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#moocarnival
mohe31年前本編後 まだ何者かにねらわれているカスミを霧生が護衛に来たという前提
家まで送り届けた後の霧生とカスミ(カップリングではない) 一瞬だけ十カス要素有り
「ねぇ、霧生くん。ウチ上がってかない? おいしいお茶があるから、送ってくれたお礼に……」
「いや、遠慮する。まだ仕事がある。それに礼をされることじゃない」
「そう……。えっと、じゃあ、少しだけ待っててくれる?」
「……?」
 霧生を残して家に入っていったカスミは、しばらくしてまた姿を見せた。
「お待たせ。これ持っていって?」
「……クッキー?」
「昨日作ったの。やっぱり何かお礼しないと悪いから……。あ、甘い物大丈夫だった?」
「それは問題ないが……。いいと言っているのに……」
「これなら後で園宗寺さんとも食べられるでしょう?」
「おまえ……ひょっとして、俺が誘いを断ることまで見越して用意していたのか? 意外と強情なやつなんだな。……分かった、これは受け取っておく」
「ふふ、良かった」

~日数掛けてカスミと霧生が仲良くなる過程~(が浮かんでないけど最後は↓で締めたい)

「……何だ雲野、カスミに気があるのか? おまえにはもったいない女だ、身の程を知れ」
それいいね!
mohe31年前十夜と誠志郎とカスミ「俺、カスミと付き合うことになったから」
「……は?」
 あまりにも唐突な誠志郎の告白に、理解が追い付かない十夜は間の抜けた声を発した。
「いつの間にそんな事に……」
「何かそういう流れになっちまったんだよなぁ。ってコトだから、よろしくな」
「よろしくって……」
 何一つ理解出来ず、困惑する十夜。
「誠志郎くん、十夜くん」
「おっ、ウワサをすれば」
 そこへ当事者の一人がやってきた。
「今日もかわいいな、カスミ」
「えっ!? 何言ってるの、もう……」
 関係が変わったからだろうか?いつもとやり取りが違って見える。
「この後どっか行きたい所ある?」
「あ、ちょっと本屋へ行きたいんだけど……」
「本屋ね、オッケー」
「十夜くんも良い?」
「俺は……遠慮しとくよ。2人で行ってこいよ」
 付き合い立ての二人の間に割って入ることはさすがに気が引けた。
「何か用事だった?」
「いや、別にそういう訳じゃないけど……何となく、悪いだろ」
「……?」
 なかなか意図が汲み取ってもらえず歯がゆく思っていると──
「……ぷっ!」
 誠志郎が噴き出した。
「あっははは! もう無理……!」
 ぽかんとする十夜。何だか嫌な予感がする。
「十夜、今日何の日か知ってるか?」
「何の日って……」
 月が変わって、今日は4月──……
「……テメェ」
「焦った?」
「うるさい、知るか」
これ好き! 好きすぎる!
mohe31年前理子ちゃん→誠志郎柊誠志郎クン。高校2年生だから……年は17か16かしら。
 とにかく口達者。一体どこから仕入れているんだか雑学に詳しい。
 そしていつもお腹をすかせている。信じられないくらい食べるので、私の財布も何度も被害に遭っている……。
 出会って早々に何歳も年上の私を理子ちゃんなどと呼ぶ。
 なぜだか私で遊んでいる節がある……。

 キミが私の気持ちを知ったらどう思うかしら?
 やっぱりこんな年上に想われるなんて気持ちが悪いかしらね?
 この気持ちは胸の奥にとどめておくべきなんだわ、きっと──

「……ちゃん。……理子ちゃん!」
「…………え?」
「何ぼーっとしてんだよ? アイス溶けてるぜ」
「……あ」
「考え事か?」
「べ、別に……何でもないわよ」
「あ、分かったぜ。さては…………ズバリ、最近太ったのを気にしてる、とか?」
「……は?」
「大丈夫だって、女子は多少ぽっちゃりした方がかわいいって言うしな。俺は気にしないぜ。」
「ちょっとちょっと、勝手に話を進めないでちょうだい! 私は別に太ってなんかないわよ!」
「はは、怒った怒った」
 ……またそうやって勘違いしそうな笑顔を向けるんだから。
「まったく……人の気も知らないで……」
のんびり行こう!
mohe31年前誠志郎と十夜 心底いとおしそうな顔をしていた「ホント理子ちゃんっておもしろいよなぁ……」

「…………」
 つぶやいた誠志郎の顔を見て十夜はしばし考えると、やがて口を開いた。

「なぁ」
「ん?」
「おまえって、空木さんの事が好きなのか?」

「…………」
 まさか、よりにもよってこいつからそんな発言が出るとは思わなかった。思わず固まる。

「……どうしてそう思った?」
「いや、今の顔見てたら何となくというか……」
「うわ、マジか……俺今そんな分かりやすい顔してた? はっず……」
頑張って!
mohe31年前本編後 誠志郎を偶然見掛けた理子ちゃん「誠志郎ク……」
 街で見付けた見知った顔。声を掛けようとしたが、その隣には同じ学校の制服を着た……女子。二人が談笑する様子を目にした理子は、発しかけた言葉を飲み込んだ。

「この前、見たわよ。キミもなかなか隅に置けないのね?」
「この前……? 一体何の話だよ?」
「渋谷で、女の子と歩いてたでしょ」
「……あ? ……ああ。何か勘違いしてるかもしんないけど、そりゃ違うって」
「え?」
「ただの買い出しだよ。ほら、文化祭もうすぐだからさ」
「……そう、なの……」
 つかえていた何かが取れたような、そんな自身に気付きハッとする。どうして自分は安堵しているのか……?
「何だよ理子ちゃん、もしかして妬いたか?」
「そ、そんなワケないでしょう!?」
のんびり行こう!
mohe31年前本編後 付き合ってる前提 誠志郎とクラスメート

一旦シンプルにモブ1人にしたけど、絵的には複数人でギャーギャーする方が良いかな。
「誠志郎!」
 休み時間、机に突っ伏していた誠志郎は呼ばれて顔を上げる。一人の男子生徒がこちらへ近付いていた。
「……あ?」
「クリスマス、いつものメンバーで集まるけど、おまえも来るよな?」
 いつものメンバーで……それはつまり『寂しい野郎同士で』という意味だ。
「あー、俺はパス」
「!? まさか……おまえ……、な訳ねーか」
「そのまさかだったりして」
「!!??」
 仲間と信じて疑わなかった級友から、無残な言葉が放たれる。
「おまえいつの間に抜け駆けッ……聞いてねえぞ!?」
「言ってねえからな」
「相手誰だよ? ウチの学校か? あ、カスミちゃんか名城さんか?」
「違えよ」
「別の学校? 同中とか?」
「つーか、学生でもないな」
「学生じゃない……!? 年上って事か……!?」
「おう、6つ上」
「おま……年上のお姉様とあんなコトやそんなコトしてるのか!? 何っだよそれ、勝ち組じゃねーか!!」
 マジかよ……誠志郎がまぶしく見える……などと激昂したり落胆したり忙しい彼を横目に、誠志郎はブッと噴き出した。
「何だよ」
「いや……年上のお姉様ねぇ……」
 彼の想像しているであろう年上のカノジョと実際の年上のカノジョ、乖離するそれらを照らし合わせて誠志郎は堪えきれない笑みを浮かべた。
のんびり行こう!
mohe31年前付き合ってないけどキスしようとするところから始まる誠志郎と理子ちゃん「ちょ……ちょっ、ちょっ、ちょ……!」
「何だよ?」
「何って……だって私たち、別にそういう関係じゃ……」
「じゃあそういう関係になるか? 俺、理子ちゃん好きだし」
「え……ええっ!? また適当なこと言って……」
「いやマジだって。理子ちゃんは? 俺のこと嫌いか?」
「嫌いではないけど……」
「じゃ良いじゃん。付き合おうぜ」
「そういう聞き方はずるいわよ! それとこれとは話が違うでしょ……! 何で嫌いじゃないから付き合おうになるのよ!」
「細かいこと気にすんなって。これから好きになってくれればいいしさ。俺、理子ちゃん振り向かせる自信あるし?」
「……一体どこから来るのよ、その自信は……はぁ」
「その気にならなかったらフりゃいいさ。カタく考えないでさ、取りあえずお試しってことで、な?」
「最近の高校生ってそういう感じなの……? うぅん…お試しねぇ…それならまぁ、いいけど…」
「やりっ」
「でも言っときますけど、さっきみたいなことを許すわけじゃないのよ! そこは、勘違いしないでちょうだい」
「へいへい、分かってるよ。んじゃよろしくな、理子ちゃん」
きっとうまくいく!
mohe31年前外地会にて 真端さんと壬生さんが一瞬居る ギャグ寄り「ところで皆さん、どうです1杯?」
「おお、ありがたいな。いただこう」
「ありがとうございます、真端さん。でも私たち今そんな場合じゃ……」
「空木さん、張り詰めてばかりでは持ちませんよ。時には休息することも必要でしょう」
「……そうですね。分かりました、それじゃ少しだけ……」

「くぁ……。腹減った……何か飯貰えねーかな」
 夜も深まった時分、目を覚ました誠志郎はあくびをしながら暗がりの廊下を歩いていた。光の漏れ出る部屋からは何事か声が聞こえる。真端たちがまだ起きているのだろうか。ならば、無断拝借することなく食べ物にありつけるかもしれない。
 そんな事を考えながら、より声が鮮明になってきたその部屋へ立ち入ると──

……酒宴場だった。

 理子も壬生もそして真端も、ご機嫌な様子で、あるいは顔を赤らめて、笑い交じりに話し合っている。既に中身は入っていないと思われる缶や瓶がいくつも並んでいた。
「…………。えーっと……」
 立ち尽くす誠志郎の姿に気が付いたのは壬生だった。普段とは異なる、明るい口調で誠志郎に声を掛けた。
「おお、柊。お前も1杯やるか~?」
「えっ、何よ、誠志郎クンじゃない。ちょ~どいいところに来たわ、ちょっとキミ、ここに座りなさい!」
「え、おう」
 勢いに押されて、つい理子に言われるがまま返事をしてしまう。そして指された場所──ソファーに座る理子の隣に腰を下ろす。誠志郎を正面から見据え、理子はまくし立てるように話し始めた。
「誠志郎クンには前から言い~たい事があったの。良い?そもそもキミは~年上に対する敬いってものが足りないのよ。大っ体……」
 ところどころ変に力が入っていたり溜めがあったりする。その目付きは据わり気味だ。
「うわ、完全に出来上がってんなこれ……」
 終わりの見えない理子の説教を適当に流しながら、誠志郎はこの場に座ったことを後悔するのだった。
応援してる!
mohe31年前本編後 酔った理子ちゃんを家に送る誠志郎「ほら着いたぞー、理子ちゃん」
 言いながら理子を雑にベッドへ放る。
「んじゃ、俺は帰るわ」
 変な気起こす前に……と立ち去ろうとするが、後ろから袖をつかまれる。手の主はとろんとした目でこちらを見ていた。
「……もう帰るの?」
(あ、ダメだ、変な気起こす)
落ち着けっ!
mohe31年前本編後 藍仙高校に理子ちゃんが教師としてやってきたif「理子ちゃん!?」
 教室に入ってきた人物はよく知った顔で、誠志郎は思わず大きな声を上げていた。それを聞いたクラスメートたちも「理子ちゃん?」「柊の知り合い?」「どういう関係?」「怪しい~」と口々にざわめき出す。

「はぁ~~~……」
「何だよ理子ちゃん、深いため息ついて」
「誰のせいだと思ってるのよ! キミのせいでみんな名前で呼んでくるし、完全にナメられてるわ……」
 放課後、そう話しながら廊下を歩いている間にも「あ、理子ちゃんだ」「理子ちゃん、さよならー」などと生徒から声が掛かる。
「はいはい、さようなら。あと、空木先生だって言ってるでしょ」
「はーい、理子ちゃんせんせー」
「…………」
「良いじゃん、親しみ持たれてるって事でさ」
 普段自分のからかっている相手が、同年代の他者にからかわれる様子を見るのもこれはこれで面白い。理子にとってフォローにもならないフォローを誠志郎が入れると、そこへさらに一人の男子生徒が近付いてきた。
「なぁ理子ちゃん、今度遊園地行くんだけどさ、理子ちゃんも一緒に行かない? 男女3対3で行くはずだったんだけど、女の子が1人来れなくなっちゃって」
「行かないわよ。若い子たちだけで楽しんできなさいな」
 あっさりあしらう理子と「ちぇー」と笑って残念がる男子生徒。そのやり取りを見ていた誠志郎はようやく己が悪手を打ったことに気付き、先程とは一変、面白くなさそうな顔をするのだった。
「……俺が悪かったよ。正直失敗した」
「はぁ……?」
応援してる!
mohe31年前本編後 足しげく理子ちゃんの家を訪れる誠志郎「誠志郎クンって友達居ないの?」

「いきなり失礼だな、理子ちゃん。何だよ、やぶから棒に……」
「だってしょっちゅう来てるんだもの」
 遊ぶ人が居ないのかと思って、と続ける理子。

「……そんなの、理子ちゃんの顔が見たいからに決まってんだろ」
 本音半分、冗談半分。
 な、何言ってるの! などと慌てた様子になるのを待ち構える誠志郎。

 ところが──
「そう、よね」
 想定とは異なる反応に、うん? となる。

「毎日顔を合わせてたのに、急に会わなくなったら寂しいわよね、うん」
 何だか言い聞かせているような様子だ。
 誠志郎は一瞬目を丸くしたが、それはすぐににやけた笑顔へと変わった。

「へぇ~。何だよ理子ちゃん、寂しかったのかよ~かわいいとこあるねぇ」
「なっ、ち、違、今はキミの話でしょ!」
待っている!いつまでも!
mohe31年前「キミにそんな事言われるなんて思わなかった……」

付き合うことになった2人
「んじゃ晴れて付き合うことになったし、とりあえずキスでもしとくか?」
「ちょ、ちょっと! そういうのはとりあえずでするものじゃないでしょ!? ちゃんとそういう雰囲気になった時に──」
「そういう雰囲気になったら、『するのは』良いんだ?」
「そ、それは、その……!」
頑張って!
mohe31年前本編後 理子ちゃんの恋愛観「理子ちゃんって男作る気ねぇの?」

 ゴフッ……と一瞬固まる理子。
「いきなり失礼な事聞くわね……」

「理子ちゃんみたいな年頃の女がずっと1人ってのももったいないなと思ってさ」
「わ、私だって好きで1人で居るんじゃないわよ! 出会いさえあれば良い人の1人や2人……」
「いや、2人はダメだろ」
頑張って!
mohe31年前かわいいとかかわいくないとか「かわいくなくて悪かったわね」
「へぇ、理子ちゃんもかわいいとか思われたいんだ」
「キミ、私の事を何だと思ってるわけ?」
「かわいいと思ってるぞ」
「な……、いきなり何言い出すのよ!」
「何って……理子ちゃんが聞いたんじゃねぇか」
「そういう事を聞いたんじゃないでしょ!」
応援してる!