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トッティ
10/18 9:33
#1日1ZC
R18、表で平日更新してるやつ。表は1000文字超えてから公開してるけど、こっちは常にリアルタイム更新。
表示する
頼む、続きが読みたい!
ありがとう、これで今日も生きていける
わかる、わかるよ……
きゅんとした
待っている!いつまでも!
もう少しで本番突入しますね。ポリネシアン完成前にこっち先に完成するから似たような表現になるかもしれないけど、ポリネシアンの方はクラウドがもうちょっとかっこよくてザックスは可愛さ全開になりそうな気がする(それでもザックラだよ)
ひとつになれるのが嬉しくて感極まって泣いちゃうザックスって大丈夫???
だって今までずっと我慢してたんだよ、嬉しくて泣いてもいいよね?!
激しく同意
わかりみがすごい
応援してる!
電車に乗車している15分で毎度ながら進めてる私すごくない?!って褒めないとやってられん。
エライ!
こんなにエロしか書かないなんて…でもガチでエロしかない作品とは違うエロってのが伝わって欲しい〜〜〜
わかる、わかるよ……
正直風呂場でもう一戦させようか迷ったけど、それは何度かしてからだよ、ザックラは…(謎のこだわり)
うん、うん。
ピロートークならぬシャワートーク(謎のもの生み出すな)
うるる😭
後2回〜〜〜読み返せないものになってるからいつか心に余裕が出来たら読み返して修正作業するお…
明日で終わる(色々と)
おしまい!!(無理矢理なのはわかってる)
#1日1ZC
表で投稿しているやつ。
はしりがき
10/18 9:33
「なぁ、クラウドはこの景色覚えてるか?」
「…どうだろうな」
満天の星空。俺は何度もクラウドとこの景色を見てきた。今また、こうして一緒に見れていることが奇跡に等しい。
「そっか。まぁ、覚えてなくてもお前の心が覚えてるかも…」
少しクサイ台詞を言ったなと思えばクラウドもそう感じたのか小さく笑っていた。
「ザックスって意外とロマンチストだったのか?」
「意外って何だよーいいだろ、別に!ほら、身体冷えるから宿屋に戻ろうぜ」
あの頃は星空を見ながら眠る日々が多かった。追われている身だったから当然だったけれど、悪いものではなかった。満天の星空の中から流れ星を見つける度に俺はクラウドとこれから先も一緒に生きていけるようにと願っていたからだ。
その願いは叶わないものだと思っていたけれど、まさかの二年越しに叶うなんて誰が思っただろうか。俺自身だって信じられない。
だけど、叶って本当に良かったと思っている。
叶ったからこそ、俺とクラウドは今、こうして二人一緒にいて、なんでも屋をしているのだから。
今日はエッジからかなり離れた村まで物資を届けに来た。日帰りで行ける場所ではなかった為、一晩宿泊してからまた明日にはエッジに戻る予定…だったのだが、なんでも屋をサポートしてくれているティファから「二人とも働き過ぎだから息抜きしてきなさい」と命令をくだされた。
たまたま物資を届ける村がかつて、俺とクラウドが辿ってきた道にある場所だったこともあり、その時見た星空を今でも憶えているから、どうせならそこでゆっくりしようと俺が我儘を言った。
「明日はなんでも屋も休みにしてるし、今夜はゆっくり休もうぜ」
宿屋の部屋に入れば俺はベッドへと身体を沈みこませる。クラウドも同じようにベッドへ身体を沈みこませる。
「お?」
クラウドが自分から俺の隣に自然と寝転んだのが珍しく俺は目を見開いた。
「クラウド、ベッド二つあるし、自分のところで…あ、もしかしてこっち側が良かった?」
俺は慌てて身体を起こし、ベッドから降りようとした。するとクラウドは俺の服裾を軽く掴み、首を横に振る。
「いや…その…ザックスに…抱きしめて、ほしくて」
「へ?」
「だから…昔、みたいに…ザックス、俺を連れて逃げてた時、いつも俺の事抱きしめてくれてただろ…?」
クラウドの口から出た言葉に俺は驚いた。まぁ、少しは話していたかもしれないけれど、抱きしめていたことは言ったらクラウドが怒るかと思って、自分の思い出の中にしまっていた。
「クラウド…もしかしてさ…憶えている、の?」
「…全部は憶えていないけれど、あんたが俺の身体が冷えないように抱きしめてくれた…さっき、星空を見て思い出したんだ」
「クラウド…そっか、じゃあ今日は昔も思い出す?」
軽く肩を竦めつつ、俺は笑いながらクラウドをそっと抱きしめた。すっかり大人になって、普段はクールじみているクラウドが俺にしか見せない姿になってくれるのが堪らなく嬉しかった。
それこそ、クラウドが俺だけのものになってくれているような気がして。
「クラウドが甘えてくれるの嬉しいな…もっと普段から甘えてもいいのに」
「あんたが俺を甘やかし過ぎなだけだ…この間ティファにザックスに甘え過ぎって怒られたぐらいだぞ…」
「まじか。でもさ、クラウドを甘やかせるのはある意味俺の特権だし。何より、俺たち…恋人同士だろ?」
抱きしめたクラウドの髪を優しく撫でながら俺は言う。恋人同士と言っても、そうなったのはつい最近のこと。ただ、正式に恋人同士になって、周りにも報告をしたからその分堂々とクラウドを甘やかしているのが目に付いたのかもしれない。
「恋人同士…か…」
クラウドは未だに恋人同士であることに慣れないのか、恋人であることを告げるだけで頬を僅かに赤らめる。正直俺も照れくさい部分はあるけれど、それより嬉しさと幸せでいっぱいだった。
「そろそろ恋人であることに慣れてくれたらもっと嬉しいんだけどな」
クラウドを抱き寄せ、チョコボみたいな頭に軽く自分の顔を埋める。見た目のわりにクラウドの髪は柔らかい。
「そう、だな…頑張るよ」
「うん、まぁクラウドのペースで良いからさ!」
恋人同士だからこそやりたい事も沢山ある。でも、俺はクラウドの気持ちを優先に、クラウドに辛い思いはさせたくないから、キスより先の事には触れなかった。だから、今日みたいにクラウドが自分から俺に寄り添ってきた事には驚きが隠せない。
でも驚きはそれだけじゃないことを俺はこの数秒後に知らされた。
クラウドが俺に擦り寄れば絶対にいつもはしない、キスをクラウドがしてきた。柔らかい唇が重なり、俺は暫く瞬きを繰り返した。
「く、クラウド…さん…?」
「…その…なんか…いつも、ザックスからだから…」
ソフトなキスだとしても、俺からしたら嬉しくて堪らない。クラウドは茹でダコ並に顔を真っ赤にしながら俺に身体を擦り寄せてきた。
「クラウド…そんなこと言われると…俺の理性が…」
俺は目元を手で覆い隠した。時すでに遅し。俺の身体は正直なもので、クラウドからの思わぬキスに身体が熱くなる感覚がした。
「理性って…ザックス、いつもこうやって俺にキスしてるだろ?」
クラウドは首を軽く傾げながら俺を見つめる。確かにそうだ。でも、俺からするのは最早当たり前すぎて、寧ろクラウド嫌がってたりしないかなと不安に思うこともあったぐらいだ。
「そうだけどさ…」
いつかはキスより先のことをしたいと思うのは恋人同士であれば当然のこと。多分、クラウドもそのことはわかっている。俺もクラウドも男だ。正直、神羅時代にクラウドが既に経験していたとは思えない。かと言って俺もそんな経験があるという訳でもない。男だらけの環境にいれば付き合いで仕方なくというのがあったくらい。
女の子好きとは言われていたけど、純粋に一線を越えたことなんかないし、エアリスに好意を寄せていたこともあったけれど、それはもっとこう、違うものだった。多分、それが違うとわかったのは神羅屋敷から逃げようと心に決めた時だった。クラウドを守りたい一心が特別な気持ちになってからは俺はクラウドに恋をしていたんだと思う。ただ、その恋に気付いてすぐ、俺とクラウドは離れてしまった。
そこから再会するまでにかかった時間は二年。空白の二年間がある状態で想いを伝えるのもクラウドを困らせるだけだと思ったから、俺は暫くクラウドとはもう一度トモダチだった頃の時間を取り戻すように過ごした。
そして、暫くしてから俺はクラウドに自分の気持ちを伝えた。届かなかったとしても、クラウドには知って欲しかったから。
驚いたことにクラウドは俺の気持ちを受け入れ、俺と一緒に生きていく道を選んでくれた。
そんなクラウドだからこそ、俺は大切にしたいという気持ちでいっぱいだった。
「ザックスは…どうしたい?」
「どうしたいって…そりゃあ…まぁ…クラウドが良いなら…」
言葉を濁すように俺は頭を軽く掻きながら言う。クラウドは俺の言葉を聞けば俺の手を取り、自分の胸元へと運んだ。
「え、クラウド…」
「ザックス…俺が今凄く緊張してるのわかるか…?」
クラウドの胸の鼓動が速くなっているのはわかる。
「あ、あぁ…でも、俺は…お前を大切にしたいから」
「うん…ザックスがそう思ってくれるのは嬉しい。でも…時々不安になるんだ。俺は今夢を見てるんじゃないか、って」
無理もない。クラウドにとって俺は『死んだ人』として一度記憶に刻まれている。それは俺もわかっていたことだから、俺がちゃんと生きているとわかるようにクラウドに抱きついたり、キスをしたりしていた。
多分、その行為が慣れてきたからなのか、当たり前になり過ぎてそれすらも夢に思えるようになってきたのかもしれない。
「俺はちゃんとここにいるよ…でも、クラウドが不安になるなら…」
俺は唇を軽く噛み締めつつ、クラウドを抱きしめた。
「…キスより先のこと、してみる?」
俺のその言葉を聞けばクラウドはゆっくりと頷いた。互いに知らないことをする訳でもない。今まで空白だった時間を少しずつ埋めてきて、漸くここまで辿り着いたというのが正しいのかもしれない。正直、ちゃんと最後まで出来るかは俺にはわからない。恐らく、クラウド自身もそうだと思う。期待と不安が混ざり合う中、クラウドはゆっくりと口を開いた。
「俺はザックスが生きているってちゃんと感じたい…」
クラウドのその言葉が嬉しくて堪らず、俺はクラウドを抱きしめ、額に軽くキスをし微笑んだ。
「わかった。でも無理はするなよ?クラウドが辛い思いするのは嫌だから…」
どこまでいけるのかわからない。ましてや、どちらが受け入れるのかどうかもわからない状況ではあるが、恐らく受け入れるのはクラウドだ。俺が生きているって感じたい、その言葉の意味を履き違えなければ。
「うん…」
「一応聞くんだけど…クラウドってさ…」
あまりそういう話に触れてこなかったせいかどう聞けば良いのかわからず、口籠ってしまう。俺のその様子に察したかのようにクラウドは軽く肩を竦め、小さく溜息を吐きながら言った。
「…男とはしたことない」
「ホント?クラウド美人だから狙ってるヤツらとかたくさんいたんじゃないかなって思ってたけど…」
「…俺、同期とは必要最低限の付き合いしかしてなかったし、任務以外で一緒にいたのってザックスぐらいだから」
「そっか…へへ、なんか嬉しいな。今は恋人同士だけど、特別なトモダチとしてその時から居れたのかなって感じがする」
照れくさそうにしながら俺が笑えばクラウドも頬を赤らめていた。
「ザックスは…その経験ある?」
「うーん…まぁ、少しだけ。男同士でヌキ合う程度ってのはソルジャーの中ではわりと合ったんだぜ?」
戦場にいると興奮状態になって仕方なくっていうのは本当のこと。まぁ、深く話してクラウドにショック受けさせたくない気持ちもあり、俺は濁しながら言った。
「そうなんだ…じゃあ…ザックスに任せるよ。俺…よくわからないから」
「任せろって。でも嫌だったらすぐ止めるから。初めてはやっぱ…うん、色々とキツいし…まぁ、今日最後まで出来なくても、また次って考えればさ」
何も焦る必要はない。俺たちにとって脅威となる存在は今はもういないのだから。時間はたくさんある。優しくクラウドの髪を撫でながら俺が言えばクラウドは頷いた。
しかし、俺の身体は正直過ぎるというのか、なんなのか。まだ軽くキスをしただけと言うのにこれから先のことが出来るとわかっただけで臨戦態勢に入っている。いくらなんでも早すぎるだろと思いながらも、クラウドが良いと言うならば実行するのみ。
「じゃあ…しようか、クラウド」
クラウドの頬に手を添え、もう一度キスをする。何度キスをしても柔らかい唇の感触が心地よい。ゆっくりと唇の角度を変えながら、舌先を出し、唇を開かせるように誘う。クラウドの肩が僅かに震えれば宥めるように優しく背中を撫でる。そのまま、唇が薄く開けば舌先を入れ、軽く絡めさせる。
「んっ…」
探り合うかのように舌先を絡めさせていけば、自然とお互いに身体を擦り寄せていた。身体を擦り寄せることにより、俺もクラウドも身体が熱くなっている感覚が伝わる。
暫くして、深いキスを堪能すればゆっくりと唇を離した。
「はぁ…」
吐息を漏らしながらクラウドを見つめればクラウドの頬は赤く染まり、瞳も熱を帯びているかのように揺らいでいた。
「大丈夫?」
「うん…もっとしたい…」
クラウドからの意外な言葉に俺は息を飲み込めばそのままクラウドをベッドへと押し倒し、再び唇を重ねた。何度も舌を絡め合わせ、互いに吐息を漏らす。キスってこんなに気持ちいいものだったっけ…。今までに経験がない訳ではないけれど、キスだけで気持ちよくなるなんて初めてかもしれない。
ゆっくり唇を離せば俺はそのままクラウドの首筋にも唇を這わせる。
「んっ…、」
擽ったいのかクラウドはピクリと肩を震わせる。それでも俺はクラウドの首筋にキスを落とし、そのまま鎖骨へと移動させれば、クラウドが着ている服のファスナーを全ておろす。
「クラウドのこの服ってさ…前から思ってたけど誘ってる感じするよな…」
「は…?」
「ファスナー下げてて、首筋も鎖骨も見えてさ…明日はファスナー全部あげなきゃいけないかもな」
クスクスと笑いながら俺は強く首筋、鎖骨に口付けをする。傷つけたくないけれども、クラウドは俺のものだという印は欲しい。
「あっ…」
クラウドが小さく声を上げた頃にはもう赤く痕が薄らと浮かび上がっていた。
「クラウド、肌が白いからわかりやすい…」
赤くついた痕に指をなぞればクラウドは僅かに眉間に皺を寄せ、俺を見つめた。
「痕つけて欲しいまでは言ってないのに…」
「ごめん、でもクラウドは俺だけのって印欲しくなっちゃって。嫌だった?」
もしクラウドが嫌だったなら痕をつけるようなキスはこれからは控えようと思った。でもクラウドはゆっくりと首を横に振った。
「嫌じゃない…でも、俺もザックスにつけたい」
クラウドはそう言うと俺の背中に手を回し、首筋に唇を這わせ、軽く吸い上げるように口付けをしてきた。
「っ…」
加減がわからなかったのか擽ったさを感じ、軽く肩を震わせる。クラウドは唇を離せば俺の首筋に指をなぞり、満足そうに微笑んだ。
「これでおあいこだな」
そう笑いながら言うクラウドはなんだか少し小悪魔みたいな感じだったけれど、それがまた可愛くて愛らしいとさえも思った。クラウドだって男だから完全に受け身というのにはプライド的に許せない部分もあるのだろう。その気持ちは俺にもわかるからクラウドの気持ちを俺は優先させたかった。
まぁ…俺がクラウドを抱きたいという気持ちだけは譲れないけれど。
クラウドの頬を軽く撫でながらもう一度軽くキスをすれば、ファスナーを下ろしきった服の下にゆっくりと手を滑らす。こうやってゆっくりと愛撫をした方が気持ちよさは倍増するというのをどこかで聞いた。ただ欲にまみれただけの行為はある一線を超えてしまえば快楽になるなんて言うけれど、俺はクラウドにそんな思いはさせたくない。あくまで身体を重ねるという行為は欲を満たすだけじゃなくて、愛情を確かめる為のひとつの手段であるということをわかりたかった。
クラウドの胸元を撫でつつ、首筋、鎖骨、そして綺麗な桜色の突起部分に軽くキスをする。
「んっ、あ…」
クラウドの身体がピクリと震えたのがわかれば俺はゆっくりと飴を舐めるかのように舌で突起部分を舐める。柔らかい感触がら徐々に硬くなり始め、ピンッと綺麗に立ち上がればそれを軽く咥える。
「んっ、ザックスっ…」
「…いや?」
俺が意地悪く上目遣いでクラウドを見つめながら尋ねる。クラウドは首を横に振った。
「もっ、と…して、ほしくて…」
「クラウド…もしかして、ここ感じちゃうタイプ?」
クラウドが素直に求めてきたことに目を見開くも俺はその言葉を聞けば再び突起を軽く咥え、ゆっくりと舐めた。
「っ、わからない、けど…変な感じ…」
上目遣いでクラウドの表情を伺えばそれは決して嫌だというような表情ではなく、少なくとも快感が押し寄せているような雰囲気だった。その様子を伺いながら俺はもう片方の手で胸元を触れつつ、突起部分を軽く指で摘む。クラウドは肩をピクッと震わせつつ、吐息を漏らしていた。
「痛かったりはしない?」
「っ、大丈夫…」
「それなら良かった…ちゃんと気持ちよくしてあげるから」
「うん…でも、ザックスと一緒がいいから…」
クラウドはそう言いながら俺の髪に手を伸ばし軽く撫でた。クラウドのその言葉がちゃんと俺のことを想っているというのが強く伝わり、その嬉しさのあまりに俺はクラウドを抱き寄せ、顔中にキスを落とした。
「くすぐったいって…」
「だってクラウドがそう言ってくれるの嬉しくてさ…お前、あまり素直にならないじゃん?まぁ、俺の前では結構素直な方だとは思うけど、周りにはツンツンしてるし?」
「それは…ザックスはずっと俺にとって特別な存在だからだ。ただ、それだけの話だ」
「クラウド…」
「今も十分特別だけど…今日はもっと特別にしてくれるってことで、良いんだよな?」
「お前…その言葉、撤回するなんて言わせないからな?」
少し挑発的な言葉を聞きながらも俺たちはクスクスと笑いながら再び唇を深く重ねた。
互いの左手の指を絡め合わせ、クラウドの身体の至る所に唇を落とす。白い肌に薄らと赤い痕が増えていけば増えていくほど、クラウドが俺だけのものになっていることがわかってくる。
クラウドも徐々に自分の身体に痕がつくことで、どこか安心しているような、そんな表情を浮かべていた。
俺がクラウドの傍から離れるなんて、もうないと誓っているけれど、もし今まで起きてきた奇跡は長い夢だったらどうしようという不安も少しはあった。だからなのか、俺はクラウドの耳元に唇を寄せ、囁く。
「クラウド…俺の身体にももう少し痕つけて?」
「ザックス…わかった。上手く出来るかわからないけど…」
俺はそう言うと自分の上着を脱ぎ捨ててから、クラウドの身体をゆっくりと起こし、今度は俺がベッドに身体を沈みこませ、そのままクラウドを抱き寄せた。
もう一度強く抱きしめ、軽くキスをし微笑みを浮かべる。
「俺がやったのと同じ感じに…俺にクラウドの痕つけて」
「ん…わかった…」
クラウドはゆっくりと頷けば俺の身体に覆い被さったまま、軽くキスをしてからそのまま俺がクラウドにしたことと同じように首筋、鎖骨、胸元へとキスを落としていく。不慣れな感じで擽ったさも感じるけれど、クラウドが俺に跡をつけてくれるというだけで、嬉しかった。クラウドが俺のことを特別だといってくれたことを身体で感じられるのはいいことだ。
「こんな感じでいいのか…?」
クラウドが身体を起こし、首を傾げながら尋ねる。
「うん、ちゃんと痕ついてるだろ?」
「そうだな…」
クラウドは少し恥ずかしそうに頬を赤らめていた。俺はそのままクラウドを抱き寄せ、再びクラウドを自分の下に組み敷き、額に軽くキスをする。
「いつもと違うキスするのもされるのも気持ちよかった?」
「ま、まぁ…それは…そう、だな」
「それなら良かった」
クラウドが嫌でないなら、このまま先に進むだけ。俺はクラウドの肌に再び手を滑らせ、太腿の付け根にかけてゆっくりと撫で、ズボンを脱がせるように手をかける。
「っ…、」
クラウドの足が一瞬震えれば俺はそれを軽く制止させ、もう一度安心させるように額にキスをする。
「大丈夫だから…ゆっくりするしさ」
「う、ん…」
俺の言葉を聞けばクラウドはひとつ息を吐き、力を抜いた。それがわかれば俺はゆっくりとクラウドのズボンを脱がし、今度は素手でクラウドの脚、太腿に手を滑らせていった。
クラウドの肌は全身滑らかなのがわかる。決して華奢というわけではなく程よく着いた筋力でありながらも、どこか繊細な感じはして。きっと自分以外の誰かにここを触れられることは殆ど無かったのだろう。太腿撫でながら、付け根の部分に指を這わせ、そのまま下着越しにゆっくりと触れていく。たくさんキスをして身体に触れ合って気分が高揚してくれた結果を示すかのようにクラウドのそこは完全ではなくても反応を示していた。それがわかれば俺はそのまま下着に手をかけ、ゆっくりと脱がす。
「あっ…」
クラウドが小さく声を上げ、脚を僅かに閉じようとすれば俺はそれをそっと阻止する。
「恥ずかしい?」
「いや…そういう訳じゃないけど…」
「まぁ、風呂は何度も一緒に入ってるもんな」
俺が揶揄うようにクスクスと笑えばクラウドは眉間に皺を寄せる。少し機嫌を損ねたのかもしれないけれど、それが可愛くて愛おしかった。
「まぁ、クラウドだけじゃ恥ずかしいのも当然だよな…」
俺はそう言いながら自分も纏っていたズボンを下着ごと脱ぎ捨てた。奇しくも俺のはクラウド以上に反応を既に示している。恥ずかしくなるのはクラウドより俺の方だ。
「俺のがやばいかもな、これは…」
頬を僅かに赤らめ、俺は苦笑いを浮かべる。クラウドはその様子がおかしかったのか笑ってくれた。
「ザックスがそれだけ俺のことを…ってことだよな」
「そういうことにはなるけど…でもクラウドは初めてだろ、その…受け入れる側は」
「…うん」
「あまり気にしなくて良いからさ…まずは二人で気持ちよくなるようにしよう」
俺はそう言うと反応を示し始めているクラウドのものに手をそっと触れ、軽く刺激を与えた。
「んっ、ぅ…」
クラウドはビクビクと身体を震わせ、目をキュッと閉じていた。急な刺激に反応しているのがまた可愛くて、俺はそのままクラウドのものを優しく包み込み、ゆっくりと上下に扱き始めた。痛くならないように優しく、ゆっくりと手を動かし、時々先端部分にも触れる。
「どう?」
「んんっ…、自分で、するより…気持ちい…」
「クラウド自分でするんだ」
「っ、ザックスだって、そうだろ…」
「はは、まぁ、男だからな…」
生理現象であるには変わりないから全くしないなんて人は恐らくこの世にはいないと思う。少なくとも俺の周りにはいなかったし。
そんなことをぼんやり考えながら手を扱き続け、クラウドのものが完全に硬さを持ち始め、俺はそのまま先端部分に軽く唇を触れた。
「ひゃっ…」
「口でされたことはある?」
「な、ない…」
「じゃあここの初めても俺が貰うって訳だ」
俺はクラウドの初めてをたくさんもらっている。だから、身体を重ねることによって、またクラウドから初めてを貰えるのが心から嬉しかった。
まだ緊張が解けてないのかクラウドは少し身体が強ばっているように見えたけれど、俺はそのまま反応を示しているクラウドのものをそっと口に含む。ちらりと上目遣いでクラウドを見れば羞恥心があるのか、どうなのか固く目を閉じていた。年齢的にはすっかり大人なはずなのに俺の前だけでは十代の頃と大して変わらない所がまた愛おしい。
そう思いながら俺はゆっくりと口に含んだクラウドのものを丁寧に舌で弄る。少しの刺激で徐々に熱を帯びて硬くなってくるのがわかる。
「あっ…、ザックスっ…」
「ん…」
クラウドの腰が僅かに引くような動きをすれば俺は逃さないかのようにそっとクラウドの腰に手を添え、奥深くまで咥え込む。
「っ、あ、…!」
ビクビクとクラウドのものが震え始めているのが分かれば俺は促すかのように軽く吸い上げる。初めてされるというのだから刺激がきっと強いかもしれない。かく言う俺も過去にこうされた時は我慢なんて出来なかったなと思い出した。でも、愛しい恋人を気持ちよくさせているからなのか、刺激を与えるだけで自分自身も更に気持ちが昂っているのがわかった。
「あっ、やっ…ザックス…、!」
「我慢しなくていーよ」
クラウドのものを咥えたまま、優しく微笑みを浮かべながら俺はそのまま奥深く咥えたまま、舌で先端部分を軽く弄る。クラウドは耐えきれず身体を捩らせ、ビクビクと震えながら俺の口の中へ熱を吐き出す。俺は躊躇いもなく喉を鳴らしながらそれをすべて飲み干せば、ゆっくりと口を離した。
「はっ、あ…、」
「ん…どう、気持ちよかった?」
肩で息をしているクラウドの頭に軽く手を添え、安心させるように優しく撫でる。クラウドは頬を赤らめ、熱を帯びた瞳で俺を見つめながらゆっくりと頷いた。
「ごめん…我慢、できなくて…」
「我慢しなくていいんだよ。クラウドのこと気持ちよくしたかったんだから」
「というか…全部…飲んだのか?」
「うん」
俺はそう頷くと口を開きクラウドに見せながら笑う。クラウドの顔は更に赤くなった。本当に初めてなんだなぁとしみじみ思う。
「よく飲めるな…」
「クラウドのだからかなぁ」
正直美味いとか不味いとかそういう物でもないし、クラウドのだから抵抗がないというのは本当のことだった。俺がそう思っていればクラウドは俺のものにそっと手を伸ばしてきた。
「じゃあ…俺もザックスのだったら…」
「え…クラウドしたことないだろ?」
「そうだけど…俺だけ気持ちよくなるのも嫌だし…俺がした所でザックスのこと気持ちよく出来るかはわからないけど…」
俺は思わず目元を軽く覆ってしまった。クラウドのこういう所は色んな意味で危険だ。俺の理性が確実に保っていられないのがわかってしまった。
「そこまで言うなら…お願いしようかな」
きっと、今の俺の口元は相当緩んでいることだろう。
先程とは逆になり、俺がベッドに座り込み、クラウドが屈み、俺のものにそっと手を触れる。触れるだけでも少しぎこちない感じはする。
「無理はしなくていいからな?」
クラウドの頭を優しく撫でながら言えばクラウドは眉間に軽く皺を寄せながらもそのまま先端部分を咥えた。
「っ…」
ただ咥えられたというだけでもクラウドがしているというだけで昂りは止まらない。極力クラウドが苦しくならないように俺は堪えながらクラウドのしたいように身を任せた。
クラウドは小さな口で俺のを咥えながら舌で懸命に舐めてくる。試行錯誤しながらやっているから凄くぎこちないはずなのに逆にそれが心地良さを憶え始め、俺は肩を僅かに震わせた。
「うん…クラウド、いいよ…そんな感じ…」
「んっ…、ぅ…」
多分、俺がクラウドにしたことを思い出しながらやっているのだろう。少しずつ奥へと咥え、手でも緩やかに扱きながら刺激を与えていく。自分がされて気持ちよかったことを相手にするというのはある意味間違ってはいない。多分、そう言った点でも俺とクラウドの相性はかなり良いものだと思う。
クラウドの舌使いが慣れ始めてきたのか根元から舐め上げたり、先端部分を弄ったりしてくれば俺の限界も近づいてくるのがわかってくる。
「クラウド…っ…」
「んっ、ふ…、ぅ」
俺がクラウドの頭に手を添え、眉を潜めながら見つめればクラウドが俺のを咥えたまま、見上げてくる。その瞳は熱で侵され、とてつもなく色気に溢れていた。
「っ、…はぁ…、」
「ザックス…気持ちいい…?」
俺のを咥えたままクラウドが言う。咥えたまま言うものだから吐息もかかり、それがまた背筋を震わせる。俺は首を縦に振り、クラウドの頭を撫でながら微笑みを浮かべる。
「あぁ、…気持ちいい、よ…」
「ん…っ…」
俺が言えばクラウドはそのまま奥深くまで再び咥え込み、先端部分を弄りながら吸い上げる。俺がしたことと同じように。初めてだから決して上手くはない。それでも俺には十分すぎるくらいの快感だった。
「あっ…クラウド…、もっ…でる、から…」
俺がクラウドの頭を引き剥がそうと腰を退けようとすればまたもやクラウドは俺と同じように腰に手を添え、そのまま勢いよく吸い上げた。俺は堪えきれず、クラウドの口の中でビクビクと脈打ちさせながら熱を吐き出してしまった。
「っ、…クラウド、吐いていいから…!」
クラウドの口の中から引き抜き、すぐ傍にあったティッシュ箱に手を伸ばすも間に合わず、クラウドこくんと小さく喉を鳴らし、俺が吐き出したものを飲み込んだ。
「…ザックスだって、俺の飲み込んだだろ?」
クラウドは何故か少しだけ誇らしげに微笑みを浮かべながら俺を見つめていた。
「お前なぁ…」
俺は半ば呆れるかのように頭を軽く掻きながらも笑った。そういえばクラウドは負けず嫌いな部分もあった、と。何もここで発揮しなくてもいいのではと思いながら俺はクラウドを抱き寄せ、耳元に唇を寄せ、軽く息を吹きかける。
「っ…」
ピクリと肩を震わせクラウドは少し不服そうに俺を見つめる。その表情ですら愛しくて俺はクスクスと笑いながらそっと耳に手を触れる。
「クラウド耳弱いな」
「そんなこと言われても…擽ったいんだから仕方ないだろ」
「ごめんって」
「ザックスは平気なのか?」
「どうだろ?試してみる?」
平気とか平気じゃないとか言われたら多分色々な意味で平気ではないと思うけれど。クラウドがしたいというのなら、俺はどうぞと言わんばかりにクラウドを引き寄せる。クラウドは少し躊躇いながらも、優しくそっと俺の耳元に吐息を吹きかける。ぞくりと背筋が震える感覚に俺自身も僅かに吐息を漏らす。
「ザックスの弱点だ」
「お前だってそうだろ?」
俺たちは互いに額を合わせクスクスと笑い合う。そうして、再び惹かれ合うように優しく唇を重ね、身体を擦り寄せる。互いの熱は収まることを知らないのか、再び熱を帯びていることがはっきりとわかった。
一度出しただけでは物足りない。何より最後までした訳でもない。最後まで出来るかどうかの保証はないけれど、もっとクラウドと気持ちよくなりたい、その気持ちはどんどん大きくなるばかりだった。
「なぁ、クラウド…まだまだ足りないよな?」
そんな訊き方をするのは野暮かもしれない。けれども、実際に物足りないのはほんとうのこと。部屋の時計に視線をやれば夜の時間はまだまだあることがわかる。
「…最後までするんだろ?」
クラウドが頬を赤らめながらもどこか強気そうな雰囲気を出しながら俺に言う。俺はその言葉を聞けば強く頷き、額にキスを落とす。
「最後までしたい。クラウドとひとつに俺はなりたい…ずっと、ずっとそう思ってたから」
クラウドに恋をしていることに気付いたのはもう随分前のこと。ずっと隠していたから、実ることすら俺は思っていなかった。だから、俺にとってクラウドと身も心もひとつになることはきっと一番の幸せなんだと思う。
「うん、わかってる…俺もザックスとひとつになれるなら、なりたい。俺なら大丈夫だから…ザックスのこと一番わかっているのは俺だろ?」
クラウドはそう言いながら俺の頬に手を添え、俺にしか見せない優しい笑みを浮かべた。
クラウドの唇がゆっくり俺の唇に重なればそのまま俺は舌先でクラウドの唇をゆっくりとなぞり、隙間から舌を咥内へと入れ込む。焦らず、ゆっくりと深く舌を絡め合わせながらクラウドを抱きしめ、互いの身体を擦り寄せ合う。再び熱を帯びて硬くなった俺たちのが軽く擦ればその刺激だけで互いに身体を震わせる。
「んっ…、」
唇は重ねたまま俺はクラウドの片手をそっと取り、自分のものに包み込ませる。俺は俺でクラウドのものを自分の掌で包み込む。
言葉を交わさずとも俺たちは互いのをゆっくりと扱きあった。静かな部屋の中だからなのか互いの漏れる吐息と水音が響き渡る。それが余計に興奮を湧き立たせ、無意識に互いの手の動きが早くなる。俺もクラウドも二度目の絶頂が近いことがわかる。俺は言葉には言わず、クラウドの先端部分を指先で弾くように弄り、絶頂を促すようにした。クラウドはその刺激にギリギリのところで耐えるかのように背筋をビクビクと震わせる。そして、俺にも同じことをしようとクラウドの指が俺の先端部分に刺激を与えてくる。
「っぁ…、!」
俺は思わず唇を僅かに離してしまった。
これは男同士だからなのか、はたまた俺とクラウドがたまたま弱い部分が一緒なのか。油断をしてしまえば達してしまうぐらいの刺激だった。別にどちらかが先に達したからって勝ち負けが決まる訳でもない。でも、俺もクラウドも二人一緒にというのを無意識に求めていたのだろう。
一度離れた唇をもう一度深く重ね、舌を絡み合わせながら俺たちは互いのを刺激し合い、身体を強く擦り寄せたまま、快楽に身を任せるかのように達した。
「はぁ…、」
ゆっくりと唇を離し、互いの手に放たれた白濁に視線を落とす。同時に達したからなのか混じりあっていた。
「どっちのかわかんないな」
俺が少し笑い誤魔化しながら言う。クラウドは恥ずかしがりながら顔をそっぽに向ける。それがまた可愛らしい。俺は自分の手に混ざりあった白濁を軽く舐めるのをわざとクラウドに見せつける。クラウドの顔が益々赤くなればそれが少しだけ楽しくなってしまった。
「っ…見せなくていいからっ!」
「はは、悪い。クラウドが可愛い反応見せてくれるからちょっとだけ意地悪したくなっちゃってさ」
俺は宥めるようにクラウドの頭を優しくぽんぽんと撫でた。クラウドは少しだけ拗ねているような表情を浮かべていた。
「でも気持ちよかっただろ?」
気持ちよくなければ達することはないのだから俺は平然としながら尋ねる。クラウドは言葉を詰まらせながらも頷いた。
「…ザックスだって気持ちよかったんだろ?」
「うん。クラウド、ひとりでする時あんな風に弄るんだな。俺と似ててビックリしちゃった」
「そ、うなのか…」
「俺たち、身体の相性もきっとバッチリだと思う。もっと気持ちよくなるようにするからさ…俺に任せてもらってもいい?」
俺の言葉にクラウドは当然の如く頷く。その様子に安心をすれば俺は額に軽くキスをし、クラウドの身体をベッドへと深く沈みこませる。既に二度達して互いの身体に白濁が僅かにまとわりついている。普通だったら不快なものかもしれないけれど、そんな気持ちにはならず、寧ろやっと俺もクラウドも全部を曝け出せるようになった、身も心もひとつになれるまであともう少しといったような気分になった。
二度も達していれば身体中が敏感になる。少しの刺激でも、クラウドの身体は震えていた。首筋に唇を這わせて、薄ピンク色の突起部分を指で軽く弄り、覆い被さった身体を何度も擦り寄せる。
身体を擦り寄せる度に互いのがまた熱を帯び、硬くなる感覚が伝われば俺の身体も自然と背筋を震わせる。
「クラウド…」
耳元でそっとクラウドの名前を囁きながら、突起を弄っていた手をそのまま臀部の方へと滑り込ませていく。経験がないクラウドでも、流石にひとつになるということはそういうことであるのを理解していた。
初めてだから不安のがきっと多いと思う。知っていても実際に経験するのは訳が違う。それは身体を重ねることだけじゃなくても、どんなことでも一緒だということだと俺は思っている。
だから、俺はクラウドが痛い思いをしないように、クラウドが気持ちよくなれるようにと身体中を愛撫しながら、そっとその部分に軽く指先で触れる。
「くっ…、んっ…」
「…大丈夫か?」
「平気だから…、続けてくれ…、っ…」
クラウドは顔を覆い隠しながら言う。恐らく自分でだって触れたことはないのだろう。普通に過ごしていれば多分そうだ。
俺は軽く触れてから、ベッドサイドに目を向けた。村にある簡易的な宿屋ではあるが、村にひとつしかない宿屋なら大体備え付けでとあるものがあることは知っていた。
手を伸ばしベッドサイドの引き出しを開けば小さなボトルがあり、俺はそれを手に取る。
顔を手で覆い隠していたクラウドが俺の行動に気付き、隙間から俺を見つめる。
「それって…」
「うん、多分、ローション。心もとないやつだけど…痛い思いして欲しくないし…ないよりかは良いと思う」
俺はそう言いながらボトルからローションを出し、自分の掌の中で少し温め、そのままゆっくりとクラウドの臀部にかけていく。滑らせながら後孔部分をもう一度指で軽く触れ、馴染ませるかのように弄る。
「んっ、ぅっ…」
クラウドが口元を抑えながら声を抑える。ローションを使ってもそうすぐには慣れない。だから俺はじっくりとクラウドが慣れるまで焦らず、指で何度も弄り、解すようにしていった。
はしりがき
10/18 12:55
解していきながら、人差し指をそっと後孔へいれていく。ローションの滑りを頼りにゆっくりと進めていくも、クラウドはやはり異物感を覚えたのか力が入っているのがわかった。
「クラウド…ゆっくり息吐いて…」
優しく、宥めるようにクラウドの耳元で囁く。口元は未だ抑えながらもクラウドはゆっくり頷き、息を吐いた。その反動で力が緩んだのがわかり、俺は指先だけ入れていたのをそのまま奥へと進めていった。
何も受け入れたことがないのがわかるくらい、クラウドの後孔はたった一本の俺の指を締め付けてきた。
「っ、は…、へ、んな…かんじ…」
クラウドが口元を抑えたままポソりと呟く。違和感があるのは仕方ない。じっくりとクラウドの身体が慣れるようにと中で軽く掻き回すかのように刺激を与えた。
最初はそれこそ身体が違和感を覚えて俺の指を排出させようかと思うような動きをしていた。でも、慣れてきたのか程よく締め付けるような反応を示し、俺はそれを見計らってもう一本の指で後孔に触れた。
「少し解れてきたみたいだからもう一本いれてみるな?力、いれないようにしておけよ」
「う、ん…わかっ、た…はぁ…」
一本が二本に増えるだけでも初めてだとかなり苦痛だ。少しでも安心できるように優しく言葉をかけることも大切なのを俺は知っている。だから、俺はクラウドが安心して俺を受け入れられるようにしつこいくらいに何度も優しく言葉をかけていた。
トッティさんのやる気に変化が起きました!
頼む、続きが読みたい!
ありがとう、これで今日も生きていける
わかる、わかるよ……
きゅんとした
待っている!いつまでも!
はしりがき
10/18 15:07
言葉をかけるだけではなく、これでもかというくらいに何度も唇を重ね、舌を絡ませた。そうすればもっと力も緩んでいく。緩んだ矢先で俺はクラウドの中で指を軽く擦った。
「っ!」
クラウドが一瞬目を見開き、身体をビクビクと大きく震わせた。間違っていなければ恐らく、俺が指を擦った場所がクラウドの前立腺にあたる部分だ。
「やっ…ザックスっ…、そこ…」
「少し…我慢してみて。すぐに気持ちよくなるから」
クラウドの身体の反応からするに違和感はあっても、恐らく感じたことのない快楽が一瞬過ぎったのだろう。その証拠にクラウド自身がより硬く熱を帯びているのがわかった。俺はそのまま焦らず、ゆっくりとクラウドの中を指で擦り、クラウドが痛みを伴わず、気持ちよくなれるようにとクラウド自身にも手を包み込ませ、軽く刺激を与えた。
「ひっ、んっ…、く…」
「クラウド…声も我慢しなくていいのに」
口元を抑え、声を堪えている姿はそれはそれでそそられてはいた。ただ、それはそれでどことなく寂しい気持ちも俺は感じた。クラウドが俺だけにしか見せない姿、聞かせない甘い声が欲しくなった。
はしりがき
10/19 10:09
「っ、そう、言われても…、こんな声…っ、んっ…、」
クラウドが意地でも声を抑え込むような素振りを見せれば俺は軽く溜息を吐きつつ、額に優しくキスをし、頬を軽く撫で、微笑んだ。
「大丈夫だから。今のクラウドは俺しか知らないクラウドだろ?他の誰にも見せたくないし、聞かせたくもないから…」
「ザックス…」
「でも、クラウドが嫌ならここまでにしてもいいけど…」
俺はそう言いながらクラウドの中から指を軽く引き抜こうとした。すると、クラウドはきゅっと唇を軽く噛み締めつつ、俺の指を離さないように後孔を軽く締め付けた。
「っ、嫌じゃないから…っ、最後まで…したい…」
「クラウド…」
「正直…どうなるかわからなくて、不安だ…でも、ザックスだから…俺は受け入れられると思う…俺にとって特別な人はザックスだけだから…」
クラウドはそう言いながら口元を抑えていた手を離し、俺に軽く抱きつくように両腕を伸ばす。俺はそれに応えるようにクラウドの首筋に擦り寄り、もう一度額に軽くキスをした。
「うん、俺もクラウドが特別だ。特別だからこそ、傷つかないように、大事にしたい。クラウドの身体も心も全部。もう、お前を絶対にひとりにはしないよ」
「…約束だからな」
「もちろん」
俺たちは額を軽く合わせ、もう一度キスをした。それを合図にするかのように俺はクラウドの中に入れていた指をもう一度奥深く進みこませ、優しく擦りつけながら掻き回すかのように動かす。
「んっ、あっ…!」
クラウドが軽く身体を捩らせ、声を漏らす。もう先程とは違い口元も抑えていない。きっと、少しずつクラウドの中で気持ちよさが生まれているのだろう。俺はそう思いながら先程擦った前立腺部分をもう一度指で擦りあげる。
「ひっ、んっ…あぁっ…!」
「ここ…気持ちいい?」
「んっ…、わからなっ、…へんな、感じ…だっ…」
「うん、最初はそうかもな。でも気持ちよくなれるから…」
俺はそう言いながら暫くクラウドの前立腺部分を擦りつつ、後孔を更に解していくよう指を動かし続けていった。
「はっ…ぁ…、ぅ…」
吐息混じりの甘い声が漏れ始め、後孔も俺の指を求めるかのように締め付けているのがわかる。
「クラウド、大丈夫か?」
「んっ…、たぶん…」
クラウドが頷いたのを見れば俺はそっと指を引き抜いた。解すために使ったローションが僅かにそこからこぼれ落ちる様子を見れば俺は喉を軽く鳴らしつつ、熱くなった自分自身に手を添えた。
もう少しで本番突入しますね。ポリネシアン完成前にこっち先に完成するから似たような表現になるかもしれないけど、ポリネシアンの方はクラウドがもうちょっとかっこよくてザックスは可愛さ全開になりそうな気がする(それでもザックラだよ)
はしりがき
10/20 10:19
「クラウド、深呼吸して…」
指で慣らしたとしても、始めは苦しいと思うのが普通だ。本来受け入れる場所ではないところを使って、ひとつになる訳だから。少しでも楽になる方法、クラウドが落ち着くようにと深呼吸をさせる。
「はぁ…、」
クラウドが深呼吸をするのを見て、クラウドの両脚を開き、俺は熱を帯びて硬くなった自身をクラウドの後孔に擦り付ける。何度目かの深呼吸のタイミングで先端部分が入り、俺は眉を顰めた。指を入れた時のキツさもわかったけれど、それ以上である。当たり前だ。クラウドはもっと苦しいだろう。
「…っ!!」
クラウドが声にならないのか目を見開き、俺にしがみつく。クラウドの爪が俺の背中に食い込む。俺の感じている痛みより、クラウドが感じている方が何十倍も苦しいはずだ。俺はそれをわかってはいても、ここまできては本能的に止めることは出来ず、クラウドに深呼吸を促しながら、ゆっくりと確実に自身をクラウドの中へと収めていった。
まだ半分くらいというところで俺は一度奥へ進むことを止め、クラウドに優しくキスをした。自然とクラウドは唇を薄く開き、俺を求めるかのように舌を絡ませてきた。俺はそれに応えるようにクラウドの舌を絡める。
「ふっ、はぁ…」
互いに吐息を零しながらも舌を何度も絡ませればクラウドの力が抜けていくのがわかり、俺はそのタイミングに合わせて腰を軽く揺らす。
「ひっ、あっ…!」
クラウドが唇を離し、吐息混じりに声をあげる。
「っ…、大丈夫、か…?」
「っ、ん…、すこ、しは…、つづけ、てっ…、」
苦痛がありながらも、どこかで快楽を覚えたのか、それともクラウドが俺を受け入れる為に我慢しているのだろうか、どちらとも捉えられるような反応に俺は腰を少しずつ揺らしながら奥へと自身を収めていった。
クラウドの中は熱くて、何度も俺のを締め付けてくる。その締めつけも気持ちよければ少しだけ苦しいと思う部分もあった。でも、それより、やっとこれでクラウドと身も心もひとつになれると思えば胸の奥から何かが湧き上がるような感覚に襲われ、気が付けば俺の目が熱くなっていた。
「はっ、あ…、ザックス……?」
俺を受け入れながら、頬を紅潮させ、目を細めながらクラウドが見つめてきた。俺ははっとして、首を軽く横に振った。すると、クラウドは力は入れずに俺の背中に手を回したまま、軽く俺にキスをし、苦しいはずなのに柔らかく微笑んできた。
「俺…うれしい、から…ザックスとひとつに、なれるのが…」
ひとつになれるのが嬉しくて感極まって泣いちゃうザックスって大丈夫???
だって今までずっと我慢してたんだよ、嬉しくて泣いてもいいよね?!
激しく同意
わかりみがすごい
応援してる!
はしりがき
10/21 10:35
クラウドのその言葉を聞けば熱くなった目元からは一筋の涙が零れ落ちていった。ずっと、ずっとクラウドとこうなることを俺は望んでいた。自分の情けない姿を見せたくないのにここまで辿り着くまでのことを思い返せばあまりにも長すぎて、叶いもしないものだと思っていたからだろうな。そんな情けない俺を前にしても、片手を俺の頬に伸ばし、流れた涙をそっと拭い、微笑んだ。
「ザックスが泣くなんて、めずらしい、な…」
「…お前のことが好きで仕方ないからだよ、クラウド」
俺は情けない顔ながらも笑みを浮かべ、クラウドの唇に吸い付くかのように重ね、そのまま奥深くクラウドの中へと自身を収めていった。クラウドは身体を何度もビクビクと震わせたけれども、俺から離れないように強く抱きしめ返してくる。痛いとも苦しいともクラウドは言わず、俺を受け入れた。寧ろ、何度も中を締め付けてくる様は俺を求めているかのようで、俺は堪らず本能のままに腰を揺らし始めた。
「んぁっ!はっ…、!」
重ねていた唇が少し離れ、クラウドは身体を捩らせ、先程よりも大きく甘い声を漏らす。その声を聞きながら俺が何度も腰を揺らせば、部屋中に淫らな音が響き渡る。それが余計に興奮を引き立たせた。
「クラウドっ…、クラウドっ…」
「はっ、ぁっ…!ザックスっ…!」
何度も互いに名前を呼び合い、貪るように唇を重ね、腰を揺らし続ける。クラウドの身体がビクビクと何度も震える度に俺自身も締め付けられ、限界が近くなり、眉を顰める。
「っ、クラウドっ…そんなに締め付けたらっ…」
「はぁっ、む、りっ…、んぁっ…、ザックスの、が…俺の、なかで…っ…あぁっ…!」
俺だけが腰を揺らしていたのかと思えばクラウドも無意識に自分のイイ所に当たるように腰を揺らしていた。それに気付けば俺はクラウドの腰に手を添える。そして、そのまま勢いよく、先程よりも激しく腰を打ち付けた。
「ひっ、あぁぁっ!」
「ごめっ…もう、我慢できない…っ」
クラウドが声を上げ身体を震わせる中、俺は夢中で腰を打ち続けつつ、クラウド自身にも手を触れ、優しく扱き始めた。
「ひっ、あっ…!そん、なっ…」
「っ、こうした方が…気持ちいい、だろ?」
「んっ、あぁっ…!」
良いと応えたのかわからないけれど、僅かにクラウドが頷いたから少なくともクラウドは快楽を覚えていることが俺にはわかった。
クラウド自身を扱き、先端部分は指先で軽く弄りながら俺は腰を揺らすスピードも徐々に上げていく。自分の息もどんどん上がり始め、限界はもうすぐそこに来ている感覚に襲われた。
トッティさんのやる気に変化が起きました!
電車に乗車している15分で毎度ながら進めてる私すごくない?!って褒めないとやってられん。
エライ!
はしりがき
10/22 10:17
「くっ、…はぁっ…」
眉を顰め、クラウドの身体を引き寄せ、貪るように唇を深く重ねる。クラウドが何度も俺のを強く締め付け、再び俺の背中に爪を立てる。
「もっ、だ、めっ…おかし、くなっ、…あぁっ…!」
クラウドが唇を離し、身体を捩らせ、ビクビクと大きく震わせれば俺はそのタイミングでクラウドの中から自身を抜き出し、今にも達しそうなクラウド自身と俺自身を擦り付けた。
「あぁぁっ…!」
「っ…!」
クラウドが声を上げると同時に俺たちはそのまま二人で達した。互いの吐き出した熱がクラウドの腹の上に飛び散る。俺はその光景を薄ら目で見つつ、クラウドに覆い被さるようにそのまま倒れ込んだ。
「はぁ…クラウド…大丈夫か…?」
「う、ん…ザックスの方こそ…、大丈夫か…?」
「はは、どうだろ…こんなに気持ちよくなったのクラウドが初めてだから…物足りなかったりして」
クラウドの身体のことを考えれば無理はさせたくない。でも、一度味わってしまえばもっと欲しくなってしまうのは当然のこと。俺は少し困ったような表情を浮かべつつ、クラウドの額に軽くキスをした。
すると、意外なことにクラウドが俺を真っ直ぐに見つめ、ゆっくりと口を開いた。
「…もっと、しよう」
「え…」
「その…俺も気持ちよかったから…というか…もう一度ザックスを感じたい…」
そんなことを言われるなんて俺は思ってもいなかった。初めては苦しくて辛くて体力があったとしても一回が限界だろうと思っていたからだ。
「いいの、か…?」
「うん…」
「もしかしたら俺…止められないかもしれないよ?」
「それでいい。ザックス…あんたは俺に遠慮し過ぎだ。今まで我慢していた分、たくさんあるだろ…?」
「我慢か…そうだな、ずっとお前とこうしたかったのは本当だから」
すべてを見透かされていたのが意外なのもあるけれど、俺とクラウドは誰よりも近く、傍にいたからだろう。それこそ、クラウドの心の中に俺が存在していたのが一番大きいかもしれない。
俺はクラウドの頬に手を添え、もう何度目か分からないキスをする。舌を軽く絡ませ合い、ゆっくりと唇を離せば互いに見つめ合い笑った。
「もう止めてって言っても止めないからな?」
「いいよ。ザックスが満足するまで…たくさんしよう」
クラウドは少しだけ悪戯っぽく俺に微笑みかけながら、俺の背中にゆっくりと手を回した。
「その言葉、やっぱ無しって言うなよ?」
俺は苦笑いを浮かべながらもう一度クラウドの唇に吸い付くかのように深くキスをした。
こんなにエロしか書かないなんて…でもガチでエロしかない作品とは違うエロってのが伝わって欲しい〜〜〜
わかる、わかるよ……
はしりがき
10/25 21:05
「っ、クラウドっ…、!」
「はっ、う…、あぁっ…!」
夢中で俺はクラウドを抱き続けた。クラウドも慣れてきたのか、甘い声を押し殺すことなく上げ続けている。そして、俺を求めてくれているのか、さっきよりも中にいる俺自身を強く締め付けてくる。
「くっ、あ…やばっ…、そんな締め付けたらっ…」
俺は眉を顰め、何とかクラウドの中から自身を引き抜こうと腰を退けば、クラウドは俺を強く抱きしめ、真っ赤になった瞳で俺を見つめてきた。
「はっ、あぁっ…、ザックスっ…、抜か、ないで…っ」
「っ、ダメだって…!」
「いい、からっ…」
いくら経験がなくても、クラウドにだってそのくらいの知識はあるはずだ。それでも尚、クラウドは中から俺を引き抜かないようにと、何度も強く締め付けてくる。
「っ、もっ…後悔しても、知らねぇからなっ…」
「っ、後悔なんて、しない…俺は…ザックスだけの俺でいたいんだ…っ…」
クラウドはそう言ってすぐに俺の唇を塞ぎ、これでもかというくらいに中を締め付けてきた。クラウドが求めているのなら俺はもうそれに応えるしかないと思い、唇を重ねたまま、奥深くまでクラウドを突き上げる。その刺激にクラウドの身体がビクビクと震えればそれに合わせるように俺はクラウドの中に熱を注ぎ込んだ。
「はっ、あぁ……」
クラウドの中に吐き出す感覚は想像以上の快感だった。それは俺だけではなく、クラウドもだったのか、クラウドも俺が達したと同時に何度目かの絶頂に達していた。
「ごめっ…」
「ん…俺が、抜かないでって言ったんだ…」
「…そうだけど。腹痛くなる前に処理しないと」
俺はそう言いながらゆっくりとクラウドの中から自身を引き抜く。クラウドが僅かに身体を震わせれば後孔から俺が吐き出した白濁がとろりと零れ落ちていった。その光景に息を飲み込みつつ、俺はベッドサイドにあるティッシュを手に取り、簡単に拭う。
「流石にここじゃできないから風呂いこうか」
「ん…わかった…」
「よし、じゃあクラウド、俺にしっかりつかまってろよ」
俺はそう言うとクラウドを抱きかかえた。所謂、お姫様抱っこって言う奴。
「なっ…別にこの抱え方じゃなくても…」
「いいじゃん。それにクラウド、多分今自分の力じゃ立ち上がるのも大変だろうし、立ったところで俺が出したの零れて部屋汚しちゃいそうだし…」
馬鹿正直過ぎるくらいに俺が言ったせいか、クラウドは顔を真っ赤にした。
「わかったからっ…じゃあ早く風呂場まで連れてってくれ!」
「はーい」
俺はクスクスと笑いながらもクラウドに言われるがまま、風呂場へと向かった。
正直風呂場でもう一戦させようか迷ったけど、それは何度かしてからだよ、ザックラは…(謎のこだわり)
うん、うん。
はしりがき
10/26 10:18
シャワーを捻り、湯加減を確かめればクラウドの身体にそっとかけていく。
「熱くない?」
「大丈夫…というか身体くらい自分で洗える…」
「じゃあ俺がクラウドの身体洗いたいからこうさせてよ」
「…わかった」
半ば強引のように言えばクラウドは少し腑に落ちなかったのか小さく溜息を吐きながらも大人しくしていた。
クラウドの身体を洗い流していれば神羅屋敷から逃げていた時のことを思い出す。大半が野宿だったけれども、川の水を使って身体を拭いてあげたり、たまに小さな村の宿屋でなけなしのギルで泊まり、そこで温かい風呂に入れさせたりだとか色々してはきた。
だから、こうやってクラウドの身体を洗っているとその時のことを思い出す。辛かったけれど、辛い中でもクラウドは俺に生きる希望を与えてくれていたから。
生きる希望を与えてくれたクラウドと一度は別れたかもしれないけれど、こうして再会出来て、身も心も繋がることが出来て…これ以上にない幸せを俺は噛み締めていた。
「クラウド、ありがとな」
「え?どうしたんだよ、急に…」
「やっとクラウドとエッチ出来て嬉しいなぁって」
誤魔化すように笑いながら言う。それでもクラウドの頬は赤く染まり、軽くそっぽを向く。
「…お、俺も…嬉しかったよ」
聞こえるか聞こえないかくらいのか細い声ではあったけれど、俺にはそう聞こえた。だから俺は堪らずクラウドを優しく抱きしめた。
「ホント?」
「…嘘だったらしてないだろ」
「それもそうだったな。じゃあ家帰ったらまたしても良い?」
「調子に乗るなら前言撤回する」
「あーごめんごめん!家帰ったらすぐは冗談!でもさ…また時々で良いからしようよ。クラウドが良ければだけど」
俺にとって身体を重ねることが愛を確かめることのひとつって今日初めて実感した。だからこそ、クラウドさえよければと俺は思っていた。それにクラウドを抱いて俺は本当に今、生きているということをしっかりと実感したからだ。
「…俺は構わない。気持ちよかったし…なにより、ザックス、あんたが生きているっていうのが一番伝わってきたから…」
クラウドの口から出てきた言葉に俺は目を丸くした。自分が思っていたことと同じことを言っているからだ。それだけ、俺たちには切れない繋がる何かがあるのだろう。
「クラウド…うん、俺もだよ。正直、夢なんじゃないかって今でも思っていたけれど…夢なんかじゃなかった。俺もクラウドもちゃんと生きている」
俺はそう言いながらクラウドの頬に手を添え、優しく触れるだけのキスをした。
ピロートークならぬシャワートーク(謎のもの生み出すな)
うるる😭
はしりがき
10/27 10:26
はしりがき
10/27 10:26
「ん…」
触れるだけのキスでも、今まで以上に胸が高鳴っていた。身体の隅々まで知ってしまったからこそ後になって妙に気恥ずかしくなったというか。唇を離せばクラウドも同じだったのか、頬を僅かに赤らめており、俺たちは目を合わせればクスクスと小さく笑った。
「今更恥ずかしいって思うの変かな…」
俺が軽く頭を掻きながら言えばクラウドは首を軽く横に振った。
「俺も同じだから…まだ緊張してるような感じがする…」
「はは、そっか。まぁ…今日が初めてだったのもあるし、俺たちまだ離れてた時期のが長いからさ」
俺はそう言いながらクラウドを抱き寄せ、背中を軽く撫でる。ピクッとクラウドの肩が僅かに震えるところからまだ身体が少し敏感な状態なのだろうと思い、俺は微笑む。
「前にも言った気がするけど…離れてた分の時間さ、これからじっくり埋めていこうよ…ってなんかこう言ったらプロポーズっぽいな」
「プロポーズって…流石にそれは場所とかタイミング考えて欲しいな」
「うん、俺もそう思う」
なんだか可笑しくなって俺たちは再び笑いあった。それでも互いが愛しい存在であることを改めて思い直したかのように俺たちは自然ともう一度キスをしていた。
「…あまりこうしてるとまたシたくなっちゃうかもなぁ」
冗談気味に俺が言えばクラウドは少し呆れたかのように溜息を吐きながらも笑っていた。
「また今度、だろ。いつまでも裸のままここにいたら二人で風邪ひきかねないし…」
「それもそうだな。よし、しっかり洗い流すから俺に任せろ〜」
俺はそう言いながら洗い流し途中だったクラウドの身体に再びシャワーをかけた。ボディソープで泡立てたスポンジをクラウドの身体に軽くあて、しっかりと洗い流す。クラウドの身体には俺たちが愛し合った証拠がハッキリと残っていて、それが目に入れば俺は軽く息を飲み込むもクラウドの身体を綺麗にすることだけに集中した。
ただ、俺がクラウドの中に出したものを洗い流す時だけはやっぱり少しだけ邪な気持ちがチラつき俺はそれを振り払うのに必死だった。わかってはいたけれども、クラウドの後孔を拡げれば俺が出したものが零れ落ちていき、クラウドも堪えてはいながらもやっぱり少しだけ吐息混じりに声を漏らしていた。
今日が初めてじゃなければ確実にここでもう一度俺はやっていたのかもしれないと思いながらも、何とか無事に終えることは出来た。
後2回〜〜〜読み返せないものになってるからいつか心に余裕が出来たら読み返して修正作業するお…
はしりがき
10/28 10:34
まだ身体に力が入らないクラウドを支え、バスタオルで身体を拭う。洗い流しても俺がクラウドにつけた赤い痕は全く消えていなかった。俺がクラウドのことを絶対に手放したくないという顕れなのかもしれない。
俺はその痕にそっと指をなぞり、微笑んだ。
「しっかり残っちゃったな」
「あんたがつけたんだろ…」
「はは、そうだった。明日はファスナー上まで上げないとだなー」
いつもは鎖骨が見えるくらいまでファスナーを下げているクラウドだけれど、その着方をしたら確実に見えてしまう。俺的にはクラウドは俺のものって堂々言えるから良いけれど、周りを考えたらそうはいかない。
「朝になってたら消えてるかもしれないし」
「そこまでしてファスナー全部あげるの嫌なのかよ…」
「いや…その…」
クラウドが口篭るから俺は小さく首を傾げながらクラウドの顔を覗き込む。クラウドは少し困ったような表情を浮かべつつ、溜息混じりにこう言った。
「…カッコ悪く見えるから好きじゃない」
「へ?そんな理由でファスナー下げてたのかよ…」
思いの寄らぬ発言に俺は思わず吹き出し、笑ってしまった。不服そうにクラウドが見つめてきながらも、俺はクラウドが「カッコ悪く見えるから好きじゃない」という、まるで思春期の子ども真っ盛りな発言があまりにも可愛く思えてしまった。
「ザックス、笑いすぎだから!」
「ははっ、ごめん、ごめん!でもさ、朝になっても痕は消えてないよ」
「なんで?」
「俺がいるから」
どんなに消えかかろうとしても俺がまた上からつければいい。俺がクラウドの元へ戻ってきたように、いくら消えかかろうが強い意志があればもう消えるなんてことはない。それと同じだ。
「…ザックスって意外と独占欲強いよな」
「そう?ま、クラウドを取られたくないのはあるからなー」
バスタオルで包み込みながらクラウドを抱き寄せ、俺は首筋にある赤い痕の上から軽く吸い付くようにキスをする。
「っ…」
「ん、これでよし!」
再び赤くついた跡に指をなぞらせ、俺は満足気に笑った。
「はぁ…違う服、今度探しに行くかな…」
「お、いいじゃん。そしたら一緒に服見に行こうよ」
「首元しっかり隠せる服を探しにな」
「それが良い。そうしたらもっと沢山、キスマークつけられるし」
クスクスと冗談交じりに俺が笑いながら言えばクラウドは呆れたかのように小さく溜息を吐いていた。それでも俺の笑いに釣られたのか呆れ返ったのかクラウドもクスクスと笑っていた。
明日で終わる(色々と)
はしりがき
10/29 10:32
ベッドへと戻れば俺もクラウドも一気に疲労感が押し寄せてきたのか、二人で抱き合いながら深く眠りへとついていた。これが夢ではなく現実であることを確かめるかのように身体を擦り寄せ、互いの体温に包み込まれながら朝を迎える。
カーテンの隙間から射し込む日差しに俺が目を薄らと開けばクラウドは身体を小さく丸めながら俺の胸元に顔を軽く押し付けていた。
クラウドのチョコボみたいな頭を優しく撫でながら俺は軽く額にキスをする。
「クラウド、朝だよ」
「ん……」
俺が声をかければクラウドは瞼をゆっくりと開き、まだ眠たそうな瞳で俺を見つめる。
「おはよ、クラウド」
「ん…おはよ…」
クラウドは軽く目を擦り、まだ寝ぼけているのかぼんやりとした表情を浮かべていた。決して朝が強いという訳ではないのもあるかもしれないが、昨日あれだけのことをすれば身体に倦怠感が残っていても仕方ないことだ。
「身体は大丈夫か?」
俺が申し訳なさそうに眉を下げながら尋ねればクラウドはゆっくりと頷く。それを見れば俺はホッと胸を撫で下ろした。
「よかった…帰る準備しようか」
俺がそう言いながら身体を起こそうとすればクラウドは俺の腕を軽く引っ張り、首筋に唇をあててきた。
「くっ、クラウド?!」
クラウドが俺の首筋に軽く吸い付くかのようにキスをすれば薄らと赤い痕が残った。
「…昨日の仕返し」
自分でしたことが少しだけ気恥しいのかクラウドの頬はほんのりと赤く染まっていた。それでも、どこか満足気にクラウドは笑みを浮かべていた。
「お前なぁ…」
「俺だってザックスを取られたくない。やっとザックスは俺だけのザックスだってわかるようになったんだから…いいだろ?」
クラウドの言葉に俺は左手で頭を軽く掻き、溜息を吐きつつ、強く頷いた。
「いいに決まってんだろ。つか、こういうことするってことはさ…」
俺はそう言いながらクラウドの腰に手を回し、抱き寄せてキスをする。クラウドの唇に舌をなぞらせ、唇を開くように上手く誘えばそのまま舌を咥内へと滑り込ませ、軽く絡ませる。
「ふっ、はぁ……」
吐息を漏らしながら唇を離し、クラウドを抱きしめなおせば、俺は頭を優しく撫で、耳元に唇を寄せる。
「帰ったらもう一回しても良いってことだよな?」
「…ザックスの好きなようにすればいい」
「じゃあそうさせてもらお」
クラウドの言葉を聞けば俺は微笑みながらもう一度軽くキスをした。
俺たちの恋心は満開に咲くまで時間がかかった。時間がかかったからこそ、これからも咲き続けるように沢山、お前の心も身体も愛させて欲しい。もう二度とお前から離れないためにも…な。
おしまい!!(無理矢理なのはわかってる)
頑張って
いいね
わかるよ
おめでとう
すべて
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
なるほど
それいいね!
共感する
響くわ〜
マジ天使
天才!
エロい!
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
いいね
待っている!いつまでも!
いつもありがとう!
わかる、わかるよ……
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
それな
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
共感する
大丈夫!
のんびり行こう!
泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
やるじゃん!
エライ!
いや、十分すごいよ!
おお〜😲
うるる😭
いつもありがとう!
神降臨!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
わかる、わかるよ……
やっちゃいましょう!
おめでとう!
やったぜ!
いや、十分すごいよ!
やるじゃん!
ぐはっ😍
おお〜😲
うるる😭
大丈夫......!
そういうときもある!
なるほど
それいいね!
行ける気がする!
落ち着けっ!
苦しいよね
悩むよね
確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
わかりみがすごい
共感する
響くわ〜
お前は俺か
そうかもしれない
大変だよね
うん、うん。
そうだね
そう思う
そうかも
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
マジ天使
天才!
エライ!
エロい!
それな
神降臨!
素敵
かわいい
きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
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