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111strokes11112/1 21:47即売会で手に取ってもらいぱらぱらとめくるその時、小説かよイラネでそっと戻されるその時!その時に♡がたくさん散っているページが目に入ることによってこの本は推しカプがやることをやる本ですよ、と内容を読まずとも"わからせ"ることが可能なわけです(オタクの早口)

あとまあそれがダメな人への目印にもなりますよね。必ず前書きに♡喘ぎあるからな!と注意書きを入れています。

別に♡なしで書けないことはないんですが復帰して初めて知った表現でこんな感じ(♡なしとありそれぞれはしりがきに載っけておきます)にまだ遊びたいと思います。私に取っておもちゃなんですよ。
どうしてこんなことに。ローレンツは洗面所に置いてあるワセリンに新たな使い道があることを知ってしまった。先程からベッドにうつ伏せになりながらこの先どうすべきか考えようとしているのだがクロードが内側を抉る度に思考が中断される。
「ああぁっ♡あっ…♡そこッ…!!だめぇ!♡あぁっ♡♡んんっ!!」
 ローレンツにはグロスタールの紋章を遺伝させるために国が充てがった婚約者がいるのだがまだ三回しか直接会ったことがない。元々は従弟の婚約者だったので三回のうち一回は従弟の立会人として会っている。真っ白で小さくて折れそうな娘だった。才媛で今は魔道を学ぶためモルフィスに留学している。フォドラにおいて同性愛は全く禁忌ではない。留学先のブリギットも同じだ。だがどちらの国でも女性と婚約中でありながら男性と遊ぶのは倫理観がないと詰られるだろう。いくらその婚約に現実感がないとはいえ……。
「なあ、考えごとするの止めれば?」
「でもっ……!僕っ……婚約者が……」
「へぇ……それって男?女?」
 興味が湧いたのかクロードは腰を動かすのを止めた。それまではローレンツの耳元に口を寄せると耳に舌を這わせていたのにそれもしない。ローレンツに喋らせるためわざと動きを止めているのだ。
「あ……はあっ…女性だ……」
「へぇ……こんな遊び覚えてるのに女とねえ……」
「仕方ないだろう……国の命令だ……」
 フォドラではエーデルガルト大帝が主張した紋章主義の打破という考えも強く根付いており革命以降少しマシになったとはいえ紋章を持つ者を忌避する家も数多く存在する。紋章を保持する年配者の中には結婚相手をあてがってくれる革命政府のほうがましという者もいた。
「へぇ……紋章持ってるのか」
 そういうとクロードはローレンツの耳を舐った。彼は白フォドラ人でもあるので多少はフォドラの事情が分かっているらしい。フレスベルグ家から弾圧された革命家たちは戦力を補うため紋章保持者たちを取り込み彼らを囲い込んでいる。
「ひッ…あああァッ♡♡あッ、んあぁッ!?」
 白い身体が反り返り褐色の手が左胸を揉む。激しい鼓動はクロードの掌にも伝わっていることだろう。フォドラからブリギットへ行く留学生は国では得られない自由を期間限定で満喫する。ローレンツも例外ではなくブリギットでは通過儀礼のように様々な体験をしてみたが身体の奥までは許さなかった。心を鷲掴みにされるような体験は生まれて初めてだというのに相手の洗礼名しか知らない。
「何の紋章もってるんだ?」
 クロードがローレンツの背中にべったりと身体をくっつけ体重をかけた。身動きが取れない状態で身体の奥を暴かれながら先走りでぬめる先端が親指で撫で回されるのと同時に浴室でも散々弄られた乳首を強く摘まれるとローレンツの頭の中に白い光が満ちていく。
「ああぁっ♡あっ…♡ぐ……グロスタールの紋章だッ!ふか、あぁ♡ッふかいィッ♡あァ♡き、ちゃうぅうッ!!」
 ローレンツはクロードの腕を枕にして眠っていた。意識は覚醒したがまだ瞼を開く気になれない。知らぬ間に身体を拭いてくれたらしく不快感はなかった。体温が高い彼に触れているところ全てが温かく心地よい。その熱を堪能したくて抱きつくと兵舎村で最初に過ごした晩の寒さが嘘のようだった。従弟は二ヶ月の任務が終わってもこんな寒い家に戻って一人で過ごし軍用トラックに轢かれて亡くなった。物資不足に悩むフォドラ連邦では入院する患者が輸血用の血液や薬を用意する。ローレンツがブリギットへ留学していなかったら軍病院まで車を飛ばして従弟に自らの血を輸血することができただろう。事故の一報を聞き飛行機で急いで戻ったが看取ることすら出来ずローレンツは固く冷えた従弟の亡骸に縋って大声で泣いた。教会で茫然としていた従弟の婚約者は結局従弟と二人きりで顔を合わせたことがあったのだろうか。あの日以来、ローレンツはいつも寒くて仕方がない。だが今は身体が芯からあったまっていた。
「朝から情熱的だな」
 特徴的な胼胝がある褐色の手が白い太ももの裏を撫であげたのでローレンツは自分もクロードも何も身につけていないことに気づいた。二枚目の毛布を出す前に続きを始めてしまったので大男が二人で使うには抱き合っているしかなかった。
「え、あ、その……寒かったんだ!」
 ローレンツは勢いよく起き上がると何も身につけずにストーブを点けた。白い身体はそこら中に情交の痕跡が残っていて毛布を独占しているクロードの視線がそれを追うように上から下へと這っていく。すらりと長い手足や白い背中と腰を晒したままローレンツはクローゼットを漁り先に自分が軍から支給されている肌着やズボンそれにセーターを身につけてから毛布に包まるクロードに全く同じものを一揃え差し出した。故郷からたまに家族や友人が顔を見せにくることはあるが彼らはきちんと自分が着る物を持参する。ローレンツの家に他人のための服など存在しないし私服は貴重なのでいつ逮捕されるか分からない異国の男に着せてやりたくない。
「裾を折って履け」
 本来の持ち主に合わせて支給されているためローレンツの予想通り隣国からの客人には長すぎた。指先だけちょこんと出ている所は子供のようだが騙されてはいけない。彼はベッドの上でローレンツを好き放題貪ったのだから。
※サイレス=ゲーム内に出てくる発言や呪文を封じる魔法
 ローレンツはいつもクロードの言葉を丁寧に聞いている。いつだって言質をとってやるという意思の表れかもしれないが。フォドラから見たパルミラの印象を一言で表すなら強欲だ。我慢など一切せず蛮勇を誇り攻め込みたい時にフォドラの首飾りへ攻め込む。パルミラ人からしてみれば身内に対する示威行動でそこにはきちんと理屈がある。しかしそんなことは攻め込まれるフォドラの民には一切関係ない。ローレンツはクロードがパルミラで育ちパルミラ王の血を引くと知った瞬間にクロードを知るのは自分だけではないと判断したから意外だったのだろう。

「嫌なところを拾う耳だな」

 クロードは机から立ち上がると後ろから手を回し椅子に座ったままのローレンツの襟を緩めた。立襟で隠されていた白い肌が晒されていく。白い肩と首は随分と凝っていて解すように押してやると力が抜けていくのが分かる。

「……ッ!やめたまえ!君、こんな所を見られたら……!」
「俺の評判は上がりこそすれ下がることはないな」

 褐色の指が鎖骨を何度もなぞり緩んだ服の隙間から更に下へと侵入していった。息が荒いのは期待のせいなのかこれだけで火が付いたからなのかどちらだろうか。淡く色付く先端を指先が掠めただけで白い身体が痙攣した。好いところは変わらないものらしい。

「ああぁっ…!ん、んぅうっ!」
「王宮はまだ空っぽだ。臣下どもは誰相手でも良いから早く子供を作れと思ってるだろうよ。この際俺の子供を産んでくれるならフォドラの男オメガでも構わないだろうな」

 クロードはローレンツの服から手を引き抜き腕を伸ばして興奮しているローレンツの下半身をズボンの上から撫でた。

「なあ、机、座って?」

 釦を外して下履きを下ろすと興奮し切ったものがクロードの前に現れた。口に含むと固くて熱い。こんな立派なのに受胎させる能力がないのだから不思議な話だ。根本まで咥えて頭を動かすと中でびくびくと震えている。膝まで下ろしたズボンが長靴に引っかかっていたので口を離した。きもちぃからもっと、と舌足らずに強請る声を聞きながら裾をひっぱって脱がせてやる。

「椅子じゃなくて俺の上に座ってくれ。中に入れながらだ」

 クロードはシャツや上着は着たまま下半身は長靴だけという姿になったローレンツを椅子に座っている自分の上に跨らせた。クロードの肩に手を乗せたローレンツは自重で隘路が開かれていく感覚に小さく反応を示しつつも言われた通り王の上に座ることが出来た。白い臀部を褐色の手が鷲掴みにして前後に揺らすとそれまで我慢していた声が出始める。

「ひっ…!!ああぁっ…んんん…っ!ん…っ!ひ…っ!やら、あぁッ!おくッやめてぇ!ん、ん、ぅっ!こえッ!れちゃ、うぅ…っ、ぉ…っ!?やっ…あァ!!さ、さいれす…か、かけて!」
「サイレスかけたら話し合いができないだろ?査証の種類なんだが……」

 クロードはローレンツのシャツの裾から手を潜り込ませると固く立ち上がっていた乳首を摘んだ。身体が痙攣し中にいるクロードを無意識に締め付けてくる。

「商用と、観光と、留学を考えてる」
「やら、あぁッ!やっ…あ゛ァ!!商用と通過はぁっ…!ひッ……別に用意させっ!あああァッ!あ゛ッ、ん!」
「つれないな、そうしたらフォドラを横断してダグザに向かう商人が途中で商売できないじゃないか、んん?」
「ひっ…!!我が国としては、ああぁっ!んんん…っ!ん…っ!ひ…っ!入国し、た、商人の商行為を、あぁ……ッ…可能な限り把握した…ぁん!そこッやめてぇ!」

 戯れに提案してみただけなのだが真面目な性分なせいかきちんと食らい付いてくる。ローレンツは乳母日傘で育てられた伯爵家の嫡子とは思えない根性の持ち主だった。

「随分と良さそうだがなあ。ではそちらが必要だと思う査証には何がある?」

 完全に主導権を握っているクロードは臀部を前後に揺さぶる手の動きを止めずに逆に問うた。ローレンツ自身は興奮しきっていてクロードから突かれる度に先端から白濁が小さく流れ出している。

「で、は…ああぁっ!んんん……っ!せ、セイロス教のぉ…宣教師たちにぃ…っ!しゅ、宗教査証をぉ…っ!」

 宗教査証は外国人宣教師や修道士、神官などの宗教関係者へ与えられる査証だ。布教のついでかつ無給であれば教育や医療、社会事業などを行うことが許されセイロス教会の宣教師たちはブリギット等で実際に布教活動を行なっている。パルミラでの布教許可を得たとなればローレンツの実績になるだろう。教会が建てばセイロス教の司祭たちはパルミラのオメガ達にも抑制剤を配るのだろうか。そうすれば小屋も必要がなくなるのだろうか。ローレンツが出したもので互いの腹をべとべとに汚しながらクロードはローレンツの中を激しく擦った。どちらの、とは言わないが絶頂が近い気がする。

「良いぜ、布教を認めてやるよっ……!」
「ん…っ!はぁーッ……っ!あぅ…ッあーッ!まッてええぇ…ッ!もぉっ…ぁッ……もち、い、のいらないぃッッ!!んんんっ!!!ひ、あッ!あッ、んあああぁッ!?な、ん、れ、イッてるのにッ!そこぉッ!」

 提案をのむ、と耳元で伝えたが息も絶え絶えになっているローレンツに伝わったのかどうかは微妙だった。彼はクロードに翻弄されているつもりだが彼の隘路がどれだけクロードを攻め立てているのかを知らない。セイロス教会への布教許可を出した理由が自分の身体だと分かったらローレンツは何を思うのだろう。今回の成果を文書で報告するとしてどんな風に書くつもりなのだろう。読ませてもらいたいな、と思いながらクロードは自分の上で息も絶え絶えのローレンツの口を吸った。きっとそうして欲しいだろうと知っているからだ。
これ好き! 好きすぎる!ありがとう、これで今日も生きていける
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
なるほど
それいいね!
共感する
響くわ〜
マジ天使
天才!
エロい!
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
いいね
待っている!いつまでも!
いつもありがとう!
わかる、わかるよ……
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
それな
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
共感する
大丈夫!
のんびり行こう!
泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
やるじゃん!
エライ!
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いつもありがとう!
神降臨!
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この本欲しすぎる
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