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kashi_wame6/18 22:44天の華地の風 + ロマサガ2 二次創作。
やっと孔明の時間が終わる。
終帝の選択でコウメイの運命も変えたい。(なおまだだいぶ先の話)
#旅立ち
詩人は、孔明に背を向け、何かの呪を唱えようと両腕を少し上げる。
しかし、ふと、詩人が何かに感づいたように所作を止めた。
「孔明様、転生の儀を行う前に、少し、寄って行ってもよろしいか。」
「何かあるのか。」
「はい。…輪廻の大河に広き器の魂魄が見えまして。」
「勧誘熱心な事だな。」
「ありがたきお言葉。」
孔明は少し目元を緩める。
「人材というのは、思うように揃うものではないからな。」
自らの死は、ある意味自らの登用が招いた結果でもある。人材勧誘に関して、何も思うところはないといえば、嘘になる。何より、己が1人では到底立ち向かえないであろう未来に備え、高い可能性を秘めた人材を得ておきたい気持ちは孔明とて同じである。造作を加えない無垢の魂魄であれば、まあ本人たちには関係ないだろう。その者にとってみれば、前世など無いのだから。何より周瑜公瑾も行ってしまった事だし…。
周瑜という事例ができた事で、行く先の世へ送り込む心理的抵抗がほとんどなくなった孔明であった。

突如、目の前に白い大河が現れる。
「輪廻の大河にございます。」
無数の魂魄が流れ、溶けていく。生前の形をわずかに残していた魂魄は、一度輝く球体となり、そして飲まれていく。
大河の向こう側に、飛沫が跳ねるように新たな魂魄が現れる。すうっと先へと消えていく。
「これが、通常の転生というものです。同じ世の先の時間軸に跳ねて行くものにございます。」
「…この先、かの魂魄は、新たな生命として産まれ、生き、そして戻るのか。」
「左様にございます。…お辛くございましょうか。」
詩人が、孔明の憂いを含んだ、青くも白い、透き通った滑らかな絹のような顔を覗き込む。
「いや。どう生きるもその者次第。…身の丈に合わぬ、理不尽な事も多いが…な。」
生き残るため、身に染みついた閨の技は確かに恨めしい。魂魄のみと成り果てている今でさえ、ともすれば求めんと跳ね興りかねない。だが、それでも…。抱かれる悦びを与えてくれた者もいたのだ。それゆえ、歩んで来れた道もあったのだ。
思いを馳せている間に、詩人は一つの青漆色の魂魄を、輪廻の大河より取り出す。
「曹操孟徳様にございます。広き器の魂魄でございますが、大河の流れで無垢となり果てるまで時間がかかってございまして…。」
「無垢になるまで時間がかかるものなのか。」
「時間という言葉で語るには、やや語弊がございますが…よほど妄執に狩られたり水流の衝撃にも耐えない限りは、大抵はすぐ無垢になってございます。曹操孟徳様が長すぎるのでございます。それこそ、たとえば司馬懿仲達様など、死後即無垢の魂魄になってございました。」
「待て。…司馬懿仲達は既に死んだのか。」
「貴方様が亡くなってから15年ほど経ってございますが、亡くなってございます。」
「既に15年も経っていたのか。」
「時間の流れが一定ではないのでなんとも…。たとえば先程赴かれていた、かの冥府の迷宮の者どもは、貴方様の死後3年くらいだったのではないかと。」
時間の流れがあまりに滅茶苦茶だ。そっと眉を顰める孔明。
「ここは狭間の世。時間の流れに多少の疎密がございます。」
さも当然と言わんばかりに詩人が説明する。
多少なのか…?
「貴方様より30年ほど前にお亡くなりになった華佗様など、別の世にて薬事の神に封じられ、既に何千年か経ってございます。」
華佗。かつて孔明の頼みで薬を処方してもらった医師である。
「華佗翁が…。」
「翁どころか、何千年経った今も4対8臂にて筋骨逞しくございますよ。」
魔改造も良いところである。全盛期の華佗は知らないが、腕が8本とかは無い。絶対に、無い。
「詩人殿。其方、魂魄や先の世での肉体に造作を施すのは、できないのではなかったか?」
「私ではございませんよ?何より、私がお連れできる可能性がある世は1つのみ、今『伝承法』にて世を平定せんとする世のみにございます。また、華佗様が赴かれた世は、ここよりはるか向こう、かの緋色の邪神に近い世。勧誘には不向きな処ゆえ、私自ら訪れる事もございません。ゆえに、かの世にて新たな肉体に細工を施す事はいたしませぬ。」
「勧誘に向き不向きの世があるのか。」
「はい。…主な理由は、これにございます。」
詩人は掬い上げた曹操孟徳の魂魄に目を遣る。
「魂魄摩耗か。」
詩人の説明によると、広い器の魂魄を無垢なままこの狭間の世に留まらせると摩耗し、器が十分な広さを持てなくなるらしいのだ。
「貴方様のように、生前の型をとれるほど意志を持っていれば保護もできますが、無垢の魂魄は、保護するだけでも負荷が大きく掛かり、損傷を被り摩耗するのでございます。」
言われてみれば、曹操の魂魄は、既に、ほんのわずかではあるが青漆色の輝きが鈍くなっている。既に魂魄に摩耗が始まっているのだ。
「曹操孟徳様は特に摩耗がお早い。割り込みで申し訳ございませんが、先にこの方を先の世に送りたくございます。」
言うがいなや、詩人は魂魄を手から離す。周瑜の時と違い、少し押し出すような所作であった。
少し、曹操の魂魄が行く先の世に進んだところで、詩人は少し両手を上げ、口の中で呪を刻む。
光が曹操の周りを包み、そして光と共に曹操の魂魄が消える。

「お待たせしました。諸葛亮孔明さ…」

どーん。

全くもって明後日の方向から激しい轟音が響き、身体を焦がすような熱風が辺りを包む。
「緋色の邪神がクリムゾンフレアでも撃ったんでしょう。気にしては負けです。」
詩人が、なんとも嫌そうな表情を隠しもせず投げやりな説明をする。
「クリムゾンフレア?」
孔明自らが在りし日に撃ったらしいギャラクシィといい今のクリムゾンフレアといい、耳慣れない言葉である。思う思わざるに関わらず、反応してしまう。
「天の属性と火の属性に働きかけ、高温の炎を起こす術にございます。かの邪神が世にては天属性への働きかけが不要なゆえ、火の属性にのみ働きかけてございますが。」
「これも術…。目に見えぬ先で起こったこととはいえ、それでも肌が焼ける思いであったぞ。これが前提となる戦の世なのか。」
「まあ…。ただ、この術もまた、行く先の世ではまだ使えぬものでございますな。」
歯切れ悪く詩人は答える。そして心のうちに呟く。
威力に関しては、大半はアレ基準ではないのだが、そこまで説明する必要は無いだろう。何より今は絶対に緋色の邪神と関わりたくない。変に勘付かれ、この次元の孔明まで気まぐれに取られては、ここまで腐心した甲斐が全くなくなってしまう。
そんな気も知れず、孔明はかぶりを振りつつ感想を述べる。
「いや…斯様な術、誰もが十全に使えるものではあるまい。個の力が戦力の要となる世なのだろう、と思ってな。」
「お察しの通りにございます。もっとも、あの緋色の邪神が世界では、機会が少しあればその辺の一般人もそのうち嗜むようにもなりますが。」
待たれよ。何ゆえ、そんな危険極まりない技術をその辺の一般人が嗜むのだ。そこまでにその世界のもののけは危険なのか?
心の中でとてつもなくはっきりとしたツッコミが響いたが、それこそ『気にしては負け』である。全力でスルーすべき。孔明は、本能でスルーに全神経を注ぐ。
武に恵まれた関羽張飛らの近くで仕事をし、暗殺の危険も常にあった孔明ではあるが、常時ここまでに極端な生命の危険はなかったはずである。たとえば城下に見える民衆がこぞって何気にこんなものを放つなど…それこそ命が幾つあっても足りない。
改めて、緋色の邪神と関わりなくて良かったと胸を撫で下ろす孔明であった。

ふと、孔明は輪廻の大河より跳ね出た魂魄に目を遣る。
その魂魄は、あまりに小さく、あまりに儚い薄紅色をたたえていた。それもまた、通常なら来し方の世の先の時間軸へと消えていく…と思われた。
しかし、そのは、ふよふよと孔明の方に寄ってきた。

「先程の衝撃で飛ばされ、行く宛を見失ったのでございましょう。ふむ…。」
詩人は少し逡巡し、両腕を少し上げる。
「ここまで細かくなられては、おそらく人としての転生も叶わぬでしょう。このまま消え入るのみでも良いのかも知れません。ですが、これも何かのご縁。方角もこちらの世のようですし。」
詩人は孔明に向かって一言、
「すぐ、済ませますゆえ。」
とだけ伝え、口の中で呪を唱え、光の粒子で儚き薄紅の魂魄を覆い、行く先の世に送る。

この、誰ともわからぬ者とも、行く先の世で何らかの縁ができるのだろうか。
孔明は、穏やかな気持ちで魂魄を送る様を、見守っていた。

「お誘いしたにも関わらず、先延ばしにして申し訳ございませんでした。」
「良い。来世の知識も多少備わったし、な。」
「では。」
詩人は両腕を少し上げる。この所作もこれが見納めだろう。

光の粒子に包まれ、孔明の姿は消えて無くなった。

「孔明様、何とぞ、終帝を導いてくださりませ。」
頑張って!
応援してる!
待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
大丈夫......!
そういうときもある!
行ける気がする!
落ち着けっ!
いつもありがとう!
きっとうまくいく!
大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
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なるほど
それいいね!
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響くわ〜
マジ天使
天才!
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きゅんとした
泣ける……
ぞくぞくした
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いつもありがとう!
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苦しいよね
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確かにね
その通り!
もちろん!
激しく同意
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お前は俺か
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大変だよね
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大丈夫......!
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大丈夫!
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泣ける……
おめでとう!
やったぜ!
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