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AA(A)AAA5/2 16:54最近プロット→下書き→清書→推敲って手順で書いてるけど、心なしかトータルの作業時間が減ってる気がする。


プロットはいつも通り箇条書きにしてる。ここでセリフとか決めてくタイプ。
脳内でがっちりしっかり細部まで最後までイメージ出来てたらプロットの出力いらないから、そこ省いた場合は更に減る。減るけど固めるまでに時間が掛かるから筆は遅いまま。

下書きはとにかくプロットから最小限の描写とセリフだけ書くようにしてる。分からんとこは最低限分かる程度で済ませればいいし、書きたいとこは好きなだけ盛ればいいから作業中心が楽。分からん……分からん……って唸りながら考え込んで筆が一向に進まないってことがだいぶ無くなった。

清書は下書きを元に肉付けしていく感じ。分からんとこは頑張って調べながら書いて、盛ったところはさらっとチェックするのみに済ませてる。どうせ後で推敲するので。更に盛りたくなったら盛るけど。
最低限の描写を済ませてることによって悩む時間が減った。当たり前だけど最初から全く分からん部分を書くよりチョットダケワカル状態で書いた方が筆は進む。肉付けしていく感じでやればいいので。

推敲は相変わらずNovel Supporterちゃんさん様に最低限の部分確かめてもらって、最後に自分で3回ぐらい読み直して修正してる。tumblerに投稿してるんだけど、流し込んで下書き保存→スマホで黙読が今のところ良い感じ。画面狭いからかスマホの方が細部まで読みやすいし誤字脱字見つけやすい。気がする。


とまぁそんな感じで作業手順確立したら心の負担が減ったという話。少なくとも書き出したけど分からんくて詰むってことは減った。書き出すまでが長いんだけど。
小説もやること絵と一緒なんだな、と感じた。絵もラフからしっかり色塗って描いた方がいいと聞くしね。


ただし長編とすけべには通用しないがな! あれらは頭からちゃんとがっちり書かないと無理。というか文量的に下書き→清書の段階で地獄を見るんだよなぁ……。プロットしっかり組んで下書きの代わりにしような……。
なるほどどういうのか具体的なサンプル。

プロット(1174字)

・新年朝。7時ぐらい。寝てる兄。布団引っ剥がす弟。寒い。寝てたい。冬休みなのに何で。
・「休みだろ……何で起こすんだよ……」布団奪い返して潜る。ぬくぬく。寝そう。
・「初詣行くのでしょう」うとうとしてるところに『初詣』のワードが入ってくる。はつもうで。初詣?
・「……まぁ、寝ていてもいいですよ。僕とレイシスだけで行ってくるので」最後の部分ことさらゆっくり言う弟。部屋出て行こうとする弟。
・『レイシス』のワードに意識が引き上げられる。そうだ、皆で初詣に行くのだった。昨年からの約束。弟との新年の挨拶は夜中の内に済ませた。レイシスたちに会って言わねば。
・「行く!」跳ね起きる兄。めちゃくちゃうんざりした表情の弟。最初からさっさと起きろという顔。
・顔洗って急いでご飯食べて着替えて。コート羽織りながら急いで玄関走っていく兄。コートとマフラー着て待ってる弟。ブーツ急いで引っかけて出ていく。
・朝の寒い空気。雪降ってんじゃないかってくらい寒い。思わず首を縮めてコートの襟に顔埋める。ポケットに手を突っ込む。
・「さっみぃ……」言葉を吐き出すだけで空気が白く昇っていく。「冬なのですから当たり前でしょう」平然としている弟。
・首縮める。ポケットに深く手を突っ込む。指先が冷えていく感覚。冬。さっみぃ、とまた口から漏れ出る。「カイロ、持ってこなかったのですか?」「忘れた」そもそも慌てて出てきたのだからカイロの存在など忘れていた。
・何か投げる弟。キャッチする。暖かい。使い捨てカイロ。「いーの?」「二つ持ってきましたから」貴方のことですから忘れると思ったので、と弟。優しい。「さんきゅ」
・カイロで手を温める。白かった指先に血色が戻る。「あったけー」「現金ですね」笑う弟。
・「レイシス今年も着物で来るかなー」「どうでしょう。グレイスの着付けもありますし」着てくるだろうなというある種の確信。あの子はイベント事が好きだから。何より妹に着物着せたがるだろうから。
・「そだ、烈風刀は何お願いする?」「そういうことは人に言うものではないでしょう」にべもない。えー、と兄。
・どうしよっかなー、と兄。今年も運営が上手くいきますように。レイシスが元気でありますように。烈風刀と一緒にいられますように。色々浮かんでは消えていく。「……お願い事って何個までしていいんだっけ」「一個に決まっているでしょう」欲張るんじゃありません、と冷たい声。ちぇー、と兄。
・「じゃあ、『烈風刀といちゃいちゃできますように』にしよっかな」からかう兄。赤くなる弟。「新年早々何を言っているのですか」「お願い事決めてるだけだぜ?」「……人に言うものではないと言っているでしょう」ふいと顔を逸らす弟。耳が赤いのは寒さのせいだけじゃないはず。
・靴音二つ。アスファルトの上を歩いて行く。待ち合わせの神社までまだまだ遠い。




下書き(3620字)

 全身を冷気が包み込む感覚に、深い深い眠りの底から一気に意識が引き上げられる。足下から、襟元から、裾から、服の隙間から冷えた空気が入り込んで身を冷やしていく。普段ならゆっくりと持ち上げられる瞼が一気に開いた。冷気という外敵から身を守ろうと、手足を折り曲げ丸まる。微かな抵抗はほとんど効果をなさなかった。
「朝ですよ。起きてください」
 耳慣れた声が起き抜けの鼓膜を震わせる。これでもかとすくめた首をどうにか動かし、音の方へと視線をやる。朱い瞳に、鮮やかな碧と愛用の布団と毛布が映った。
「なんだよ……やすみだろ……」
 不機嫌さを隠すことなく、布団を引っ剥がした弟に抗議をする。寝起きの低くかすれた声にはどこか迫力があった。しかし、相手は居竦まることなく真っ向から受け止める。猫のように丸まる片割れを見る若草色は、同じほどの気迫に満ちていた。
 今は冬休み真っ只中、それも休日である正月である。運営作業も今日ばかりは休みで、毎日ゲーム運営に駆け回っている四人も今日ばかりは丸一日フリーだ。どれだけだって寝ていてもいいはずだ。
 縮めた身をのろのろと動かし、寝起きでまだ動きの鈍い腕で掛け布団と毛布を奪い取る。刺すような寒さから身を守るべく、しっかりと握って奪ったそれで急いで身体を包み込む。少しばかり冷たくなったそれにふるりと震えた。次第に冷えは消え、体温と布地が柔らかな温もりをもたらす。冬の清澄な空気に追い出された睡魔がまた手を差し伸べた。
 はぁ、とわざとらしいほど大きな溜め息が降ってくる。布団に頭から潜り込んでいるため顔は見えないが、きっと呆れた表情をしているだろう。
「初詣に行くのでしょうが」
 はつもうで。初詣。沈み始めた思考にその五音節が染みこんでくる。そういえば、夜中にそんなことを言っていた気がする。だから早く寝ろ、と言われたことも思い出した。
「まぁ、好きにすればいいのではないですか。僕はレイシスと二人で行ってきますから」
 また溜め息一つ。『レイシス』『二人』の部分が殊更ゆっくりとなぞられる。カーペットの上に鈍い足音が落ちていく。
 強調された二つのワードに、寝起きで鈍った頭が回転を始める。初詣。レイシス。二語が結びつき、雷刀はバッと勢い良く身を起こした。
 そうだ、今年も四人で初詣に行こうとレイシスと約束したのだった。急いで時計を見る。時刻は約束の時間の一時間前だった。今から用意すれば間に合うだろう。
「オレも行く!」
 掛け布団をはねのけ、少年はベッドから身体を下ろす。転げ落ちるような勢いだ。冷えたカーペットから顔を上げると、そこには扉の前で立ち止まった弟がいた。澄んだ碧い目には呆れの色が多分に浮かんでいる。最初から起きてくださいよ、とうんざりとした声が降り注いだ。
「行くなら早く用意してください。レイシスたちを待たせるわけにはいけないでしょう」
「はーい」
 ドアを開け部屋を出る弟に続き、兄も廊下へと足を踏み出す。冷えたフローリングの感覚に、ぶるりと身体を震わせる。さっさと準備してしまおう。
 冬の水の冷たさを耐えながら手早く顔を洗い、急いで部屋に戻り着替える。迫りよる焦燥にもつれながら何とか着替えを終え、コートを肩に引っかけて玄関に向かう。狭いそこには、既にコートとマフラー、ブーツを装備した烈風刀の姿があった。
「朝ご飯食べないのですか?」
「レイシス待たせたらダメだろ」
 朝食は摂るべきなのは分かっているが、今はレイシスたちを待たせないことが先決だ。だったら早く起きてくださいよ、と真っ当な言葉が頭上から心を刺す。う、と濁った音が喉から漏れた。全くもってその通りである。
 ブーツに足を突っ込み、引っかけるように履く。待ってますからちゃんと履きなさい、と冷たい声が降ってきた。へーい、と返し、屈んでしっかりと履く。立ち上がったところで、金属が擦れる音の後、目の前の鈍色のドアが開かれた。
 コンクリートで打たれた廊下を歩き、エントランスから外へと出る。ドアの向こう側、空は冬の朝らしい澄み渡った色をしていた。気持ちが良い朝だ。普段なら聞こえてくる車の音も、子どもの声も無い。正月休みなのだから当たり前だ。
「さっみぃ……」
 冷え切った空気が身体を包み込む。先ほどまで布団でぬくまっていた身体には酷すぎる冷たさだった。言葉を漏らした口から、白いものが生まれ空へと昇っていく。この調子では雪でも降るのではないか、などと考えながら首をすくめてコートの襟に口元を埋める。指先から忍び寄る冷えから逃れるように、ポケットに手を突っ込んだ。
「冬なのだから当たり前でしょう」
 すぐ隣から当然といった調子の声が飛んでくる。そーだけどさぁ、と漏らし、隣を見る。そういう弟も、コートのポケットに手を入れていた。やはり寒いのではないか、と思わず唇を尖らせた。
 さっみぃ、とかすかに震える声がアスファルトに落ちる。はぁ、と吐いた息は相変わらず白い。冬らしい光景だ。
「カイロ、持ってこなかったのですか?」
「あー……忘れた」
 持ってくりゃよかった、と思いつつも、今朝の調子ではそんなことに頭が回るはずがない。寝起きな上に慌てたあの状態でカイロの存在を思い出せるはずがなかった。
 手貸してください、と声。言われた通りポケットから手を出し広げると、何かが載せられた。手のひらサイズのそれは四角く黒い。じんわりと癒やすような温かさが白くなった手のひらに広がっていった。使い捨てのカイロだ。
「えっ、いいの?」
「二つ持ってきましたから」
 貴方のことですから忘れているに決まってますから。辛辣な言葉が白く色付く。棘はあるが、芯は柔らかで温かだ。弟の気遣いがよく分かる。
 さんきゅ、と弾んだ声で礼を言う。ポケットから手を出し、両手でカイロを包み込む。血の色を失っていた指先に温もりが灯った。
「あったけー……」
 はぁ、と満足げな溜め息を吐く。単純ですね、と隣から飛んできたのは聞こえなかったことにする。
「レイシスたち、着物着てくるかな」
「着てくるのではないですか。何よりグレイスに着せたいでしょうし」
 世界を担う可愛らしい少女は、新たにできた妹を溺愛している。イベント事では様々な衣装を着せていた。正月のような絶好の機会を彼女が逃すはずがないだろう。あの妹も色々な服を着るのは気に入っているようだから。
 楽しみだなー、と浮かれた声で呟く。そうですね、と素直な声が返ってきた。愛する少女の着物姿は兄弟にとって楽しみの一つだ。大好きな女の子のハレの華やかな衣装を見られるのは、幸せの一言に尽きる。
「そーいや烈風刀はもうお願い事決めた?」
「あぁ……、まだですね」
 碧は顎に指をやる。うーん、と悩ましげな音が色の薄い唇から漏れた。
「決まったら教えて! 知りたい!」
「そういうことは人に言うことではないでしょう」
 えー、と隣を歩く弟の顔を少し屈んで見やる。キラキラと輝くルビーに冷めたエメラルドが映った。にべもない。
 問うたものの、己も明確には決まっていない。なにせお願い事など山ほどあるのだ。レイシスが元気に過ごせますように、成績がマシになりますように、今年こそレイシスと海にいけますように、バグが発生しませんように、ヘキサダイバーがまともに遊べるようになりますように。ちょっと考えてみただけでこれだ。絞り込むのは至難の業だ。うーん、と喉がなるような声が息とともに蒼天へと登った。
「……お願い事って何個までしていいんだっけ?」
「一個に決まっているでしょう」
 欲張るんじゃありません、と咎める声。ちぇー、と再び不満げな音が漏れた。
 そんなことを言っても一個に絞り込むことなど不可能だ。ただ生きているだけでも、叶えたいことも願いたいこともこの手で数え切れないほど生まれてくる。元々欲深い自覚もあるのだから尚更だ。
 ふと一つの願いが頭をよぎる。ニィと口角が上がった。
「じゃあ、『烈風刀ともっといちゃいちゃできますように』にしよっかなー」
「はぁ?」
 いたずらげな声に素っ頓狂な声が重なる。横目で見やった弟の顔には朱が散っていた。
「神様にそんな馬鹿馬鹿しいことを願うんじゃありません」
「バカバカしくねーし。じゅーだいだし」
 恋人とより仲良く過ごしたいと願うのは何もおかしいことではない。雷刀にとってはこの上なく重大事項だ。愛しい人と睦まじくありたいだなんて、誰だって考える普遍的な願いだ。馬鹿馬鹿しいだなんて切り捨てるのは酷だ。
 ただ、言葉選びが悪い自覚はある。弟に意識させるためにわざとこの言葉を選んだのだけど。
「新年早々何を言っているのですか、本当に」
「お願い事決めてるだけだぜ?」
「……人に言うものではないと言っているでしょう」
 なぁ、と隣を伺うが、碧はふいと顔を背けてしまった。白のマフラーと浅葱の髪の隙間から覗く耳はほんのりと色づいていた。寒さ故か、はたまた。ふふ、と呼気のような笑みが漏れた。
 ブーツの硬い靴音がアスファルトの上に響く。神社まではまだ遠い。
そして完成品。6427字。
下書きが本当に最小限なのがよく分かる文字数の膨れ上がり方。
https://poipiku.com/3385161/6007024.html
おお〜😲
頑張って!
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待っている!いつまでも!
やっちゃいましょう!
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行ける気がする!
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いつもありがとう!
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後悔させてやろうよ!
明日はきっとよくなるよ
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