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キャラ迷子ワンクッションいいね『彼を助けるため…よし、行くぞ!』『貴方、向こうで取引会社の次期社長の…って!またなの?!結婚する時に決めましたわよね?!浮気は見えないところでしてくださいって!』
「い、いてて!ご、ごめんって!」
『今日という今日は許しません!ごめんなさい…夫がご迷惑をかけませんでしたか?ほら、行きますよ!』
本当は兄妹として参加予定だったけど、女性の扱いが不得意な彼が女性達に囲まれている緊急事態の為彼を夫と呼び、彼のスーツの襟を掴み引きずっていく。
傍から見れば、社長夫人に頭の上がらない社長に見えていることを願いたい。
人の目が少ない場所まで来ると襟を掴んでいた手を離し、彼に向き直るなり頭を下げる。
『ごめんなさい…服汚れてない?』
「だ、大丈夫っすよ。で、あの…お、夫って…」
『あ…い、嫌よね!緊急事態だったからつい…』
「い、嫌じゃないっす!本当にそうなったら…って俺何言ってんだ…」
何故か慌てたような彼の仕草を疑問に思いながら、こう思ってしまう。
『(本当にこの人が夫だったら良いのに…)…そろそろ戻らないとターゲットを見失ってしまうから行きましょう?』
自然に見えるよう彼の腕に自分の腕を絡ませ、会場へ戻るよう促すが、彼の顔がますます赤くなっていて凄く不思議だった。
素敵
糖度が高いってなんだよ!!
固形チョコレートをお砂糖の山に埋もれさせてその上から溶かしたチョコレートをかけたような話か?!
無理だ!!
男の心なんか分かるか!「信じて欲しいんだけど…私、経験無いの。恋人はいた事無いの。」
女は演技が上手と言われるが、目の前の彼女は心底怯えながらもベッドの上で土下座してきた。
きゅんとした