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MINORI
5/12 22:57
#進捗駄目です
#二次創作
#ケークー
オマケのつもりでさらっと終わらせる予定が増えてる…もうやだ…
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#進捗駄目です
#二次創作
#ケークー
進捗駄目です!!!!!!!!!何文字書く気だお前は!!!!!!!!!!!
はしりがき
5/12 22:57
「けーだっしゅー、ねぇ、お茶しよー?」
クーラが間延びした口調でそんなことを言いながら顔を出したのは、ウィップが休暇を終えて去っていった、その日の午後のことだった。手にしたトレイからは、馴染みのない、紅茶の香りが漂っている。
彼女はK'の返事を待つことなく彼の個室に入ってくると、矢張り無許可で彼が座るベッドの上に自分も腰を下ろした。そうするのが当然、という所作だ。
ちなみに普段はソファを定位置に決め込んでいるK'が珍しく個室に引っ込んでいたのは、少し前までマキシマとクーラが残り物のケーキで楽しいティーパーティーと洒落こんでいたためであった。近くに居ると確実にクーラの「一緒に食べよう」攻撃に晒されると彼は学習していたのである。
「あ、ケーキは全部食べちゃったよ。K'ほんとに要らなかった? 美味しかったよ?」
「要らねぇ」
「ふぅん」
美味しかったのになぁ。
まだ名残惜し気にそんなことをぼやきつつ、クーラはK'の、滅多に使われない(ほぼソファで寝起きしている為だ)ベッドに手にしていたトレイを置いた。ティーカップの中では、猫舌のクーラの好みに合わせた温めの紅茶が揺蕩っている。そのうち片方を、クーラは「はい、K'の分」と彼の前に差し出した。
ケーキを押し付けられるよりは余程マシだと判断していたから、K'はそのカップを何気なく受け取り。
──そして口に入れた液体の異様な甘さにその場で派手に咽た。
「えっ、どうしたの」
「……これ、てめぇのだろ……」
「……あれ? ごめんね、ホントだ。そっちがクーラのだ」
一体幾つ砂糖をいれたらこうなるんだ。文句をつけようにも口の中の甘ったるさに胸やけさえ覚えて、K'はクーラが手にしていた、もう一つのカップの方を飲み干そうと手を伸ばしたのだが。
それより早く、カップをトレイに置いて、クーラが彼の懐に入り込んでいた。彼を見上げる赤い瞳が悪戯に煌めく。良いこと思いついた、と言わんばかりに、愉しげに口元が弧を描いていた。
「じゃあそれ、ちょっと頂戴」
「は? おま……」
言葉の後半は咽喉の奥で消える。クーラの唇が、彼のそれを塞いでしまったからだった。柔らかくて少し体温が低い彼女の舌が、「頂戴」という宣言通りに彼の口内を味わうように撫ぜていく。
一通り味わうと満足したのか、クーラは吐息を漏らしながら顔を離した。それから首を傾げて、
「あんまり甘くないね?」
「お前……」
言いたいことが山ほどあったものの、K'はそのどれもを飲み込んだ。どこでそんな手管覚えてきたんだ、とか、もう少し色気のあることは言えねぇのか、とか。とはいえどの発言でも墓穴を掘る気しかしなかったし、特に手管云々に関しては身に覚えがあったものだから余計に何も言えなかった──彼女の学習能力の高さをこんな形で実感したくは無かったが。
ついでに言うならば。彼女の方の唇は、やたらと甘ったるかった。先程まで食べていたとかいうケーキと、これでもかと砂糖を溶かした紅茶のせいなのだろう。
「…お前そのお茶飲んどけ」
「えー。これ、甘くない方だよ。私、そっちが飲みたいのに」
「いいから、」
さっさと口の中の甘さを洗い流せ、と。言外に匂わせた意味に、クーラは一拍遅れて気が付いたのだろう、さっと頬に朱が走る。何しろ彼女は色白なので、そうした変化が分かりやすい。
しかし彼女の方から仕掛けておいて何を羞じらう必要があるのか、その点はいつまでたってもK'には理解しがたかったのだが。
「えええ……やだ」
挙げ句の発言がこれである。が、クーラの言い分なぞ最初から聞く気はなかったK'は即座に、彼女が背後に隠そうとしていたティーカップを奪い取った。
「飲まねぇなら飲ませるぞ」
「えっ、ちょっと待っ…」
何しろやられっ放しは性に合わないのだ。勿論、彼女の抗議は強引に封じ込めた。
「……ブラウス。染みになっちゃう」
解放されたクーラが吐息の後に零したのは、大層現実的なそんな一言であった。色気も何もあったものではない。
唇に僅かに残っていた紅茶を舐めとりつつ、K'は彼女の白地のブラウスを見遣る。クーラの口の端から零れた紅茶が顎を伝って、胸元に小さな染みを作っていた。
口元を手の甲でぬぐい取りながら、彼女はじとりとK'を見上げる。
「セーラと一緒に買ったの。お気に入りなんだからね?」
おまけに彼女の口から、この場面では出てきて欲しくない名前が出てきたもので、K'は脱力した。何でその名前が出てくるんだ。最初のクーラの発言でとうに色めいた空気は霧散しているのだが、ほんの微かにでも残っていたそれが欠片も残さず叩き潰された気分になってくる。
「知るか。零したのてめぇだろうが」
「K'が急にあんなことするからでしょ」
そこは否定が出来ないので沈黙する。クーラは恨めしげに彼をもう一度睨みやってから、あ、と何か思い出したように小さく声をあげた。
「思い出した! セーラに伝言頼まれてたんだった」
「今思い出すのかよそれを」
よりによってこの状況で。ベッドの上で並んで座っているこの状況で。
「え、だってK'が言ったんだよ、あとで教えろって」
記憶に無かったのでK'は少しばかり眉根を寄せた。それから、クーラに何を伝えたのかを思い出す。そういえば──彼にしては珍しいことではあったが、彼女に頼み事などしていたのだったか。
──え、セーラ? うん、ちょっと元気ないよね。…ええっと、つまり、元気づけてあげたらいいの? 任せて!
普段、周囲に庇護されることが多い立場のクーラは、「頼られた」ことが相当に嬉しかったらしい。それはそれは張り切ってリビングへ戻っていったのだったか。
そういえば、その後どうなったかを彼女からは聞いていなかった。
何故かマキシマは笑いを堪えるような様子で「お姫さんに訊いたらどうだ」と言うばかりだったし、ウィップはウィップで何故か帰り際、彼の顔を見るなり微妙な表情をしていたのが引っ掛かってはいる。彼女はあの時、まだ引き摺っていたのだろうか。ほんの些細な名前の呼び間違いを。それに付随しているであろう、傷跡を。
何しろあの瞬間。呼び間違いを自覚した瞬間の彼女は、まるで開いた傷口の痛みに、遅れて気が付いたような顔をしていたから。
別にウィップを気遣った積りは、K'にはない。ただその様子を見て、酷く落ち着かない気分になった、それだけだ。クーラを差し向けるような真似をしたのは──単にその方が彼女にとっても気が楽だろうと判断しただけである。あとはまぁ、ウィップがクーラを溺愛しているのは彼の目にすら明らかなので。
「……伝言?」
そこまで思案したところで、彼女の発言に違和感を覚えてK'はその単語を繰り返した。クーラが気まずそうに目を逸らす。
「ええっと、確か…『気になるのならクーラを寄越さないで、ちゃんと自分で言いに来なさい』…って」
賢しらな口調はウィップのそれとよく似ていた。実は血の繋がった姉妹じゃねぇのかお前ら。現実逃避気味にそんなことを一瞬考えてから、K'は深々と嘆息し、その場で顔を覆った。
「バレてんじゃねぇか」
知らず声が不機嫌に低くなる。クーラがしょげた様子で、両手でカップを抱え持ちながら俯いた。壁を背に膝を立てて、彼の隣に並ぶように座り直しながら、
「クーラ、ちゃんと黙ってたよ?」
「だろうな」
もう一度嘆息して、K'は壁に背を預けた格好で天井を仰ぐ。
──考えてみるまでもないことなのだが。
クーラに隠し事をさせる、というのはあまりにも無理があった。そんなことに今更気が付いた己に自分で呆れてしまったのだ。まして相手は素人ではない、百戦錬磨の傭兵達に揉まれて過ごしているウィップなのだから尚更である。
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かけた!
5/15 22:02
よし書き終えた…。話を伸ばすんじゃないよ私…。
https://poipiku.com/1807109/6748770.html
頑張って
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いつもありがとう!
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大丈夫!
どんな道も正解だから
負けないで!
一緒に頑張ろう!
後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
のんびり行こう!
人は変われる!
なるようになる!
頼む、続きが読みたい!
この本欲しすぎる
これ好き! 好きすぎる!
ありがとう、これで今日も生きていける
発想にすごく引き込まれた
いや、十分すごいよ!
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