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toto_ff7_kh2/12 21:29ザックラバレンタイン走り書き「おわっ、なんだ、この山?!」
 任務が終わり、少しだけ時間があったからまだ仕事が終わっていないであろうセフィロスにちょっかいを出しにきたら溢れんばかりの箱が積み上げられていた。何となく、甘ったるい香りも漂っていなくもない。
「俺に言われても困る。これでは報告書もろくに書けやしない」
 セフィロスは呆れかえりながら箱の山に視線を送る。俺はその箱の山から一つ手に取り、眺める。
「ん?これ、セフィロス宛じゃん。あ、これも、これも全部!全部あんた宛の荷物?!」
「俺は何も望んでいないんだがな…勝手に届いただけだ」
「勝手に届いた?なんだそりゃ」
 俺は理解が出来ず、首を傾げていればセフィロスが指を差す。その先を目で辿れはこの部屋に似つかわしくない、ピンク色の派手なポスターが一枚。それをよくよく眺めれば『Happy Valentine day』の文字。俺はそれを読めば成程と納得をした。
「バレンタインねー流石英雄様。これだけの量が届くなんてなー」
「届くのは構わないんだが仕事の邪魔になるのは困る」
 たくさんの人から美味いチョコレート貰っているのに文句を言うとは贅沢だなと思う。俺もソルジャーの一人ではあるけれども、まだまだ英雄と肩を並べるのには程遠い。セフィロスやアンジール、ジェネシスのようにファンクラブが大規模にある訳でもない。まぁ一応、ファーストに昇格した時点であるらしいけれど、プレゼント貰うなんてあるかないかの程度だ。
「真面目だな〜なぁなぁ、いらないなら俺が貰ってもいい?」
「好きにしろ」
「やりぃ!」
 許可を貰えば俺は適当に一箱貰い、そのままセフィロスの部屋を後にした。多分あのまま部屋に残っていてもセフィロスは構ってくれなさそうなのもわかっていたし、怒られるのだけは勘弁だったからな。
 早速チョコレートの箱を開け、一つ摘み神羅ビル内を歩く。今日はこれといって予定もない。抜け出しても何も文句は言われないだろうと思い、俺は八番街の方へと足を運ぶことにした。
 バレンタインが近いと分かれば街中も必然とバレンタインの装飾が施され、いつもと少し違う賑わいを見せていた。
「すげーなー…」
 小並感の言葉を漏らしながら辺りを見回し、俺は街を散策することに。チョコレートを頬張りながら歩いていれば見覚えのある姿を見つけた。
 輝く金色の髪が一際目立つ。ぴょこぴょことその髪を揺らしながらそいつが歩いていれば俺は駆け寄り、後ろから軽く抱きついた。
「くーらーうーどっ!」
「うわっ!ざ、ザックス?!」
 クラウドは予想以上に驚き目を丸く見開いていた。そんなに驚くことか?と思いながらもその様子が妙に愛らしくて、俺はわしゃわしゃと頭を撫でる。
「ちょ、ザックスっ…何だよ、急に…」
「ははっ、お前の頭って何か撫でたくなるんだよなー」
 チョコボに似ているからなのか、普段から俺はこうやってクラウドの頭を撫でがちだ。今までトモダチにこんな態度を示したことはないのにクラウドだけは何故かこうしたくなる。でも、クラウドもこれと言って嫌がる様子はなく、いつも笑って流してくれる。
「変なの…」
「いいじゃん、別に。それよりクラウドは何してたんだ?」
 神羅ビルの中では擦れ違うことがあれども、こうやって街中でクラウドに会うことは珍しく、俺はクラウドに訊ねた。
「買い物だよ。今日非番だったから」
「あ、そうなんだ。女の子とデートかと思った」
「ザックスじゃないんだから…女の子の知り合いなんていないし」
 クラウドが少し拗ねたような表情を見せれば俺はもう一度クラウドの頭をわしゃわしゃと撫でた。
「こんなに美人なのに女の子の知り合いがいないの珍しいよな〜」
「別に仲良くなりたいとも思ってないし…」
 クラウドと俺は大して歳も変わらないだろうし、何より女の子に興味のないという方が珍しいのではと思った。でも、クラウドが女の子に興味がないならそれはそれで何となく安心している俺がいた。何でだろう?
「それよりザックス、何食べてるんだ?」
「んあ?あーチョコだよ」
 俺は手に持っていたチョコレートの箱をクラウドに見せた。
「…バレンタインの?」
「んー一応そうだけど…」
 俺がそう口を開けばクラウドの表情が一瞬だけ曇ったようにも見えた。俺は慌てて箱からチョコレートを一つ取り出し、クラウドに差し出す。
「く、クラウドも食う?」
「い、いや…俺はいいよ。ザックスのだろ?」
「俺のって言うか…正確には俺のじゃないと言うか…」
 セフィロスのチョコレートをかっさらってきたと言えばセフィロスに憧れているクラウドは怒るに違いない。と言うか表情を曇らせたのももしかしたら破れ掛けの包装紙にセフィロスの名前が書いてあったのが見えたのかもしれない。
「そっか…じゃあ、俺宿舎に戻るから」
 クラウドはそう言うとその場から逃げ出すかのように走り出した。あまりにも早かったせいか、俺は唖然としてしまい、その場に立ち尽くす。するとクラウドが買い物をしていたであろう店から店主らしき人が現れた。
「あんた、さっきの子の連れかい?」
「んー…まぁ、そんな所?」
「じゃあ丁度良かった。あの子、忘れ物してったから届けて欲しいんだよ」
 店主らしき人は小さな紙袋を手渡してきた。プレゼントするものなのか簡単ではあるがラッピングが施されている。
「おばちゃん、これ何か知ってるのか?」
「何もかも私の店で出してるチョコレートだよ。ほらもうすぐバレンタインだろ?彼女にでもやるのかい?って聞いたらこっちに来て初めて出来た友達にあげたいんだってさ」
 店主の言葉を聞けば俺はまさかと思った。自惚れる訳ではないけれど、クラウドはミッドガルにきてから友達という友達はいない、同期はただの同期であって特別な付き合いはないとも言っていた。だからこそ、俺と"トモダチ"として居られるのが嬉しいと笑いながら言っていた。
「なぁ、おばちゃん。この店で一番美味いチョコレートってある?」
「あるけど、あんたも買っていくのかい?」
「うん、俺も大事なトモダチにあげたいなって思って!」
 俺は店主に笑顔を見せながらその店で一番美味いと言われるチョコレートを買った。勿論、ラッピングもしっかりしてもらって。
 
 チョコレートが入った袋を抱えながら俺は宿舎方面へと走っていた。走ること数分、クラウドの後ろ姿を見つけた。
「クラウド!」
 俺が名前を呼べばクラウドは一瞬振り向きながらもまた走ろうとした。だから俺は自分の出せるスピードでクラウドを追いかける。ソルジャーの脚力舐めるなよと思えばあっという間に追いつき、クラウドの腕を俺は掴む。
「なんで逃げるんだよっ」
「べ、別に逃げた訳じゃ…」
 クラウドは目を逸らしながらぽつりと呟く。
「俺、クラウドの嫌がること何かした?」
 眉を下げながら訊ねればクラウドはゆっくりと首を横に振る。それがわかれば俺は安堵の息を漏らし、クラウドの腕からそっと手を離した。
「でもザックスなんで俺を追いかけてきたんだ?」
「これ。さっき買い物していた店で忘れてきただろ?」
 俺はそう言いながら持っていた袋をクラウドに手渡す。クラウドはそれに気付くとはっとした表情を浮かべ、袋を受け取った。
「あ、ありがとう…」
「自分で買い物したもの忘れたりするなよ〜」
 揶揄うように俺はクラウドの頭をくしゃりと優しく撫でる。でも内心はクラウドが手にしているものが誰に渡るかで鼓動が激しくなっていた。
ザックラには少女漫画が似合うって思ってるから許されたい。「うん…」
 クラウドは受け取った袋を握り締めていた。俺はそれを見ながら軽く頬を掻き、それとなく訊こうとするも思うように言葉が出ず、詰まってしまった。
 そのせいか暫く沈黙が流れるも、それを破るようにクラウドがゆっくりと口を動かした。
「ザックスは…チョコレート好き?」
「ん、あぁ、まぁ…さっきも食ってたし、人並みには?」
 人並みにチョコレートが好きって何だろうと思いながらも、予測できることに期待を膨らませれば鼓動は激しくなる一方だった。クラウドはトモダチ。期待をする方が間違っていると必死に言い聞かせる。
「そっか、それなら良かった」
 クラウドがそう言いながら微笑めば俺が渡した袋をもう一度俺に手渡した。
「これ、ザックスにあげるつもりだったんだ。その…色々と世話に…なってるし」
「お、おー…」
 予想が的中したにも関わらず俺は気恥ずかしくなり、気の抜けた声しか出せなかった。
「本当はザックスの好物あげたかったんだけどザックス何でも食べるイメージあったし、あまり高価なものは俺には無理だし…それであの店で悩んでたらチョコレートおすすめされたから…」
 クラウドも恥ずかしいのか頬を微かに赤らめながら言葉を連ねていた。その様子が可愛らしくて俺は息を飲み込むも、クラウドが差し出した袋を手に取り、そして目いっぱいこれでもかというくらいに頭を撫でた。
「うわっ…」
「すっげぇ嬉しい!ありがとな、クラウド!」
 鼓動はまだ煩かったけれど、嬉しいことに変わりはなく、俺は心底感謝を伝えるように満面の笑みを浮かべて伝えた。それと同時に持っていた自分がクラウドの為に買ってきたチョコレートの箱を差し出す。
「え?」
「クラウドはチョコレート好き?」
 俺が訊ねればクラウドは何かを察したのか俺からのチョコレートの箱を受け取り、大事そうに抱えた。
「好きだよ」
 その言葉に俺の鼓動はまた高鳴った。今の好きはあくまでチョコレートが、だ。って、俺は何を期待していたんだろう。
「ありがとう、ザックス。俺ザックスには色々貰ってばかりだな」
「そんなに俺なんかあげてたっけ?」
 思い当たる節が自分ではあまりなく、俺は頭を軽く掻いた。
「うん。普段から構ってくれるし、色んなこと教えてくれるし、飯も何回奢ってもらったかわからない」
「それは俺がそうしたかったから…」
 でも、今までトモダチと言ってきた中でクラウド以上に尽くしてきたトモダチはいただろうか。多分、いない。それだけ俺にとってクラウドは"特別"なのかもしれない。
「ありがとう、ザックス。でも俺一番嬉しいのはザックスが俺の初めての友達になってくれたことなんだ。こんなチョコレートじゃお礼にはならないかもしれないけど…」
「そんな!全然!ありがとな、クラウド!絶対さっき俺が食っていたチョコレートより美味いだろうし!」
 正直チョコレートの違いなんて甘いか苦いかぐらいしか俺にはわからないけれど、クラウドが選んでくれたチョコレートは特別なような気がした。ただ、俺がそう思っているだけなのかもしれないけれど。それに何より俺もお前の初めてのトモダチになれたことが今では誇らしく思っているから。
 
 *
 
「これまだ取って置いてるのか?」
 ベッドから上半身を起こし、サイドボード横に置いてある小さな箱を指差しクラウドは肩を竦めていた。
「当たり前だろ〜?俺がクラウドから初めて貰ったバレンタインなんだから」
 俺はそう言うとクラウドに覆い被さり、甘えるように軽くキスをする。クラウドはそんな俺に呆れるような表情を浮かべるも拒否はしなかった。
「てかさ、あの時俺がチョコレート食ってたの嫌な顔して見ていたよな?」
 今でもあの時の曇ったようなクラウドの表情は忘れられない。触れてはいけないことなのか、はたまた本当にあの時セフィロス宛のチョコレートだったことがバレていたのか気になった。
「あの時は…」
 クラウドが口を開けば俺は息を飲む。しんと静まり返っているせいか妙な緊張感が走る。
「ザックス、やっぱりファンクラブからチョコレートたくさん届いてたのかなって思って」
「…へ?」
「だって俺の同期がソルジャーになればバレンタインは食い切れないほどのチョコレート貰えるって言ってたから…ファーストになればファンクラブもあるし、それはもう数え切れないほどって聞いて、だからザックスもそうなのかなって…」
 クラウドは目を泳がせながら恥ずかしそうにぽそぽそと呟く。その様子に俺は何だかおかしくなってしまい、笑い転げた。
「ははっ、んな訳ないっつうの。第一あのチョコレートだってセフィロス宛で来てた奴を勝手にパクっ…あ」
 うっかり口を滑らせてしまえば俺は慌てて口元を抑えるも時すでに遅し。
「セフィロスさん宛のチョコレートだったのか?!」
「あ、いやー…うん、まぁ。だってセフィロスの奴が邪魔だとかなんとか言うから一個ぐらい貰ってもいいかなぁ〜って…」
「ザックス…あんたって奴は…」
 クラウドは布団の端を掴みながらぷるぷると軽く震えた。そう、クラウドと俺はあれから恋人同士にはなっていたけれども、クラウドがセフィロスに対するファンとしての憧れはまだ顕在だった。
「はは〜…クラウドもあの時食えば良かったのに」
「そんなこと出来るかっ!」
 俺は暫くクラウドにセフィロスのファンがどんな思いでプレゼントや手紙を送っているのかというのを説教された。
 
 Happy Valentine…?
すっげぇ短いしギャグに走ってしまったのは間に合わないと悟ったから。後ほど表にぽいぽいする。表では*以降は載せません( ˘ω˘ )
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
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