タイムライン
すべて
男性向け
女性向け
その他一般
ログイン
こそフォロ
タイムライン
フォローリスト
ジャンル
すべて
男性向け
女性向け
その他一般
応援する
検索
新規投稿
投稿更新
お知らせ
応援が来ています!
tama1230515
2/10 19:19
#ヒプマイ
#寂乱
#女体化
感想一言でも欲しいです😭
表示する
いいね
頑張って!
応援してる!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
この本欲しすぎる
ありがとう、これで今日も生きていける
#ヒプマイ
#寂乱
#女体化
反応たくさん頂けたら…本に…したいな(願望)
はしりがき
2/10 19:19
TDD事務所の中、一部屋だけボク専用になっている。
着替え、飴、仕事道具。置いてある物は様々だ。大事に洗濯してあるし、掃除だってきちんとしている。そして、左馬刻、一郎、寂雷、この3人は立ち入り禁止だ。まあ入れと言っても入ってこないだろう。ブラジャーやショーツが置いてある部屋に立ち入るような神経を持ち合わせている男達ではない。信頼している、だから鍵もかけずに置いている。他の男は嫌いだけどこの3人なら。――――多分、嫌いじゃ、ない。
「こんに乱数くん、いつも言っているでしょう。お腹が冷えるからスカートも履きなさい」
「や〜だ〜」
オーバーサイズのトレーナーを着て、見せブラ見せパンといった出で立ちでソファに寝転がっていると、事務所にやってきた寂雷が開口一番そう言った。今更ボクのパンツ見たって何も思わないくせに何視線彷徨わせてるのさ。お前が接待で連れて行かれるお店のお姉さんの方が豊満なオッパイと魅惑的な脚を持っていることをボクだって知っているよ。ちょっとでもいいなとか思わないことないんだろ。男だもんね。あーやだやだ。
よく遊んでくれるお姉さんへのLINEを返していると、す、とスマホを取り上げられた。
「あ、ちょっと! 返してよッ」
「服をちゃんと着てください。そうしたらお返しします」
「やだやだやだ!」
TDD事務所にいる間は、わりかし衣服を脱ぎ散らかす癖がボクにはあった。裸族というわけでもない、と思う。下着は流石に身につけているし。けれど、Tシャツを着ていたらスカートを脱いでしまったり、ズボンを脱いでしまったり。レギンスを履いている時は逆に上を脱いでしまうこともある。
叱りつけてくるのは3人ともで、怒声が五月蝿いのが左馬刻、目のやり場に困っている様なのが一郎、理詰めで迫ってくるのが寂雷だ。もちろん、この3人との攻防に負けた事は一度もない。それに、見て欲情でもするのかと問うたらそれは全員が否だったのだ。だったら良いじゃないか。ボクの中でそう結論付いた次第だ。
「……きちんと服を着てくださったら、お土産を独占しても構いませんよ」
「なぁに?」
「シュークリームです」
寂雷が、後ろにしていた手を見せてくれた。それは今有名になっているお店のシュークリームの箱だった。どうしたのと尋ねると、乱数くんはこういうのが好きそうなので来る途中に購入してきました、と。
よくわかっている、確かに好きだ。
箱詰めしてもらってきたという事は、TDDのメンツで食べるつもりで買ってきたんだろう。それを取引材料にするほどボクに服を着せたいか。むくりと起き上がって自分の身体を、脚を、入念にチェックする。見苦しい点はない。爪も整えているし、ムダ毛の処理だってカンペキだ。ペティギュアだって剥がれたりしてない。服で隠せという神経が、よくわからない。わからないけれど、シュークリームを食べて良いというのなら、話は別だ。
「本当に食べて良いの?」
「えぇ、私の分もどうぞ」
「仕方ないなあ」
そこまで言うなら。
ソファから立ち上がり、大きく伸びをする。オーバーサイズのトレーナーが太ももまでボクの体を隠した。それでも、寂雷はボクを見ない様にしているから、なんだろう、逆に不満になる。見ろってわけじゃないけど、視線を逸らすほど見苦しいか、ボクは。
(……なーんか複雑ぅ)
良いけどさ。服着るけどさ。寂雷はスカートをはけと言っていたけれど、このトレーナーだったら履くのは柄物のレギンスが断然可愛い。ボクだけの特別の部屋に行って目当てを取ると、取って返して事務所に入った。履いてきただろうと思っていたらしい寂雷とバッチリ目があって、寂雷がぶわりと赤面する。え、何?
「レギンスとってきたから履くねー。あ、お茶煎れてくれてんの〜?」
「……」
「履いたよ? 寂雷?」
「……」
ステンドグラス柄のレギンスで足を覆ってから寂雷に近寄る。硬直しているようなので、目の前でフリフリと手を振ってみた。ダイジョーブかこのおっさん。人見て赤面したり硬直したり。情緒不安定ってやつ? 医者だろ自分が。病院行けよ。
「…………はっ!」
「は、じゃないってー。大丈夫?」
用意してくれていたお茶も、こぼしそうだったからその手から勝手に急須を引っこ抜いたしお茶っぱも溢していたから片付けた。どうしたんだろうか。寂雷がポンコツだ。
ゴホン、と大きく咳払いをしてから、寂雷がボクの頭にそっと手を乗せた。あんまり触れる事はしない人だから珍しい。
「乱数くんは女の子なんだから、下着姿でうろうろしてはいけませんよ」
「いーじゃん事務所でくらい」
「いけません」
「なんでさ」
あんまりにも頑固に言われるので、膨れて問い返す。理由だ理由。それがないならいう事を聞く筋合いもない。納得できる理由がないと行動できないのは人間の常である。それは寂雷も理解しているらしく、眉尻を垂れて困った顔をしていた。そうか、言えない理由か。逆に言わせたくなる。
(え、なになに、寂雷ってなんでもあっけらかんと言っちゃうのに、メズラシー)
「ねーなんでなんでっ!」
「それ、は」
寂雷は言い淀み、目端を赤くして俯いてしまった。これは本当に珍しい事態だ。悪戯心がむくむくと湧き上がる。
低身長としては大きめの胸を、寂雷の腕に押し付けて計算高く見上げる。自分がどう見えているか。それはよくわかっている。色気なんてほとんどないけれど、それでも胸だって少しは当てられたら男には効果があるだろう。寂雷だって、ホラ。男、だから。
「ねえ、なんでー。教えてよ♡」
「……」
「――――わっ」
ぐっ、と両肩を押されて身体を剥がされた。感じていた暖かさが消えて、それが少し心許ない。
一体なんだと言うのだ。文句の一つでも言おうと思って、口を開きかけて、やめた。
目の前の寂雷が、泣き出しそうなほど優しい笑顔で、目元を赤く染めてこちらを見ていたから。――――心臓が、ドクと跳ねた。
「聞いても後悔しませんか?」
「え」
「どうしてか」
あんまりに丁寧に言われたからか緊張で、口の中がカラカラになった。冷房は最初から効いていたけれどその乾燥とは違う。水、と思って、けれど両肩を押さえられたままで動けない。
水鏡の様な目が、こちらを見て離れない。
「あなたのことが」
「遅くなって悪ィなオイ、集まってっかー。差し入れあんぞ」
「乱数、寂雷先生ちわっす!」
「あ、左馬刻〜、イチロー、やっほー☆」
寂雷の言葉にかぶせる様に左馬刻とイチローが入ってきて、肩を掴まれて見つめあってるボクらのことを見て青ざめる。当然の様に、二人に速攻で引き剥がされた。叱られてるとでも思われたのかな。叱られ……なんだったんだろ。ボクのことが何? ま、いっか。
「寂雷も差し入れしてくれたんだよ、みんなで食べよー♬」
「俺飲みモン用意しますね!」
「ありがとーイチロー」
左馬刻からの差し入れは、妹の合歓ちゃんからのアップルパイだった。アップルパイなんてボク焼けないよ。すごいなあ。
寂雷から剥がされて、寂雷から一番遠くに座らされた。イチローと左馬刻が思い切り間に入ってくる。
何か違和感があって、でもそれがなんなのかよくわからなくて、言葉にできないから黙って差し入れを食べることにした。差し入れはどれも美味しかった。左馬刻がマジ先生目ぇ離せねぇとか言っていたけどよくわからない。今日はよくわからないことが多い日だ。
(男同士で分かり合っちゃって、ずるいんだー)
食器を片付けていると、後ろから抱きこまれた。誰だボクを抱き枕代わりにする輩は。
「シュークリーム、私の分もどうぞ」
「え、食べなかったの?」
「はい。差し上げると約束しましたから」
抱きこまれたまま、ソファに戻って寂雷の膝の上に落ち着く。シュークリームは綺麗に残されていた。本当に食べなかったんだ。律儀なやつ。でも嬉しいのは事実だ。
「ありがと、寂雷」
「どういたしまして。さあ、どうぞ」
言葉に甘えて食べだすと、外に出ていた左馬刻が戻ってきた。戻ってきて早々にズカズカ近寄ってきた。何? シュークリームを食べようとしたまま口をぽかんと開けて見上げると脇の下に手を突っ込まれて抱き上げられ、そうになった。寸での所で、左馬刻の手を寂雷が払ったのだ。何無駄に動いてるんだろう。埃経つからやめてくれないかな。
「先生無駄に乱数に近寄るのやめろって言ったじゃないっスか!」
「そろそろ私も我慢の限界です」
「告る勇気もないクセに何言ってんスか!?」
寂雷ってボクのこと好きなのかなあ。そんな風には見えないけどなあ。シュークリーム美味しいから騒いでるのは見逃してあげよーっと。
イチローも困ってるし、そろそろ違う話題にしないとね。えーっと、どうしよかな。
「じゃーくらい」
「は、はい」
「シュークリーム美味しかったよ、ご馳走様♡」
膝の上にいたから、しやすかった、と弁明しよう。
寂雷の端正な顔が目の前だったし、間近で見ても肌綺麗だし、触れてみたくなった、のだ。と、思う。
――――ちゅ。
「ら、むだ、くん」
「お礼のほっぺチューだよ☆びっくりした?びっくりした?」
ぴょんと寂雷の膝から降りて、何やらわなわなと震えている左馬刻と何やら言いたげなイチローの方に駆け寄る。
今日も、賑やかな一日になりそうだ。
君の名前はハッピーエンド。
Do you love me?
20200804 R
Copyright © 2020 【R】 Allright Reserved.
いいね
頑張って!
応援してる!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
この本欲しすぎる
ありがとう、これで今日も生きていける
頑張って
いいね
わかるよ
おめでとう
すべて
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
なるほど
それいいね!
共感する
響くわ〜
マジ天使
天才!
エロい!
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
いいね
待っている!いつまでも!
いつもありがとう!
わかる、わかるよ……
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
それな
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
共感する
大丈夫!
のんびり行こう!
泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
やるじゃん!
エライ!
いや、十分すごいよ!
おお〜😲
うるる😭
いつもありがとう!
神降臨!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
わかる、わかるよ……
やっちゃいましょう!
おめでとう!
やったぜ!
いや、十分すごいよ!
やるじゃん!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
それいいね!
行ける気がする!
落ち着けっ!
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
共感する
響くわ〜
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
マジ天使
天才!
エライ!
エロい!
それな
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
いいね