抑制剤を配るのだろうか。そうすれば小屋も必要がなくなるのだろうか。ローレンツが出したもので互いの腹をべとべとに汚しながらクロードはローレンツの中を激しく擦った。どちらの、とは言わないが絶頂が近い気がする。
「良いぜ、布教を認めてやるよっ……!」
「ん…っ!はぁーッ……っ!あぅ…ッあーッ!まッてええぇ…ッ!もぉっ…ぁッ……もち、い、のいらないぃッッ!!んんんっ!!!ひ、あッ!あッ、んあああぁッ!?な、ん、れ、イッてるのにッ!そこぉッ!」
提案をのむ、と耳元で伝えたが息も絶え絶えになっているローレンツに伝わったのかどうかは微妙だった。彼はクロードに翻弄されているつもりだが彼の隘路がどれだけクロードを攻め立てているのかを知らない。セイロス教会への布教許可を出した理由が自分の身体だと分かったらローレンツは何を思うのだろう。今回の成果を文書で報告するとしてどんな風に書くつもりなのだろう。読ませてもらいたいな、と思いながらクロードは自分の上で息も絶え絶えのローレンツの口を吸った。きっとそうして欲しいだろうと知っているからだ。
ありがとう、これで今日も生きていける